Hirosukeさんと後志のおじさんが、音読とリスニングのトレーニング法を公開。英語のプロになるにはなかなか大変だなというのがebisuの率直な感想。しかし、お二人のトレーニング法にしたがってやってみたらとっても楽しいのも事実。この方法を知ったら、「聞き流し」とか「ヒアリングマラソン」とか、そんなものでモノになるのは多寡が知れていることがよくわかります。
 英語の先生になる方やすでになっている方は、英語指導の一人前の職人であるかどうかをチェックして、足りなければ開示された方法を試してebisuと一緒に成長してください。

*#2985 中学校の英語教育を考える(1)  Feb. 23, 2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-02-23
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(51): G
単語をしっかり教えるということについては大賛成です。おそらく、これが英語がきちんとできるようにならない、決定的な部分でしょう。
生徒の感覚は「1対1対応」または「1対多対応」で、無条件に覚えろでは、ニュアンスも何もあったものではない、と思っています。
現実問題としてonを「接触」として教えているのは、釧路では私立の武修館のみではないでしょうか。

「単語」の場合、教えるという立場としては「ニュアンスや語源などをしっかり押さえておく。そして、そこから引き出せれる日本語の意味をつけていく」というスタイル。そして、それを受け取る側の生徒としては「ニュアンスからマスターする」もよし、「ニュアンスは面倒だからと、日本語の意味を押さえるだけもよし」という受け取る側の複数のパターンに対応できるように教えることが必要だと。
それでなければbodyで「死体」とかwillで「遺書」だとか、そういうものがすっと頭に入らない子はたくさん出てくるように思います。

中学生の指導として考えた場合、たぶん、今までの指導で問題ではないかと思われるところをピックアップして確認していくと、学校の先生に参考になるものが作ることができそうな気がします。例えば、
I am Akiko.
の場合、amに「です」を当てて、訳せという指導はどうなんだ、ということとか。
ちなみに、自分は後志のおじさんのお話に出てきた「文全体を訳して、その文が言おうとしている日本語を当てる」という方法が本来の方法だと思っています。
by 合格先生 (2015-03-03 21:22)

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(52): H
学生が憶えるべき単語リストですが『指導要領』の通りで良いでしょうか?現行の教科書の方が現場の先生としては教えやすいでしょうけれど、アウトプットを見据えた【本当の英語】(変な表現ですが)を教えるには『指導要領』を超える(というか無視)する必要があると考えます。既に私立の学校では一般的に実施してますけどね。

以下は文科省への注文になりますが。
(詳細はリンク先を参照ください。)

小学~中学=Basic English の【850語】
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ベーシック英語
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E8%8B%B1%E8%AA%9E
---------------------------------------------

中学~高校=VOA Special English の【1500語】
---------------------------------------------
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
---------------------------------------------

大学入試=LDOCEの【2000語】
---------------------------------------------
ロングマン現代英英辞典
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%B3%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E8%8B%B1%E8%8B%B1%E8%BE%9E%E5%85%B8
---------------------------------------------

大学~ビジネス=茅ヶ崎方式の【4000語】
---------------------------------------------
茅ヶ崎方式
http://chigasakieigo.com/method/method.html
---------------------------------------------
by Hirosuke (2015-03-04 02:08) 

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(53): S
ホクダイより上のレベルに受験で合格生徒が、北海道全体で、僅か2000人を大きく下回る中、高いレベルの授業を行うのは至難のわざですが、教える側が日本の高いレベルの世界を知っておくことは大切でしょう。

「単語」数を制限することに、何の意味があるのか?語が豊富な方が比べることでかえって語の輪郭がくっきりするのに。逆の意味合いで、外国語学習=単語覚え、という都市伝説が現れているように思います。

北海道の英語教育のガン。
zapper さんや合格先生が、書いている、漢字練習、計算練習の量が少なすぎること。
教員が、日本ではまず採用試験に合格しないレベルで、採用されてしまう。北海道という低学力集団の中で「自分は、勉強ができる。」と思っている、日本では通用しないレベルの人が、教員になる。自分が過去に受けた授業や学習指導をなぞるように、授業をする。かくしてマイナスのスパイラルができあがる。

日本では、高校入試では分速80~100語が標準。北海道のゼロ金利政策入試では僅か60語で充分。大学入試では120ですから、この時点ですでにビハインドです。

分速120の読みのスピードでは、ビジネスレベルの英語を名のるにはまだ苦しいのですが。(入試では満点でなくてもいいけど、ビジネスでは満点が前提ですし。)

