2006年7月にスキルス胃癌と巨大胃癌を併発し、手遅れのところを釧路医師会病院へ入院して外科医の後藤幹裕先生(現・木野東クリニック院長)に手術をしていただきわたしは命を拾いました。
 今年1月に孫が生まれ、一週間の春休み中ずっと戯れて先ほど帰ってきました。こんな幸せがあるのは命を救っていただいたからです、ありがとうございます。

【掛かりつけ医がいる幸せ】
 地元の岡田医院で胃癌の診断を受け、いくつか示された選択肢から釧路医師会病院を選択し、手術をして1年半の抗癌剤治療のあとに旭川医大の医師引き揚げで釧路医師会病院がなくなってしまいました。その後は最初に診察をしてくれた地元の消化器内科専門医である岡田先生に診てもらっています。
(病診連携とは、病院で入院・治療を受けた後は、元の診療所で治療を受けるという病院と診療所の分業体制のことですが、診療所と病院の間に信頼関係が必要です。わたしは仕事で東京江東区と福島県の150床規模の民間病院長から病診連携について直接お話しを伺ったことがあります。入院・治療が済んだら紹介元の医院やクリニックへ患者を戻すのは当然の義務と仰っていました。どちらの病院長も十数か所の診療所を(個人的なお付き合いを含めて)大事にされ、「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」を心がけていらっしゃいました。患者にとってよいことか、紹介元の診療所にとってもいいことか、自分の経営する病院にとって長い目で見ていいことかと常に問うことが大事。)

 病気が消化器系ではない場合でも、ebisuは病歴を熟知している掛かりつけのドクターに症状を話し、どうしたらいいか相談しています。専門外のときはどこまでやれるかを具体的に説明して、専門的な治療が必要なケースと判断すると適切な専門医を選んで、患者の希望を聞きながら適切な医療機関あるいはドクターに紹介状を書いてくれます。いい時代になりました、インターネットで所定の紹介様式で紹介状をしたため直接メールしてくれる場合もあります。たくさんの患者さんを診ていますから、いままでの実際の紹介例が貴重な財産となっているのでしょう。これも「病診連携」の一例で、医師同士の技術と人柄への信頼関係が背景にあるからだろうと思います。そういうことが患者のわたくしにとってはたいへん安心でありがたいのです。

 音更町にもいいクリニックができました。帯広市の隣、音更町の十勝大橋の近くに消化器内科・外科・肛門科の「木野東クリニック」が昨年12月に開院。消化器外科と消化器内科の両方をやれるドクターは道内にも何人もいないでしょう。

 木野東クリニック
http://www.kinohigashi-clinic.com/

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*#2619 祝&感謝:音更町「木野東クリニック」開院 ドクターG   Mar. 17, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-16-1



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