めっきり寒くなり、根室はすっかり秋めいてきた。十五夜の晩はうろこ雲が出ていたが、翌日は月が煌々と輝いていた。夜9時の気温は二晩続いて12度、さすがに寒い。朝晩は床暖房をつけるようになった。利尻富士だったか初冠雪のニュース映像をちらりとみた。北の山にはすでに冬が訪れている。

【新旧交代】
 ヤマコ小林商店が8月末日で店を閉め、その後に青年会議所の縁で美幌町の業者が野菜直売をしている。ヤマコ小林商店は50年以上続いた店だ。緑町大通りに面した店で50年を超えた歴史をもつのは2丁目の角の酒屋さんだけだろう。パソコン講習会や試験会場のP-winが9月1日に緑町2丁目に引っ越してきた。
 花咲街道沿いのセイコーマート跡地にはカレーハウス、なんていったかな「香辛館」ができた(名前が違っていたらコメントください)。
 それから郵便局本局から漁業組合へ向かって100mほどの左手にお蕎麦屋さんが先月開店している。魚住工務店のデザインだ。
 光洋町の阿部薬局跡にはラーメン店が先週開店した。その隣は船越内装が店舗改装中で、さて、何屋さんになるのか楽しみである。
 花咲街道沿いに或る酒泉館の隣にもラーメン店が最近開店したそうだ。
 ”魚信”は細胞分裂し、駅前の「海鮮市場」だったかな、かなり広い店が開店した。魚屋の専門店は4店になった。及川商店、魚信、茂勝、海鮮市場(歴史の古い順)。漁港町にしては少ないのかもしれないが、市民には十分だろう。

 その昔、毎日夕方になると買い物客でごった返していた緑町商店街から歴史のある店が次々閉店あるいは移転し、シャッター通りとなり寂れつつあったが、すこしではあるが元気にある新しいお店が増えた。根室の町は活力をなくしたわけではない。健全な新陳代謝が進んでいるようだから、活性化の芽がまだある。

 寂れる一方ではない、うれしい限りだ。新しく商売を始めた人はまず3年がんばってもらいたい。真摯に3年努力を続けられたらたいしたものだ。応援する人の輪が広がっていくのを体験できるだろう。

【選択の自由】
 さて、教育、医療、産業振興を三つの柱に掲げて勇ましく登場したはずの「根室まちとくらしネットワークフォーラム」は14日の発足会見後、音沙汰がない。
 わたしのブログでは根室の地域医療についての内部告発や応援メッセージが相次いだ。市立根室謬緒院はいま崩壊の危機にある。だまってみていたら、内部崩壊が表面化してしまう。
 33人もいるのだから私のブログを見ている人はいるだろう。中には正義感の強い熱い男もいるに違いない。若いんだからもっとスピーディに意見表明ができないものだろうか?もうすぐ2週間になる。若い経営者の集まりという看板が泣いているぞ。
 釧路の同様の組織はホームページを開いてメンバー紹介と活動報告をネット上でやっている。どうした、まさか市政翼賛だけを目的としていたので事態の推移に驚いて声も出ないのではあるまい。勇気のある者がいるなら早急にネット上で発言されたい。根室の地域医療を守るために一緒に戦えるかもしれない。

「市立根室病院小児科を守る会」を一緒に立ち上げよう。立ち上げ時のバックアップだけすればあとは幼い子どもをお持ちのお母さんたちがやればいい。
 一緒に戦うのか、市政翼賛装置と化し旧弊の一部となるのかどちらだろう?選択は自由だ。君らがどういう具体的な意見表明をするのか市民みんなが注目している。さあ、期待に応えてもらいたい。


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*根室活性化へ一丸 若手経済人がフォーラム結成へ(09/09 13:58)⇒道新ニュース
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/250263.html