6月のS医師に次いで、最近また一人常勤医のM医師が去った。お二人とも現在の病院運営にうんざりして退職を決意したと聞いている。15名いた常勤医が半年で二人減り、13名となった。ホームページの「診療体制」の項にはすでにいないドクターのお名前が載っている。

 市長、まずいよ。院長、まずいよ。参事、まずいよ。三人が徒党を組んで誰の意見も聞かずに突っ走るのでは、あきれて常勤医がポロポロといなくなる。いくらブログで書いても反省の色なしだ、治らないね、好き勝手のやりたい放題、この三人が病院経営悪化の元凶となっている。
 札医大への依存を深めるばかりで、バランスをとろうとしない。常勤医が紹介する医師を断り続ける。
 その一方で病院の赤字は昨年度17.2億円、数年前の2倍の水準に年間赤字幅が拡大して、まったく有効な手が打たれないどころか、放漫経営が続いている。年初常勤医15名の診療体制が変ることで、売上が減少するか派遣医でのフォローによって人件費が5000~7500万円増えるだろう。
 今年度の赤字額は20億円を軽く超えるから、根室の地域医療は赤字の拡大と内部のゴタゴタで崩壊しそうだ。
 たったの135ベッドで年間20億円もの赤字を出している市立病院は他に例があるのだろうか?

 市議会文教厚生常任委員会のメンバーはこういう事態をどう考えているのか、ブログで自分の意見を表明すべきだ。委員会のメンバーである限り、そうした職務上の義務があると普通の市民は思っている。
 商工会議所、中小企業同友会、ロータリークラブ、医信伝心ネットワーク、まちとくらしネットワーク会議、・・・、いろいろあるけど、どの団体も根室の地域医療に関心がないのか何も言わないね。
 言うべきときに物を言わないようでは存在意義がない。それとも、自分に得になることにしか関心がないのかい?ふるさと根室のために一肌脱ごうっていう粋な奴は根室の経済界にいないのかい?腑抜けの集まりかい?
 これだけ言われて悔しかったら、堂々と意見表明してみな、根室の地域医療が変るよ。
 結局のところ、自分達の町の医療は自分達で守るしかないんだ。根室の経済団体にもふるさとを愛するパトリオット*がいるはず。

*#1030 nationalism とpatriotism :遠藤利國訳・幸徳秋水『帝国主義』May 17, 2010 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-05-17



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*#2530 病院事業へ外部監査導入も選択肢の一つ  Dec. 15, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-12-15-1

*#2513 市立根室病院の経営状況について:財政再建特別委は機能しているか?  Nov. 28, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-28

*#2505 根室市 財源不足7億3500万円 Nov.20, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-20

*#2473 市立根室病院を外部の医師はどうみているか? Nov. 1, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-01-1





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