ブログ「情熱空間」が小学校での学級崩壊が中学校での学力低下に及ぼす影響をデータを挙げて論じているので紹介します。中学生の学力を上げるためにはどうすればよいのかが、ここから見えてきます。
 弊ブログでもデータを挙げて何度も論じています。

ブログ「情熱空間」より、転載
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8449280.html
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2016年05月11日

小学校での状態が、そのまま中学校に続く

明暗が分かれてきたかな…。

ありがたいことに、少し前まではどん底に等しかった我が釧路の子ども達の学力ですが、だいぶ良くなってきました。でもしかし、上がっているところと上がっていないところ(下がっているところ)があるというのが現実ですね。

特定の中学校の特定の学年が、やけにできない。そんな現象は(その逆の現象も含めて)多くの場合、「あたり・外れ」「豊作・不作」などと喩えられたりしますが、その場合、十中八九はこれが原因ですね。

学級崩壊。

とりわけ小学校時代での学級崩壊。ないしはそれに準じた状態、または驚くほどの学習指導の手抜きや、ありえないほどに遅い進度。過去、何度も何度も児童生徒を通じて痛感してきましたが、本当に深刻な問題ですよ、これは。例えば、「その後の学力の分水嶺」とも言える小学校4年生のあるクラスで学級崩壊が起こったとしましょう。

3クラスあって、そのうちの1クラスが学級崩壊したとしましょう。当然ながら、そのクラス全体の学力が落ちることになります。が、被害はそれだけに済まないんですよね。ええ、クラス替えというものがあるから。5年生になってクラス替えがあったとします。その場合、正常だった2クラスの子どもと学級崩壊があったクラスの子どもが混ざることになるわけですね。

視野を広げましょう。A小学校で学級崩壊があった学年。一方、そんなことには無縁であったB小学校の学年。それが中学校で合流したならば…。想像がつきますよね。多くの場合、下の方に強く強く引っ張られてしまうことになるわけです。

朱に交われば赤くなる。

これ、極めて高い確率で言えるものでしょう。並みの教師ではそれを阻止できないでしょう。否、それどころか生徒に引っ張られてしまう。数年前、弊ブログで炎上騒ぎがありました。某中学校で特定の高校に大量の不合格者を出してしまったこと(進路指導もまた、かなり杜撰なものであった)。予想通りの大量不合格。それを綴ったところの炎上でありましたが、その件にもまた、2校のうちの一方の小学校での学級崩壊という遠因が認められました。学力テスト(総合ABC)の【学年平均】が100点そこそこでしたから…。

今後はどうぞ、小中連携に力を入れてください。中学校側の要望が小学校の側に届くよう、交流の機会をもっともっと増やすべきものでしょう。合格先生による辛口論評もどうぞ。

●4月学力テスト 3校のデータ
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/jijimonndai.html#Anchor-10688

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*#3276 四月学力テストデータ分析: C中学校2年生 Apr. 24, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-24


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