11月14日に主治医に相談して処方してもらった鉄剤を飲み始めてから体調がいい。ふわふわ感がなくなったし、息切れもしなくなった。今日は弱い西風、正午になっても気温はマイナスだったが、タイヤの細いロードバイクに乗って、牧の内の往復10キロコースを走ってきた。

 頭は綿の帽子をかぶりミミまで覆う、その上に自転車用のヘルメットをつけ、首にはネックウォーマー、ダウンのベストを着てそのうえにジャンバーをはおる。手には手袋を二枚重ねた。
 牧の内に入りスピードが上がると身体は冷たくないが指先が冷えて動かなくなるから、ときどきハンドルを握り締めたり手を開いて指の動きを確かめる。ブレーキを引けないと危ない。
 道路は寒さでアスファルトが縮まったのかヒビ割れている幅が広くなっていた。空気圧を強くしすぎるとパンクしかねない。寒い中を押して帰るのはごめんだ。

 行きは弱い西風だったから無風状態で、スピードを上げ35kmを超えると風を切る音がやかましい。30キロ前後で走り続けても息が切れない。調子がよくて5000mを10分で走ってしまったから、いままでで最速かもしれない。鉄剤を飲んでいるせいか酸素の運搬能が上がっているように感じる。フェロミア(鉄剤)とメチクール(ビタミンB12)の効いているようだ。心配してくれていたフジ薬局の薬剤師さん、薬は効いたよ。(笑)

 往復24分(10,000m)かかった。気持ちのいい汗をうっすらかいて、お風呂にはいった。いい日曜日だ。

 八ヶ岳の麓に住んでいるワイフの友人からと青森の親戚から林檎を送ってきたので数軒におすそわけした。果物が食べやすいので、わたしはいまの季節もうれしい。
 一番いいのは秋、活きのよいサンマが毎日食べられる。ふるさと根室はすばらしい。

累計走行距離 1183km 
今日の走行距離 13km


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【貧血について―ドクターの解説】 #2129コメント欄より

塾長の貧血は鉄欠乏性貧血?それとも巨赤芽球性貧血?


胃切除後に鉄吸収能が低下し貯蔵鉄が枯渇して血清鉄も低下して発生するのが鉄欠乏性貧血です。症状は鉄欠乏性貧血では,舌炎,口角炎,口内異常感と痛み、舌萎縮・食道狭窄感・嚥下痛・さじ状爪などを認めます。鉄の吸収は胃酸の存在で吸収が促進され、十二指腸から空腸上部で吸収されます。治療は鉄欠乏には腸管内徐放鉄剤を鉄量として1日100~150mg 経口投与します。鉄の腸管吸収には還元剤としてビタミンCが促進的に作用するので併用します。鉄剤の内服で効果不十分の場合は非経口投与を行い、通常20~40mgを連日静注します。

一方、巨赤芽球性貧血は胃全摘後のビタミンB12吸収障害によるものです。巨赤芽球性貧血では症状として舌の疼痛・味覚鈍麻・四肢のしびれ感などの末梢神経障害などが出現することがあります。ビタミンB12は食物中で蛋白質と結合して存在し、胃内で分解されて遊離型となり、胃体部および胃底部の壁細胞から分泌されるCastle内因子と結合して回腸終末部で吸収されます。ビタミンB12は肝臓にある程度貯蔵されており、術後数年間はその消費によって代償されていますが4~5年で枯渇してしまいます。このビタミンB12は非経口投与が原則で、補酵素型B12が用いられます。貧血の発症予防が大切で,胃全摘の数年後からビタミンB12を1,000μgの7日間連続注射を1クールとして2年ごとに投与します。


塾生さん達に鉄の吸収部位を正しく伝えて教えてあげて下さい。
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