災害時に船に積んでいる発電機の利用を考えていたが、歯舞の昆布漁をやっている家々は自家発電機をもっていることが分かった。結構な台数があるようだ。今回も電気が止まっても自家発電機でしのいだところが多かったらしい。
 自家発電機をもっている家を市役所が調査しておいたら、いざというときに役に立ちそうだ。利用の仕方もあわせて検討しておきたい。ちろん、2年に一度くらいは再調査してデータを更新しておくとよい。
 井戸のある家も調べてあったらいい。

 四百年に一度の千島海溝を震源とする巨大地震は20mクラスの津波を伴うから、海岸に近いところに設置してある発電機は使えないだろう。
 根室市内には風力発電機が10基ほどあるようだが、これを災害時に水道や下水処理の電源として使えるような仕掛けはできないものだろうか。下水処理は化学プラントのようなものだから、電力がとまれば下水処理ができなくなる。風力発電所から電力供給の仕組みが事前に準備してあれば、いざというときにはスイッチを切り替えるだけで利用できる。
 携帯電話の基地局への電源供給も数か所はできるのではないか。風力発電所に携帯電話基地局を併設したら電波障害になるだろうか?ならないなら災害に備えて風力発電所と携帯電話基地局の併設が望ましい。平時にこういう仕組みをつくっておくことが災害時の困難を小さくする。

 厳寒期に巨大地震が起きた場合を想定して、どのような問題が起きるのかも検討しておきたい。暖房装置は電気が途絶えたら使えないから、電気の要らない灯油ストーブが各家庭に1台備えてあれば心強い。灯油は灯油タンクにあるから、2週間はもつだろう。灯油タンクからポリタンクへ移すポンプがいる。こうした災害時備品リストを季節ごとに作成して配布してあったら助かる。

*「北海道地震を予測した東大教授が予測する「今、危険なエリア」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/北海道地震を予測した東大教授が予測する「今、危険なエリア」/ar-BBNiNRu#page=2

 #3792 四百年に一度の巨大地震が千島海溝付近で起きたら:仕事は段取り8分 July 26, 2018



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