たるみきった、雑談、ビンゴ授業はさっさとやめて、文覚えをやらせることからですね。



by 後志のおじさん (2015-03-04 09:37)

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(54): E
合格先生

英語の単語をしっかり教えるというのは、学校の授業では案外やっていないことですね。

willが意志を表すところから、未来(~するつもり、~の意志がある)にも「遺書」としても使われる。
わたしはwillに「遺書」という意味があるなんて知りませんでした。
bodyは酒を入れる大樽が語源と辞書にありました。酒はspiritですから、bodyからspirit(息、霊気)の抜けてしまったのが、「ご遺体」。

ビンゴゲームよりも結構楽しいはずですが・・・
英語の先生はたくさん本を読んで、雑学・博識の「皮袋」であればいい。中学生に戻ってそういう授業を受けてみたい。

by ebisu (2015-03-04 10:15)

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(55): G
すみません。自分、間違えてwiillで「遺書」って書いてしまいました。正しくは「遺言」です。要するに「故人の遺志」ということですね。

単語の授業ですが、これが実は一番厄介なところだと思います。文法の内容を教える方がずっと楽。ただ、単語の授業では、面白い話はたくさんできると思います。

現状では、単語は書けず、教科書本文の訳はプリントに印刷して配っておしまい。「英語になじむのに日記をつけてみよう」と言ったところで「月」は書けない、「曜日」も書けないでは、その時点で挫折してしまうと思いますし、生徒に教科書の訳をさせたとき、なんかトンチンカンな訳をやっているな、と思ったら、次の文の訳を言っていたり。要するに単語や文法がわからないから、文自体を丸暗記して答えるのですが、どこの文の訳だかわからないという子が出てくるんですね。
でも、正直、こういう子ってちゃんと一生懸命勉強しているんですよ。それでなければ訳の暗記なんかしないんですから。それなのに、ずれたことをやってしまって、テストで点数が取れなければ「私、勉強しても全然ダメな子」というふうに考えてしまうんです。
こうやってまじめに勉強をやっている子の意欲を減退させていることに対して、もっと敏感に反応して歯止めをかけるようにしてもらわないとダメだ、と思っています。
by 合格先生 (2015-03-04 10:32) 

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(56): E
>日本では、高校入試では分速80~100語が標準。北海道のゼロ金利政策入試では僅か60語で充分。大学入試では120ですから、この時点ですでにビハインドです。

こういう風に具体的な数字を挙げて論ずると説得力が増します。辛口なだけでなく、客観的な数字を挙げてデータでとどめを刺す。
北海道の中高生にとっては目標値がはっきりしていいですね。先生たちも全国標準レベルのスピードを目標に指導しましょう。
by ebisu (2015-03-04 22:49)
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(57): S
リスニングですが私のtraining法をご紹介しておきます。

NHKラジオの、攻略英語リスニングのモノローグと実践ビジネス英語のビニェットを、リピート再生機能付きのラジオサーバーに録音。
テキストなしで、一回聴くだけでも内容はわかります。が、ここからが大変。
一文ずつ、エンドレス再生をかけて、完璧に同調して言えるまで聴き込みます。その後で、2回文を書いてみる。

基本的に、テキストは見ません(これが大切。)見るのは、音声変化がきつすぎて、語が捕まえられなかった時、知らない語が出てきて意味が掴めないとき、正しくキャッチできたか確認するときです。

言えること、三つ
その1.わかったつもり(初回の聞き取りだけ)では、実はまったく自分のものになっていない
上記の練習をしただけでは、身に付かないので、机に向かっていないときも、聞き流しをして、音声を染み込ませる。(日曜など、日本語より英語を聞いている時間が圧倒的に長いです。)

2.本当の英語に対応させるには、カタカナ読みでは不可能なtrainingであること
同調させるためには、英語の音数でなければなりませんが、例えばdifferent は、3音。ディファレントは、5音。カタカナ読みの方が音数が多いので、ゆっくりのスピードならなんとかついていけても、スピードが上がるとカタカナ読みでは必ず限界がくる。
TOEIC700(英検準1の少し下)には、壁があり、一つはすでに書きました。もう1つの壁がこれだと言われています。
因みに私は、TOEICマニアではありません。一回受けただけです。

