8月の企業倒産件数が公表された。前年同月比23.5%増で2ヶ月ぶりに前年を上回った、「負債総額は95億4,100万円」。今朝のNHKラジオニュースによれば、このうち東北大震災関連が8件、東北と北海道の経済での関連の密接さを象徴している。
 原料供給地が取引先を失えばそのあおりで倒産する企業がでることはしかたがないが、こういうことも経済停滞と人口減の原因のひとつになる。

 被災地が早く復興することは北海道経済にとってもありがたいことで、私たちにとって他人事ではない。
 東北では民間企業で職を失った人々が職を求めてふるさとを離れ、地域社会が崩壊しつつある。元通りにはとてもいかないだろうが、どこかで人口減少がとまってほしい。原発周辺に住んでいた人々はふるさとを失った。
 原発災害で二度とふるさとを失う人々を出してはならぬ、それが私たちに世代に課せられた責任である。
 震度6ですべての原発が壊れたが、震度6の直下型地震は日本全国どこでもありうるから、どんなに不便でも原発は要らない。何かあったときのリスクの大きさを私たちは知ってしまった。


*「8月の企業倒産件数は前年同月比23.5%増となった
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ksk/tgs/1202_kigyou_tousan_.htm



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