スキルス胃癌と巨大胃癌を併発し、2006年7月20日に胃の全摘、胃の周囲のリンパ節切除、胆嚢、浸潤していた大腸の部分切除手術をしていただいてから、あと12日で9年目。記念すべき定期(?)チェック。
 音更町で消化器専門クリニックを開業した凄腕の消化器外科医G藤先生、お陰さまで9年目を無事に通過できそうです。

 木野東クリニック
http://www.kinohigashi-clinic.com/

*#2619 祝&感謝:音更町「木野東クリニック」開院 ドクターG   Mar. 17, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-16-1


 地元のO医院の若先生は10年前に内視鏡検査で胃癌の診断をつけてくれた。オヤジは平成3年だったと思うがお父さん先生のほうに診てもらって大腸癌の手術を釧路市立病院でした。親子二代で掛かりつけ医としてお世話になっている。掛かりつけ医の先生がいるというのはじつに安心で、ありがたいものだ。多くの患者さんたちとebisuの健康を支えてくれている。

 身体が貧血状態に慣れ始めたような気がして、貧血が心配になり、5月18日ほぼ1年ぶりに血液検査で状態を確かめようと主治医の診察を受けたが、「こんなに間を空けてはいけません、あぶない!」と少し強めのジャブに、恐縮して身を縮めた。190cmぐらいあるようだから背の大きなドクターだが背の小さいわたしにも威圧的なところが少しもない、穏やかな性格ゆえか。
 あれから2ヶ月弱、身体の状態がどうなっているのか「そろそろこないとダメだよ♪」と天の声が聞こえたので、今朝診察と検査のための採血にO医院へいってきた。
  ビタミンB12とフェジンの静注をどういう周期でやるのがいいのかチェックするための血液検査をしたいと、ドクターの説明。1年も間をあけたら次は悪性貧血となり取り返しがつかないだろうから、ビタミン剤と鉄剤の効果がどれくらいの期間あるのかたしかめていただいたほうがわたしも安心。
 「検査値を確かめてからでもいいですが、ビタミンB12とフェジンの静注どうしますか?」と問われて、「結果を見なくても必要でしょうから今日お願いします」と即答。
 検査結果を確認してからだと、検体の採血で一度、数日後に検査結果が届いてからビタミンB12とフェジン静注でもう1度、合計2回針を刺されるので1回で済ませたいというのが本音。ちっとも痛くはないのだが、ebisuは注射が苦手なのである。尖端が皮膚に届き、鋭く皮膚を切り裂いて侵入していく針先からなかなか目が離せない。今日の針は何番だったのだろう、ほとんど刺す感触が伝わってこなかった。針先から目がそれて美人の看護師さんを見ていたのかもしれない、気がついたら針が刺さっていた!(笑)
 11時近くを狙っていくことにしている。午前中の診療受付が終わりに近いから、この時間帯だけは空いている。風邪がはやっている時期でもないから、20分ですんだ。

*じつはこの時間帯は混雑するのだそうだ。たまたまこの日はすいていただけとわかった。今日(7/13)11時15分前に行ったら、駐車場は空きなし、患者もたくさんいて、午前中の受付が終わっており、あえなく戻ってきた。明日再度挑戦!)

 今日は晴れている、正午の気温は17度、微風が顔をなぜる。ピピピィーと鳥がさえずっている。夕方近くになるとカッコーがのどかに啼く。根室の初夏は涼しく快適である。


<余談>
 釧路に住んでいるわけでもないのに、バドミントンの技術講習会を釧路で開けないか、できる範囲で調整作業を試みている。根室で開きたかったのだが、忙しい先生なので日帰りでないと時間がとれない。中標津空港に降り立った東京からの便は30分後には東京へ向けて飛び立ってしまうから、日帰りは空港のある中標津でも無理で、便数の多い釧路以外にこの条件では技術講習会は開けない。昨夜、メールで主催をお願いした釧路のある学校のバド部の先生には迷惑、根室のebisuからの余計なおせっかいに驚いているかもしれない。断るもよし、地域の中学校のバド部担当の先生と生徒のために一肌脱ごうではないかというのもよし、どちらがでるか、ebisuは根室から釧路のある高校バド部の先生へシャトルを打った。130kmのロングサーブ、どう打ち返してくれるだろう?必要なときに必要な人が現れるものだ、今回もそうあってもらいたい。

 根室もそうだが、部活指導の先生に指導経験も専門知識もないケースが少なくない。だれだって部活担当は土日の休みも半分くらいつぶさざるをえない「余計仕事」である。
 しっかりした指導技術を知っておいてもらえば、週に3回の部活で地区大会に優勝できるぐらいの成果が出せるし、文武両道はそうした指導技術がないと絵に描いた餅になる。生徒が一人でやる効果的な自主トレのしかたも知ってもらえる。先生の負担軽減と生徒の技倆の向上のために基本的な指導技術は学んでおいたほうがよい。

 もうひとつ、余計なおせっかいに首を突っ込みつつある。根室花咲線が廃線の危機にある。ここでもebisuにできることはたかが知れている。
 ebisuは根室振興局主催の「地域の未来を語る会」に応募した。JR北海道から、根室花咲線の採算がどうなっているのかは運営をNPO法人を作って請け負う場合に不可欠な情報であるが、公的なルートから要請しないと出てこない資料である。
 提出してもらったとしても資料の分析には原価計算論と原価計算システムシステムの専門知識が必要になるから、わたしがやるべきことなのだろう。道東全域で考えてもたぶん専門家は私以外にはいない。わたしがやるべきこと、やっておかなければならないことがここにもある。

 明日の、最終列車(午前零時着)でワイフが戻ってくる。花咲線がなければ釧路で1泊し、翌日のバスで戻るか、わたしが迎えに行かなければならない。免許を返上したらそれもできなくなる。老人にとっても根室花咲線の廃線は重大問題なのである。根室市の老人人口は8000人を超えた、総人口は前年同月(6月1日)比465人のマイナスで、27,815人。
 根室花咲線が廃線になれば、市民の不便は老人・若者を問わず大なるものがあり、根室の町の人口減少はますます加速し、いろんな商売が廃業に追い込まれる。学業優秀な若者が50年間も根室から流出続けているのだから、市場の縮小に対応できる特別に有能な経営者が少ないのは当然だろう。
 昨年、同期が二人商売をやめた。今年商売や仕事をやめる同期は何人になるのだろう。
 団塊世代はやるべきことをやってから死んでいこう。ささやかながらも何かができるのは三年あるか十年あるかそんなに長い期間ではない。(としをとるほど、やれることが少なくなるほどいさましくなる-笑)