トレンチにたまった水の表面の放射線がなぜ1000mSv以上もあるのだろう?
 放射線計測器の針が振り切れたというが、その後どれだけの線量なのかデータが公表されないのはおかしな話だ。そしてどういう経路でどこから洩れたのかについても説明がない。誰も事情を知らないか、知っていて事情を隠しているかのいずれかと思う人は多いだろう。わたしもその一人だ。実際の線量を公表すれば、原子炉圧力容器の破損を認めざるをえなくなるからだろうと私は推測する。
 公開されている3号炉建屋の写真を建屋構造図と「比較分析」した結果、原子炉格納容器のみならず原子炉圧力容器も吹き飛んでいると前回のブログに書いた。
 なぜ皆さんは写真に写った事実を見ないのだろう。「専門家」が嘘八百並べたって写真をみれば3号原子炉の大半が吹き飛んでいることは一目瞭然である。2号炉と4号炉には放水しているのに3号炉は放水すらない。水をかけたってすでに原子炉が吹き飛び、MOX燃料はそこいら中にばら撒かれてしまったから、放水しても大量の高濃度汚染水を製造することになるからだろう。

 3号原子炉圧力容器の破損をブログに書いてアップしたら、数時間後にアメリカのノーベル賞学者が原子炉圧力容器が破損していると言い切っていることが産経ニュースで流された。以下はそのとき、コメント欄へ追記した部分と産経ニュースの抜粋である。

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産経ニュースは原子炉圧力容器が70%損傷していると報じている。私と同じ意見である。写真をクリックしてみれば分かるが、原子炉建屋の向こうにあるタービン建屋に横に2本パイプが走っている。3号機建屋が崩れ落ちてその2本のパイプが見えてしまっている。原子炉格納容器が無事なら位置関係から見えるはずのないパイプだ。

ノーベル物理学賞を受賞した原子物理学者でもある米エネルギー省のスティーブン・チュー長官(63)は1日、米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューに答え、「詳密なモデリング(仮説実験)の結果、(福島第1原発の)ひとつの原子炉(圧力容器)は70%損傷しており、別の原子炉の核燃料棒は33%が溶融していることが分かった」と言い切った。(SANKEI EXPRESS)」

「海外分析 政府発表より緻密」産経ニュース2011.4.4 06:52 (1/3ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110404/dst11040406590003-n1.htm


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 1000mSvを超える放射線量は原子炉圧力容器が吹っ飛んでMOX燃料がばら撒かれたと考えると分かりやすい。おそらく、1号炉も破損しているし、4号炉も原子炉格納容器の一部は写真を見る限り破損しているようだ。黄色い格納容器らしき構造物の一部が瓦礫の中に見えているから、わたしは4号炉の破損も確実だと思う。 

 原子力安全保安院も政府も嘘をついているから、「原因不明」の高濃度汚染水が存在している。爆発したと考えればあの垂直に吹き上げれれた爆発雲も、その後の高濃度の汚染も納得がいく。作業員はたいへんな被曝をしているだろう

 ついに、今朝になって低濃度汚染水(基準限度の100倍の濃度でなぜ"低濃度"なのかさっぱり分からぬ)を9時までに2800トンも海へ放出した。昨日、茨城県沖で獲れたコウナゴから1kgあたり4080ベクレルのセシウムが検出された。暫定摂取基準量を一桁超えている。それでも「ただちに健康に被害があるものではない」とオウムのようにテレビは繰り返している。

 日本はこの原発事故のあと処理のために、被曝基準を次々に引き上げており、国際基準から放れつつある。諸外国は国際基準で判断する。特殊な日本基準では判断しない。日本が基準を緩めて世界中に汚染を広げるように受け取られる。

 もう、嘘はやめよう、きちんと本当のことを言おう。原子炉はすでに爆発して燃料が飛散してしまったと。海への汚染水の放出は周辺の海の魚が食べられなくなったということだ。
 今日(4/5)、茨城沖で魚を取った底引き網漁船が千葉の港への水揚げを拒否された。
 「低濃度汚染水」は1万トン以上も放出されるし、1000mSVを超える超高濃度汚染水はいまだに福島1号原発の海へ垂れ流されている。
 どこから洩れているという問題ではない。辺り中にMOX燃料が散らばっているから、注水した水がみな超高濃度汚染水に化けているのだろう。事実はいたって簡単だ。

*写真やその他の「証拠」については前回ブログ#1461を参照してください。


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【8月25日追記】
 米国の学者が3号原子炉が爆発して内部のプルトニウムが飛び散った可能性を証拠を挙げて指摘している。
フェアウィンズ・アソシエーツ、アーニー・ガンダーセン
 「新データがフェアウィンズの分析を支持/放射能汚染が日本と世界に拡大」
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/08/blog-post_24.html