北海道新聞26面、根室地域版の記事である。

【根室】根室漁協(O組合長、組合員128人)の定期総会が23日、同漁協で開かれ、12年ぶりに投票となった役員選などを行った。9人が立候補した理事選(定数7)ではO氏ら現職5人、新人2人が選ばれ、選挙後の理事会で組合長にO氏を選出した。
 O氏は4期目で、人気は2013年までの3年間。O氏は挨拶で「支持者もさることながら、批判する一人一人についてもしっかり目をむけ、一丸となって組合運営に当たりたい」と抱負を述べた。

 根室漁協は変わらないことを選んだが、4選自体も長すぎて問題ではある。O氏の支持者=「取り巻き」が多いということだろう。あきれた強さだ、O氏はこれだけでたらめをやっても強い、たいしたものだ。そしてこれが根室の現実だ。まだまだ当分変わりそうにないな。

 昨年市民運動まで起きて盛り上がった市議定数問題もさっぱり動きがなくなった。漁協をみても市議をみても、根室の町はなかなか変わりそうもない。
 いいにつけ悪いにつけ、根室は漁師町である。その漁協に二つ(越境・銃撃事件の湾中漁協を入れると三つ)不祥事が重なっても、危機意識のないことがはっきりした。

 さて、もう一方の問題、市が招聘した病院コンサルタントの提言の2倍の予算を投ずる病院建て替え問題と市財政への影響、ほんとうにこのままでいいのだろうか。

 がっかりしている市民がすくなからずいるに違いないが、たかが漁協のことだ、どうなろうと一般市民にたいした影響はない。根室漁協が4組合の中で地盤沈下を続けるだけのことだ。
 しかし、病院建て替え問題や市議定数問題、市長選挙は根室市の財政破綻と直接関わりがありそうだから、めげてはいけない、根室を住みよい町に変えよう。

*3/18, #961『12年ぶりに選挙戦に(根室漁協理事選)』
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-03-18-1