市議会議員定数
 市民団体が削減要請
 各派代表者会議 賛成意見なし

【根室】市議会の各派代表者会議が25日開かれ、8月30日投票の市議選に向け、市民グループから議員定数削減を求める要請書が提出されたことが議会事務局から報告された。各会派で対応策をまとめ、29日の同会議で協議する。
 要請書は22日の「根室市議会の改革を求める市民の声の会」(荒井秀子代表)に続き、25日には漁業者グループ「根室市議会の改革を求める一次産業者の会」(倉谷武代表)が提出。いずれも根室の厳しい経済状況を挙げ、市民の会が現行20の定数の4減を、一次産業者の会が4以上の削減を求めている。
 議会事務局によると、市議選告示(8月23日)の1カ月前に、立候補予定者説明会を開くことなどから、7月中旬までに定数の確定が必要。代表者会議では「市民感情としては理解できるが、時間的な問題もある」「数だけで捉えられると危険だ」などの意見があった。削減に賛成する声はなかった
 議員定数は1997年の市議選以来、選挙のたびに削減されてきたが、今回は各会派間で本格的な議論をしないまま、選挙を迎えようとしているため、市民からの批判が出ている

 根室市職員ボーナス9.3%減
 人勧準じ 特別職も7%減


 5月26日付北海道新聞18面根室地域版からの記事を転載した。
 釧路市議会は昨年6月市議会議員定数を6名削減し28名に、人口は4月末現在187,538人である。市民6600人に市議一人の割合である。
 根室は人口3万人に市議定数20人。前回落選者は新人立候補者1名のみ。実質全員当選状態。立候補=当選。市長選挙すら無投票当選。市民の声を代弁する市議が皆無なのもむべなるかな。
 人口比で見ると根室の市議定数は釧路の4.46倍。市民1500人に市議一人の割合となっている。釧路と比べても大きな「地域格差」がある。

 一人の市議も議員定数が多いと思わないのだろうか?市民感覚から遙に遠い。民主党選挙で地元選出国会議員が世論(岡田支持70%、鳩山支持30%)を無視して鳩山氏に投票した。この議員も小選挙区では落選し比例代表で当選ではなかっただろうか。
 与野党を問わずどの党も、どのレベルの議員も世論を無視することでは同じなのだろうか?そんなはずはないと信じたい。仲間外れが怖くてどうする、志を高くもて!
 いでよ、議員定数削減を叫ぶ市議!

 市議会は誰のためにある、市議は誰のためにいる?市議自身のためではない、故郷根室と市民のために働き、古里根室と市民のために存在する。


 2009年5月26日 ebisu-blog#591
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