数日前のことだが、所得税の確定申告書類作成のために国税庁のホームページから作業を開始するため、「確定申告等作成コーナー」という画面をクリックしたが、画面が開かない。

*国税庁の該当ホームページ
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

 なぜだろうか考えてみた。わたしのパソコンはXPで動いている。マイクロソフトはXPのサポートを数年前にやめたが、わたしのパソコンは依然としてXPで動いている。もうすぐ10年になるはずだが、壊れるまで使うつもりでいる。国税庁はXPで確定申告する納税者のサポートをやめたのだろうか?昨年まではXPで青色申告決算書も申告書類も作成できた。

 しかたがないので、2/13に根室税務署へ出向いて税務署内の「所得税申告書作成コーナー」に設置してあるパソコンを利用させてもらった。決算書類はEXCELで「正規の簿記の原則」に従って作成済みなので所得税申告書作成作業だけやり、20分ほどで終了した。今年から住基ネットのマーナンバーの入力欄があるのでお忘れないように。
 その部屋では税務署員が3人対応していたが親切だった。

 一人が税務署員へ訊きながら作業しているところへ、もう一人の「納税者様」が現れた。

「おい、どうやってやるのか知らないからやってくれ」
「昨年はどうされたのですか?」
「そっちの方でやってもらった」
「そっちとはどちらですか?市役所でもやっていますが・・・」

 さらに数度やり取りがあって、どうやら昨年は市役所でやってもらったらしいことが判明。市役所内に2月16日から申告コーナーが開設されるので昨年どおりそちらのほうへどうぞということになった。税務署員は丁寧に対応していたが、「納税者様」はずいぶん横柄だった。税務署員の皆さん、ご苦労様。

 お友達ならいざ知らず、赤の他人の税務署員へ物を頼むのにあんなに横柄な態度をしなくてもいいのにと感じたしだい。
 子どもに「そんなことしちゃいけません」と言うべきところを、「てめえ、なにやってんだこら」なんて言葉が普段でているようなら、親の方が問題です。家庭内での日常会話こそ品よくやりたいもの、それがそのまま躾けになります。

 思い出したことがあります。もう10年も前になるだろうか、市立根室病院の夜間の救急外来に酒に酔った「患者様」が現れて、待たされたので言いがかりをつけて医者を殴ったという「事件」がありました。
 こういう大人たちは幼少期にどういう家庭の躾けのされ方をしたのだろうか、そして中高生時代をどのようにすごしたのだろうと想像した。いまの中高生は大丈夫か?こういう大人が5%もいたら、根室は民度の低い地域だと思われる。

 生態系の種の多様さが安定性を保障しているように、一つの地域にはいろいろな人がいたほうがいいに決まっている。でもね、言葉はちゃんとしたい。
 できることから心がけたい、人とのコミュニケーションはもっと穏やかに、丁寧な言葉でしたいものだ。



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