今年の秋刀魚は型が小さい。120g前後のものを食べている。たまたま、金曜日の夜にお隣さんから朝水揚げされた秋刀魚を5尾いただいた。大きいので秤に載せたら140gあった。とってもおいしかった。この大きさのものは数が少ない。地方送り用に20尾6000円で鮮魚店に並んでいる。運賃を入れたら8000円だが数が少ない。100g前後のものは「ジャミ秋刀魚」とニックネームがついていて、鮮魚店では売り物ではなく、ただでもっていっていい規格外品として扱われていたが、しだいに店頭に並ぶ秋刀魚の魚体がそれに近づいている。
 沿岸は赤潮被害が初めて出ている。秋刀魚は漁場が数百キロ先だから影響はないが、中国の大型の船が常駐して大量に捕獲、運搬船がきて冷凍した秋刀魚を運んでいるので資源量は激減だ。10年先には根室の鮮魚店に並ぶ秋刀魚はずっと少なくなっているだろう。180gの秋刀魚なんて東京の高級料亭でしか食べられない高級魚になっているだろう。
 大好きな秋刀魚の資源量激減はさみしい。いつまでも庶民の魚で有ってもらいたい。
 10年前には脂のたっぷりのった180gのものが主体だった。そういう秋刀魚を食べたことのない中高生が十年後にはあたりまえになってしまう。

 グッドニュースがある。極東の町の酒「北の勝」が道産の酒造好適米「吟風」を100%つかって純米酒を造った。これが、目隠しして10本銘柄の異なる酒を飲み比べても、利き分けられるほど「北の勝」独特の味に仕上がっている。仕込み水の特性がそのまま表現されている、「北の勝大海」の純米酒バージョンといえば、その特徴が伝えられるかな?飲んでみてください。昨年まで出ていた純米酒とは味がちがう。
 地酒と秋刀魚のマリアージュ、いいね。



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