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#1461 さわやかな挨拶 Apr. 4, 2011 [15. ポジティヴ&ゆめ]

 先週金曜日(4/1)、受験生の一人が挨拶に来た。第一志望の北大経済学部は残念ながら届かなかった。負けは負け、素直に認め、後期日程で北海道教育大札幌校を受験し合格。すべりどまらなかった場合の覚悟も決めていた。腹の据わった奴だ。
 教育大では職業が学校の先生に限定されると考え少し悩んだようだ。無理もない。だが、それは子供の考えで、幼い。現実はそれほど短絡するものでも単純はものでもない。
 もともとの希望はの第一段階に公認会計士二次試験がある。公認会計士2次試験の受験勉強は結局は一人でやるものだ。それで合格できない奴ならそれだけのこと。教育大だろうが北大経済学部だろうが関係ない。1日10時間を1年間継続できるか否かだ。
 そして日本商工会議所簿記検定1級に合格できれば、教育大出身だって1部上場会社の財務部くらいには就職できる。私が人事部長なら、そういう異色の人材は大歓迎だ。会社で未知の分野にトライさせても可能性が大きいと判断する。商学部出身の公認会計士なぞ、たかが知れている。同じ公認会計士なら、わたしは商学部出身者よりも教育大出身者のほうに可能性を感じる。私の知っている大手監査法人の公認会計士に京大理工学部出身者が一人いた。この人だけはできがよかった。ちょっと異色と感じたので、聞いてみたらやはり文科系の出身ではなかった。
 教育大に合格した彼は高校1年(普通科)の11月に商工会議所簿記検定2級に合格している。全商簿記実務検定1級相当である。根室高校始まって以来の記録だった(日商簿記一級受験は禁じた)。商業科でも1年生、11月の日商簿記検定試験で2級合格者は商工会議所簿記検定が始まっていらう一人もいない。中学時代に同級生だった事務情報科の生徒がそのあとの2月の試験で彼に続いた。事務情報科の生徒は全商検定6科目1級ホルダーになって卒業した。これも根室高校はじまって以来の快挙である。入学時の点数は凡庸だったから、生徒の成長には驚かされる。高校時代に能力は飛躍的に伸び、頭はよくなる。だから一心不乱に勉強しろ。受験勉強を超えたところで勉強しろ、「覚えるよりも考えろ」。

 挨拶に来たので少し話しをして、教室に置いてあった岡本清『原価計算論』と武田隆二『財務諸表論』をあげた。この手の仕事はもうしないから、私には不要のものだ。不用品処分で申し訳ないが受け取ってもらった。
 最後の挨拶が気持ちがよかった。居合わせた生徒たちは勉強になっただろう。こう言ったのだ。

   「6年間お世話になりました」

 深々と一礼して教室を出て行った。わたしは視界の隅にその姿を確認して「おう!」と小さくつぶやいて背を向けた。そのあとの「がんばれよ」は声にならなかった。

 

*#1442  うれしい知らせ :北海道教育大札幌校合格の電話あり 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-03-24

*#1370 「うれしい知らせ:小樽商科大学合格」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-02-05

#1367 「看護専門学校はむずかしいな」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-02-03



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