10月1日の北海道新聞根室地域版に載っていたニュースである。JR根室駅が航空券の取り扱いをやめてから、根室では日専連だけが航空券の取り扱いをしていた。根室では航空券を窓口で手に入れることができなくなった。不便になる。
 ロシア20海里内サケマス流し網漁の禁止法案がロシア議会を通り、サンマは北太平洋で台湾の大型船がフル操業、根室は毎年変わりつつある。

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  日専連根室 旅行代理店業務を終了
   航空券手配に不安の声も

【根室】日専連根室が30日、旅行代理店業務を終了し、市内で航空券を購入できる窓口が姿を消した。北方領土の元島民らが陳情などで上京する際、根室では団体旅行の手配が難しくなる上、インターネットを使いこなせない高齢者からは「航空券をどこで手に入れればいいのか」と困惑の声が漏れた。(水野薫)
 市内緑町2丁目の日専連旅行センターは、30日ですべての窓口業務を終了した。これまで日専連根室が行ってきたビル経営、債権回収などの業務や、職員の雇用は「分からない」(関係者)とした。
 市内で航空券を扱う旅行代理店は、日専連根室旅行センターのみ。ANAやJALなど各種航空会社のチケットに加え、国内外のパック旅行などをそろえていた。てったいについて日専連根室の担当者は「インターネットの普及などで、旅行代理店を通さず、自分たちでチケットを手配する人が増えたため」と話す。
 ・・・(以下省略)

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 同じ紙面には根室駅キヨスクの閉店記事が載っている。1955年からの営業で、9月末で営業を終了。
 人口流出による過疎化と情報ツールの発達、そして利用客の減少によって、経営が成り立たなくなるケースが増えていく。2040年の根室の人口は現在よりも1万人減少して、1.8万人になる。

 今日は爆弾低気圧のせいで夜中からずっと風が強かったが、お昼になってだいぶ和らいできた。
 市内には空き家が増えている。10年後にはこういう風で屋根のトタンがはがれて飛ぶような事例が増えるのだろう。廃屋になったまま放置されるケースが増えるだろうから、所有権移転や取り壊しについての条例制定が必要だ。もちろん、取り壊し費用の積み立てもやらなければならぬ。

 ひとつひとつ、具体的な問題を丁寧に考え、備えておけば10年たっても困ることはないだろう。市立病院の経営が代表しているように、諸事万端そうはなっていないことが残念だ。



*#3146 市立根室病院のH26年度赤字額は17.8億円 Sep. 30, 2015
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-09-30

 #3152 日専連根室が破産手続き Oct. 7, 2015
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-10-07


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