9日北海道新聞根室地域版の記事から。
 
 根室活性化へ若手一丸
  33人がフォーラム結成へ
【根室】
 根室市内の若手経済人らを中心とする「根室まちとくらしネットワークフォーラム」が14日、発足する。若手の支点で地域活性化を議論し、行政への政策提言などを行っていく。
 行政、水産、農業、商業など幅広い分野の33人が参加。設立総会は大地みらい信金本店で行い、同信金の遠藤修一理事長が相談役につく。
 今後、定期的に勉強会を行って意見交換し、教育や医療、産業振興などのん屋で行政への政策提言をまとめる。また市民を巻き込んだシンポジウムや講演会の開催も計画している。釧路や中標津にある同様の組織とも連携する。
 同フォーラムの座長に就任する、時計・宝石・メガネの「すずき」の鈴木新一社長は「地域の活性化につながる内容をテーマに活動していきたい」と抱負を述べている。(幸坂浩)

< コメント >
 根室の若手が立ち上がり、根室のために活動するなら慶賀すべきことだが、そうだろうか?

 根室の経済人の悪いところは、私益の誘導のために公職や根室市を恣意的に利用するところにある。みったくなしである。根室漁業組合長*がその典型例だろう。なんどもブログで書いたが、市長や市議そして根室の経済人は誰一人彼に退陣を勧めたものはいないようだ。こういう公益よりも私益を優先する経済人が戦後65年の長きにわたって根室の町をダメにしてきた。その伝統は世代替わりをしながら連綿と受け継がれてきた。
 問題は年寄りであるか若者であるかではない。年齢にかかわらず、公益よりも私益を優先するような輩が根室のマチのために汗を流すことはない。その活動の背後にはつねに私益が隠されている。古い根室が「若手経済人」という皮をかぶっているのではないだろうか。

 33人の若手経済人は自分や自分たちのグループのために汗をかくな、古里根室のために汗をかけ。
 市政翼賛装置の一部になるか、健全な批判勢力になるかはこれからの活動次第だ。根室の町のためになるかならぬかは君らが自分や小さなグループの利益にこだわり続けるかどうかにかかっている。
 33人の組織が自浄作用をもてるか、市民が見ている。ふるさとのために正直で誠実な仕事ができるのだろうか?
  わたしは「根室まちとくらしネットワークフォーラム」に危惧の念を抱いている。


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*#876「根釧漁船保険組合保険金詐欺事件の顛末」  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-01-23

 #633「退け際の美学-根釧漁船保険組合長保険金詐欺容疑で書類送検
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-07-01


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