緑町を歩いてみた。テレビの取材4~5人のクルーが暗くなった町を動いていた。
 グーグルマップのアドレスを書いておくので、地図を見てもらいたい。
https://www.google.co.jp/maphp

 「根室市緑町1丁目」と入力してください。
 歩いてみたら歩道に雪のないところが冠水したところのようだ。緑町1丁目交差点から2丁目交差点までは歩道に雪がなかったから冠水したのだろう。2丁目交差点の阿部薬局では数人が床の拭き掃除をしていた。鈴木時計店の旧店舗辺りが冠水の境界になっている。旧店舗横の道路には雪が残っていたから、ここまでは来ていない。食いしん坊ファンの多い「甘太郎」店はそれより上にあるから被害はなかっただろう。
 海側から見ると冠水したのは、次の地域だ。
   弥生町1丁目⇒梅ヶ枝町1丁目⇒緑町1丁目
 梅ヶ枝町2丁目は途中から坂になっているから水害は坂の下の地域のみだった。弥生町2丁目は阿部商会のところから歩道上に雪が残っていたからこの辺りが水害の境界のようだ。平内町はその上だから被害はない。縦横100mくらいの地域が冠水したのだろう。
 この辺りは東側も南側も西側も坂の上になっており、海に開いた窪地である。だから、大雨が降ると坂の上からいっせいに水が流れてくる。
 市立根室病院下には、昔は「古川の池」があってトンギョやカラス貝がたくさんいた。ここを通って根室公園へ小川が流れてた。イオンのところも窪地になっていて、小川の通り道になっていた。イオンの裏手の駐車場の辺り(常磐町)から小川は右折(上流側から見ると左折)していた。現在は暗渠になっているが当時は2.5mほどの川幅で、中学生のころ友人のYの家がこの辺りにあって、I荷やS木と川を走って飛び越えて遊んだ。イオン裏手の湿地には常盤公園方向から湧き水が流れてくる。北の勝の碓井さんのところの水源からの湧き水だからいまでもきれいな水が流れているはずだ。この水が「恋問い川」(たしかそういう粋な名前がついていたような気がする)へ流れ込んでいた。大雨が降るとこの辺りで洪水を起こしていた。だから、洪水は常磐町側からはじまって、緑町へと流れていく。
 今回は海のほうから海水が流れてきたのだから、方向がまったく逆で、誰も予想していなかっただろう。
 数年前まであった老舗のI沢書店の店主が、閉店の数年前に洪水でひざくらいまで水が浸入して、本をだめにしたと言っていたことがあった。あの辺りは大雨に弱い地域ではあった。

 被害に遭われた商店はそれぞれ一生懸命に清掃していた。
 船への被害が大きかったようで、陸地に打ち上げられた船や岸壁にぶつかって亀裂のはいった船もあるようだ。小さい船はFRP製のものが多いだろうから、修理できるのだろうか?テレビ報道によれば温根沼(オンネット)のほうで船がかたまって打ち寄せられていた。

 爆弾低気圧が発生して満潮が重なれば、高潮による水害が起きることがわかった。
 予防の方法があるのだろうか?防波堤を高くしても川から遡上してくる海水は防ぎようがない。爆弾低気圧の予報がでたら、商品を格納するスペースを確保しておく必要はあるのだろう。今回の事例からみると1mの高さがあれば大丈夫なようだ。
 冬の水害は辛い。


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<23日追記>
 19日早稲田大学の教授が高潮被害の現地調査を行った。聞き取り調査で根室港(参加祭り開錠周辺)の辺りで最大2.8mの高潮があったことが判明した。緑町1丁目交差点から50m付近の山森製パンも工場が浸水したが、人気商品の正月用の餅の製造には支障がないようだ。餅つき機械の駆動部分は上のほうにあるからそこは大丈夫だったのだろう。心配していた。
 お店によっては機械をダメにしたところがある。数百万円の被害をだすと借金をして同じ場所で店を続けるのはリスクが大きすぎて怖い。
 百年に一度の高潮被害でも、地球が温暖期に入っているのだとすると、爆弾低気圧がまたいつ発生するか誰にもわからないのである。事業を辞めて空いてしまうところは市のほうで買い取って空き地にすることを検討してもいいのではないか。狭いエリアだから、坪単価も低いし市議の皆さんたち予算化に賛成してあげたらどうですか?