2,008年1月21日   ebisu-blog#052
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 20日(日曜日)4時からグランドホテルで芭蕉同窓会が開かれた。100年の歴史を持つ根室高校の同窓会である。12人×29テーブルが満席だった。
 高校を卒業して18歳、その年齢を2倍にした36歳が当番幹事である。消化器内科のO先生も当番幹事の学年の一人としてきていた。心配顔で「大丈夫なんですか?」と訊かれた。検査の必要がなくなった状況をかいつまんで報告した。
 
隣にいた友人の一人が曰く、
「もてなしの心が足りない」

 楽しい同窓会ではあった。同窓会というよりもイベント化している。原理原則を大事にする友人は同窓会とはそもそもイベントではないと至極もっともな意見だ。同窓会も変わり始めたということだろう。
 当番幹事を中心に出し物はずいぶんと練習を積み重ねたものだった。根室太鼓の佐藤さんの指導による太鼓、中国障害者の踊りを真似た群舞も、見ごたえがあった。手の込んだ衣装を作るのも大変だったろう。ご苦労様と言いたい。
 わたしたちのテーブルはくじ引きで5本当たった。市会議員の五十嵐寛さんが地デジチューナ付DVD・HDDが当った。喜んでいた。2年前は同じテーブルの丸鮮のYさんに液晶テレビが当った。なかなか当たりのよいテーブルである。

【幻の酒 北の勝「搾りたて」試飲報告】
 8時に同窓会がお開きになった後で、数人でIさんのお店で飲んだ。そこで釧路の地酒・福司の「搾りたて」と北の勝の「搾りたて」の飲み比べをした。
 北の勝のほうが濃厚な味がした。ここ2~3年北の勝の「絞りたて」は味が変化している。醸造用糖類の添加量がはっきり減っている。特に今年の「絞りたて」は北の勝本来の「男酒」に仕上がっていた。4年前までは北の勝のほかの製品ラインとは、まるで個性の違う味だった。それが今年は北の勝らしい味に仕上がっているようにわたしには感じられた。北の勝の「絞りたて」はもともと醸造用アルコールの添加量が少ないようだ。したがって、加える水の量も少なくなり、あまり薄まっていない。舌に濃厚な味が残り、口中に生酒の香りが広がる。飲み較べるとその違いがいっそう際立つ。
 活性炭でろ過して淡麗な味に仕上げるメーカーが多い中、自己主張のある名品といえるだろう。
 横で飲んでいる北の勝に勤める同級生はニコニコしながら、仲間内の酒談義を聞いている。碓氷商店内でも議論があるようだ。
 今年はどのような味に仕上げたのだろう?それを確認するのがのん兵衛オヤジ達の楽しみの一つでもある。