■ 夜間救急診察室の休診について
○ 市立根室病院では、平成19年4月より常勤医師確保が困難となり、過重労働による医師の疲弊を防止するため、夜間の救急診療について、救急車等による重症患者以外受入を休診としております。
○ 小児科の夜間救急につきましては、診察時間を午後8時として実施しておりますが、受診に際しては、事前に電話にてご相談ください、これ以外の診察時間については、当直医師での対応となります。
市民の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、救急医療確保のため、ご理解とご協力をお願いします。
申し訳ないが、私はこの文章が理解できない。タイトルと内容が異なってはいないだろうか?
タイトル⇒「夜間救急診療室の休診について」
内容⇒「小児科の夜間救急につきましては、診察時間を午後8時として実施しておりますが、受診に際しては、事前に電話にてご相談ください」
並べてみると、上段は夜間救急診療室は休診とのことだ。下段は夜間救急は午後8時から実施しているので、受診の際は電話連絡せよとのことだろう。
従来は電話連絡なしでやっていたのが、電話による連絡を必要とする方法に切り替わったという風に読める。ならば、「休診」ではないだろう。従来から電話連絡が条件の夜間診療だから、きちんと電話連絡を入れろという風にも読める。
北大は夜間の特別診療中止を通告したが、常駐している小児の先生が電話連絡があれば診療をやると仰ってくれているのだろうか?
だとしたら、休診を告げる同じタイトルの下に二つ並べてぶら下げるべきではない。
もう一度読んでみたが、なんだかさっぱり分からない文章だ。もし、常勤医のご好意で電話連絡があれば診療するような対応になった、あるいはそのまま継続するのなら、その旨はっきりと書くべきだろう。
市民に正直に事情を説明して、協力体制がとりやすいようにするのは病院事務局の役割だろう。
なんだか言いたいポイントがさっぱり分からない。
もう一ついうと、この文書には発信年月日が入っていない。北大医局からの申し入れがいつあり、どのように検討した結果、このような体制になったのかまで書いてあれば、市民は「ああ、そうであったか」と事情を正確に理解したうえで、夜間受診を控えるなどの行動がとれる。
市民や患者が読む文書は分かりやすく書くこと、発信年月日は必ず入れること、基本を忘れてはいけない。
早急に書き直したほうがよいと思う。管理職は文書をきちんとチェックすべきだ。
もし、わたしの読み方に無理があると考えるなら病院事務局のどなたでもいいから、その旨コメントいただきたい。ブログできちんと紹介して事情を説明したい。
発信年月日が入っていれば、最近更新された文書かどうかはすぐにわかるのに・・・この文書は1年以上前の発信文書の可能性もある。だとしたら、本田市議はどこから情報を入手したのだろう。
とここまで書いてから本田市議に問い合わせの電話をした。根室新聞で一昨日報道済みの情報を載せたという回答あり。11月1日から小児の夜間診療は休止される。
したがって、病院のホームページはだいぶ古いもののようだ。情報が更新されていない。発信年月日すら入っていない文書は問題がある。ホームページの担当者は急ぎ更新されたい。もたもたしていると、仕事の意欲が疑われますよ(笑い、冗談ですから気にしないように)。
北大医局もご覧になっているようですから、病院ホームページには正直に事情を書いて市民へアナウンスしてください。掲示する前にお送りいただければ、文章の添削のお手伝いぐらいはして差上げます。これは冗談ではありませんよ。
なんてことはないそのままに放置された古いお知らせに気がつかずにずいぶん書いてしまった自分に腹が立ち、八つ当たり気味に最後に一言。
人間に「疲弊」という言葉を使う語感をわたしはもたない。「医者が疲弊する」なんて失礼すぎて言えません。「町が疲弊する」なら根室の町に住んでいるわたしにはよくわかる。
大山鳴動ネズミ一匹。
今回はだだのお騒がせブログ m(_ _)m
*救急診察室休診のご案内
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/doc/4e2786ba20d83197492574a2001ae69a?OpenDocument