昨夜は日中の降雨で雪が溶け、道路はみごとなブラックアイスバーン。ツルリンコンツルリンコンと滑りながら道路を横断して某所でお酒を少々飲んだ。
 偶然でくわしたブロガー4人と振興局の紳士2名、1時間ほどたわいのない話で笑い転げっぱなし。仕事を離れてお酒を飲むと楽しい人が多い。四月に赴任してきた一人は白髪で豪快に笑い、もう一人は黒髪で控え目に笑う。先月会った病院の管理職の方も、お酒を飲んだらたぶん楽しい人なのだろう。自分はアナログ人間だと言っていた。
 ブロガーの一人がもってきてくれた鹿肉の燻製はスパーシーで泡盛にぴったりのような気がしたのは、言葉にどこか沖縄の方の訛りを感じたからだろうか。初めてお会いしたが、白い髭の優しそうな目をした人だった。

 なんだか酔いが回ってどこにいるのか分からなくなってきたので、時折「オホホ」と笑いながら箒(ホウキ)に乗って広大な店内を飛び回る魔女二人にここはどこ?と聞いてみたら、
 世界地図の一番右端っこ(極東)にある「おとぎの国のワインバー」だってさ。


       月はやし梢は雨を持ちながら  芭蕉
 アイスバーンを渡りきって気にしていた足元から視線を上げると、透明な氷で覆われた街路樹の枝が光っている。




にほんブログ村