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#1964-2 Married women want to work (2) June 9, 2012 [62. 授業風景]

(#1966「8の字あそび」でサイクリングの話しのところへ関係ない話題を入れてつい長くなったので分離しました。)

 高3年生が中間試験が終わって一眠りしてから5時に来た。#1964で紹介したジャパンタイムズの社説"Married women want to work"をテクストにして授業をやった。この社説は内容が濃い。最初は段落二つ分を読み、ノートそれぞれのセンテンスを書き写す。ぶつ切りにして辞書を引きながら日本語にしてもらい、意味が不明のところを丁寧に構文解析するから、同時に生きた文例を使って習い覚えた文法の総合チェックにもなる。
 国語の授業と同じように単語の意味解説や語彙解説も大事だ。前後関係でふさわしい日本語を考えてから辞書を引いて確かめる。大したことはないのだが、こういう作業を繰り返すことで知らない単語が出てきてもパニックに陥らないトレーニングに自然になるから不思議だ。
 employの派生語がいくつかある。employment, emplyer, employee。第一段落の終わりに出てくるemploymentは「雇用」という訳語を記憶している人が多いだろうが、前後関係からは「仕事」のほうがしっくりくるので、辞書を引くとそういう日本語が訳語の中に載っている。辞書はこういう使い方もできるんだと体験することが大切。こういう基本単語はついでに英英辞典も引いてみると楽しい。英英辞典の定義は英和辞書よりも具体的でわかりやすい場合が多い。
employ:verb PROVIDE JOB⇒1 to have someone work or do a job for you and pay them for it. How many people does your company employ?  Can't we employ someone s an assistant to help with all this papaerwork?・・・[人に仕事をさせるとかあなたに仕事をさせそれにお金を支払うこと…]
 三年生はブカツが終了するシーズンに入ったから、そろそろエンジン全開で大学受験に向けて英語長文トレーニングを徹底できる。
 ジャパンタイムズの記事を辞書を使って訳せるレベルになると、センター試験レベルなら長文は80%超の得点が可能だ。この生徒が半年でどんな風に化けるのか楽しみ。
 夏休みには大学2年生が大学院受験の準備ために英語論文の読み方を勉強しに来るので、その授業へ参加するかと誘ったら笑顔で「はい」。6年間通塾してくれた生徒が本気で中身の濃い授業を体験して潜在能力を開花させてくれることが塾長の願い。
 やる気のでた生徒にそれにふさわしいレベルの授業を提供してあげられる幸せ、根室はこれから全国一涼しい夏(=勉強の季節)を迎える。

*#1964 Married women want to work〔既婚女性は働きたいと思っている〕 June 7, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-07


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