本日の話題は自転車"あそび"。
 歩道の幅は3.6m、そこを∞の字をなぞるようにMTBを操る。ギアを一番軽くして、三本の指でブレーキをかけながらゆっくりゆっくり走り、スピード・身体のバランス・ハンドルの角度の関係を身体に覚えこませる。歩道上でブレーキをかけながら腰をサドルから浮かせて∞の字を何度もなぞる。乗ったままときどき停止してみるが2秒しか停止できない。
 スピードが10km/h以上だと遠心力が働くから身体をイン側へ倒せばいい、ところがゆっくり走りながらハンドルを切ると逆の側へ身体をもっていってバランスをとらなければならない。スピードのあるときとはまったく逆。

 この頃こんな遊びをしている。風を切って走る遠出も楽しいが、歩道でのバランストレーニングも楽しい。10分~20分あれば遊べるから便利だ。
 歩く人や車の少ない根室はこういうあそびにはとっても都合がいい。これなら狭い庭でもトレーニングできる。慣れてきたら3mの幅があれば∞の字ドライビングが可能だ。でも油断大敵、ハンドルを切りすぎると砂を噛んでスリップして転倒しそうになる。片方はコンクリートの壁、片側は20㌢ほどの歩道と車道の段差。ハンドルがふらついたら落ちるか壁にぶつかる。まだ段差を落っこちたことはないが、落っこちてもよほどバランスを崩さないかぎり転倒の心配はない。

 100mほどのゆるい坂がある。勾配は3mほどあるようだ。ここを3分間かけて下る。MTBのスピードメータはゼロ。ときどきバランスを失ったりブレーキコントロールを間違えるとスピードメータが4km/hを示す。最初のうちは二本指でブレーキコントロールをしてみたが、微妙な操作ができぬので三本指でやってみたらギクシャクしていたコントロールがいくらかソフトになった。握力が弱いのだろう。

 面白いことに気がついた。スピードメータがゼロだと距離もゼロに近くなる。下りの100mをゆっくりゆっくり下ると距離計は10mしかカウントしない。どうやら「スピード×時間」で距離が計算されているようだ。自転車の車輪の回転数をカウントしているからそれで距離を先に計算してスピードを計算表示していると思っていたがどうも計算方式がちがうようだ。時速7kmで上ってみると距離計は100mを示した。こちらが正しい。

 26インチの車輪では減速コントロールがむずかしい。車輪の小さい自転車がこういう乗り方には向いているのだろう。でも楽しい遊び方をみつけた。ドロップハンドルのロードバイクで同じことをやったらどうなるのだろう?難易度がぐんと上がりそうだ。


【午前11時45分追記】
 MYBで∞遊びをして、100m"ゆっくりゆっくり下り"を楽しんだ。そのあとでロードバイクに4barまで空気を入れて乗ってみたらギアが異常に重く感じた。MTBの一番軽いギアで遊んでいたからだろう。道路に出て走り出したら風が気持ちがいい、重く感じたペダルが次第に軽くなっていく。サイクリングの季節がきた。うちの近くでもウグイスが鳴いている。



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