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#1310 新市立病院のヘリポート Dec.22, 2010 [32. 市立根室病院建て替え]

 新市立病院駐車場にヘリポートを設置する話しがにわかに持ち上がり、市民から何を考えているという非難ごうごう。
 敷地内への路線バス乗り入れができなくなるという。お年寄りが道路から遠く離れた病院玄関まで歩くのか?ロードヒーティングをするという。維持費がかかる。泥縄式にツギハギせざるをえないのだろうが、建て替え後の経営は大丈夫だろうか?
 ヘリポートを設置するなら成央小学校を統廃合してそこに病院を移転すべきだろう。場所の選定から違ってくる。仕事の手順を間違えるとこういうとんでもない問題が持ち上がってしまう。現地建て替えならいまさらヘリポートではないだろう。
 12月22日北海道新聞根室地域版より。

 新市立病院のヘリポート
   駐車場利用結論出ず
     市議会特別委
【根室】市議会市立病院建設特別委員会が21日開かれた。市立病院建て替え後、駐車場を緊急へリポートとして利用することについて議論が紛糾し、結論が出なかった。
 ヘリポートはドクターヘリの発着に必要で、病院敷地内にあれば患者と医師の負担軽減になる。当初は新病院の屋上に設置する案もあったが、コストが課題となり断念。病院事務局は、駐車場が空いている時に緊急へリポートとして利用する検討をしていると報告した。
 ただ、緊急利用するには車を移動させる必要があるため、委員は「現実に利用できるのか」と懸念。利用できる時とできない時があるのでは患者にとって不公平になりかねないとして、運用ルールの詳細を検討するよう求めた。また、会議終了後に開かれた理事会では、建て替えに一定のめどがついたとして、来年3月で同特別委を廃止する方針を決めた。市立病院の経営改善の重要性が高まっていることから、経営について議論する新しい特別委を3月の定例市議会で設置するよう求める。
(幸坂浩)

< コメント >
 こういう仕事のやり方を「泥縄式」という。現地建て替えを決めた時点でヘリポートはナシだ、何をいまさらと、一喝して議論は終わるはずだが・・・。
 ヘリポートをつくるなら交通ネットワークを考えても成央小学校の場所が最善である。ところがそういう検討は「権限外」としてまったく行われなかった。市街化地域の小学校は3校併せても団塊世代のころの花咲小学校一校の規模の半分であるから、とっくに統廃合されていて当然の状況にある。高校ですら生徒数の減少で根室西高廃校が問題になっているのに、小学校や中学校のほうがずっと先だろう。
 ビジョンのない仕事の仕方をするから、ヘリ運用が困難な病院にならざるをえない。被害者は将来の市民や緊急搬送の必要のある患者だろう。

 現状はどうなっているのか。ホロムシリにヘリポートがあるらしい。そこまで救急車で搬送してヘリに乗せている。

 住宅密集地での屋上設置を断念し、関係者の顔を立てるために病院事務局は駐車場へのヘリポート設置案を無理を承知で出したのだろう。これで駐車場へのヘリポート設置が無理となれば、現状のままという結論になる。そうして病院事務局の顔も立つ。めでたしめでたし。
 もう一度いうが、市民と緊急搬送が必要な患者が困る。それも50年間そういう状態が継続することになる。

 新病院の玄関前に顕彰碑を造り、関係した病院事務局の管理職、市議会特別委のメンバー、H市長と副市長、請け負った建設業者の名前をすべて刻んで次の建て替えまでの50年間称えたい。もちろん応援部隊である「オール根室」=地元経済団体の長の名前もしっかり彫り込んで永く記憶にとどめよ。


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コメント 2

通行人

ヘリポートの問題は駐車場使用では駄目ですね。釧路にドクヘリの搬送を依頼してから到着するまでの時間は40分前後ですが、その間に病院の駐車場の真ん中を開けなくてはなりません。勿論様々な事情の車が駐車している訳ですから、すべての車を持ち主が動かせません。それで病院側がその車のキーを預かり動かす方法も考えられますが、その場合他車との接触や荷物の噴出などの問題が避けられません。では車の移動をスムーズにするために真ん中付近は職員用の駐車スペースにすれば、来院者より職員を優遇するようですし、もっと問題なのは、どのように駐車スペースを区画しても無料駐車場である限り病院に無関係な近所の車が勝手に駐車場所を占有するのが常です。何故か公立病院は関係者以外の駐車や診療費不払いに対して毅然とできません。マスコミなどが「病人は弱者。病院は弱い者苛めばかりする」と言うスタンスで報道するせいかも知れません。
やはり病院に直接ヘリを呼ぶのであれば屋上のヘリポートがベターでしょう。しかしその方法ですと病院の建設費が更に1~2億円は上乗せに成る可能性があります。その建設費を考えずに済まそうと苦肉の策で駐車場ヘリポートを考え出したのだと思いますが、どう考えても実際には障害が多いと思います。
ではにホロのヘリポートの使用は? プランBとしては止むを得ませんが、欠点は病院からそこまで救急車で搬送しなければ成りません。その間に患者さんが急変した場合の対処に問題が出てきます。病院内のヘリポートであればヘリが到着するまで患者さんは院内に居るわけですから、何とか病院内の医師が力を合わせてカバーできるかも知れません。ヘリが到着すればヘリに搭乗してきた医師に管理が移ります。しかし病院から離れた場所では、ヘリの搭乗医師(多くは救急が専門)が管理するまで市立病院の医師(きちんと救急に対処できる医師が少ない)が何とかしなくては成りません。しかしご存知のように市立病院には現在常勤の麻酔科医は居らず救急に強い外科医も複数ではありません。その外科医にもし日中だけでも365日救急待機をさせれば、どうなるかはお判りでしょう。つまり医師の体制が脆弱であればある程ドクターヘリの活用範囲は広がりますが、その有用性を高めるにはせめて屋上のヘリポートが不可欠だと言う事になります。
ここでお断りしておきますが、「高い屋上ヘリポートなど作っても年間に何回使うのだ?」と疑問を呈される方も多いと思います。確かに経済性は大事な要素です。しかし事が命に関わる緊急であれば、「命は金では測れない」と言う論理が優先します。ドクターヘリは金食い虫です。更に最近話題のドクタージェットならヘリの数倍の経費が掛かります。もし経済性云々と言う側面でこれらの救急搬送を論議するなら、何もできません。非常に難しい問題です。
by 通行人 (2010-12-26 01:34) 

ebisu

ドクターヘリについては様々な角度から議論が必要のようです。ベストな案は新病院にヘリポートがあることでしょう。
でも、現地建て替えでは無理でしょう。
狭い建物屋上に造るにしても安全性で問題があります。隣は幼稚園、周りは住宅地です。
ヘリポートが造れるような場所ではないでしょう。
もしヘリポートを造るなら成央小学校が最適地です。面積は2倍以上あるのではないでしょうか?
小学校も中学校も市街化地域は2校で十分です。統廃合すればいい。

>ドクターヘリは金食い虫です。更に最近話題のドクタージェットならヘリの数倍の経費が掛かります。もし経済性云々と言う側面でこれらの救急搬送を論議するなら、何もできません。非常に難しい問題です。

経済性と医療のニーズのバランスの問題ですから、どこまで許容する、あるいは許容できるのかという問題を避けて通りことはできません。
つまり、市民の間で具体的な議論が必要です。もちろん、あなたのように医療側の専門家のご意見は十分尊重されなければなりません。

・・・ということで、ブログ本欄に転載することをご了解ください。
by ebisu (2010-12-26 23:09) 

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