夜中に雨が降っていたが、朝には晴れた。気温22.7度、南東の風2.9m、絶好のサイクリング日和だ。
 真っ赤なサイクリングウェアに着替えて颯爽(?)と出かけた。道路の脇には蕗が背丈を思いっきり伸ばして混雑した満員電車に乗っているサラリーマンのように窮屈そうに葉を広げていた。蕗は成熟すると葉の周りが上のほうに向いて漏斗状になる。10%ぐらい漏斗に切れ目が入ったように上に向いている。茎の色がちゃぶどうのような色のものやもっと濃いもの、細いもの太いものとよく見たらそれぞれ違っている。視線を全体をみるように変えると、規格のそろった同じ蕗が並んでいるように見えるから不思議だ。ファンにはAKB48はそれぞれ一人ひとり違って見えるのだろうが、関心のないわたしには一山いくらの果物と同じで区別がつかないのは視点の違いだろうか?

 鶯がそこここで啼いていた。牧場が糞尿をまいた臭いもせず空気も美味しかった。体調がいいと生きているのは気分がいい。根室高校のグラウンドが切れる辺りからタイムを測ったら、T字路までの5000mを12分34秒掛かった。風がほとんどないのに速度が出ないのは体力と気力のせいだろう。年寄が必死にロードバイクを漕ぐのもみっともないので、原野をのんびり走るのもいいと、自分の心を説得してみた。アハハである。
 分速400m、時速換算で24kmである。時間や速度の換算が不得意な小中学生はこういう身近な数字で慣れておけばいい。

 珍しいことがあった、ミニパトが赤いライトをくるくるさせながら対向車線を走ってきた。このコースでパトカーに出遭ったのは初めてかもしれない。


 本日のロードバイク走行距離 13km (累計2013km)


   
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