3.知らない言葉は聞こえない。言えない言葉は聞き取れない。説明はいらないと思います。
低学力の子には、日本語で必要なtrainingにも思います



衝動旅行中です。ただ今、神保町交差点角のドトールコーヒー。これから、古書店めぐりです。(懐かしいでしょ?ebisu さん。私も学生のころ、たまに歩いたところです。随分変わりましたが、古本屋街は健在です。)

by 後志のおじさん (2015-03-05 10:16)

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(58): H
>因みに私は、TOEICマニアではありません。
   ↓
同じくです。
準1級の合格後に数回だけ受けました。
最初は過去問とか勉強せずに受けて725でした。
何回か受けてバカらしくなって卒業しました。
満点を取ったわけじゃないですよ。
詳しくは、こちらを。
-----------------------------------------
矛盾・・・TOEIC受験のバカらしさ 
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2007-01-07
------------------------------------------

因みに準1級合格の最終的な大壁が【リスニング】でした。克服するためにNHKラジオ『やさしいビジネス英語』で【同時読み(オーバーラッピング)⇒追いかけ発声(シャドウイング)】しました。克服した直後のTOEICスコアが725です。ご参考まで。

>ゆっくりのスピードならなんとかついていけても、
>スピードが上がるとカタカナ読みでは必ず限界がくる。
   ↓
これは洋楽を歌ってみると実感できますね。
辞書的なカタカナ発音では全くリズムに乗れない。
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カタカナで歌う ♪少ーしも寒くないわ♪
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2014-11-24
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僕は、これをプリントアウトして生徒に歌わせてますよ。
もちろん僕も歌います。(笑)

以下を知って欲しいからです。
【辞書のカタカナは取っ掛かりに過ぎない!】
【単語単語の発音は、文になると変化する!】
【リエゾンは常に起きている!】
(anの時しか言わない先生が多い。)

by Hirosuke (2015-03-05 11:51) 

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(59): S
古本屋街にて、

浮世絵、木版画  EBISU堂発見

思わずニヤリ。

by 後志のおじさん (2015-03-05 12:27) 

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(60): S
三つ程、

1.耳から口へのtrainingは、読む力を鍛える上で極めて効果がある。

音は、逆には戻れません。多くの人は、訳を考えながら、文を遡って読んでいるのではないでしょうか?音から文を掴まえる癖をつけると、逆読みの癖が根絶できます。

以前書いた、英語の語順は

Adv. +S+V+(Oなど)+Adv

というのは、耳からの理解を自分なりにルール化したものです。


2.話せるから大丈夫。というのは、大きな思い違いに過ぎないこと。

私も、学生時代留学生としゃべったり、店員のバイトをして外人さんに説明したりの経験はあったから、会話には自信を持って渡米したのですが、とんでもない自信過剰でした。

英会話テキストには必ずでている
「空港での会話」すら聞き取れないのですから。ショックでしたねぇ。只、
Speak slowly, please.
と言ったら、一発でゆっくり言ってくれたので、理解できた。

それまでは、彼らが、日本人にわかるスピードに落としてくれていたに過ぎなかったのだ、ということが自覚できた次第。

3.音の壁を超えなくても、大学受験には、東大を含め対応可能であること。大学入試のリスニングなど、その程度のものです。

因みに東大生のTOEIC平均でも600台だそうです。

だから、ビジネスレベルの英語(というのもよくわからない言葉ですが。)にたどり着くには、ホクダイ以上の難関大学合格後、さらにそれと同じ位あるいはそれ以上の努力が必要とされるわけです。

英語の音と、カタカナ読みの音が混在していると、たとえ、理屈上頭の中でのリンクがあったとしても、ネイティブの通常のスピードで音が流れた時にほんの一瞬リンクをとるためをの時間が必要になる。たったこれだけで、ネイティブの発するネイティブ向けの言葉についていけなくなるのです。

さて、リスニング&スピーキングを中学生の授業に持ち込むには?

by 後志のおじさん (2015-03-05 18:34) 
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(61): E
神保町交差点にドトールがあるのですか、わたしが神田神保町めぐりをして歩いたころはありませんでしたね。銀座四丁目交差点にもドトールがあります。2回の席から歩いている人を眺めながら飲む珈琲はまた格別。

ところで、後志のおじさんのトレーニング法、すざまじいですね、修行そのもの。99.99%の高校生にはそこまでの徹底は必要なしと思いますが、コミュニケーションツールとしての英語を追求したら、そういうことになるのでしょう。
TOEIC900点を楽勝で越すはずだ。
釧路の教育を考える会のメンバーにもそういうレベルの人が一人います。
すごいレベルだな。
某繊維メーカnと合弁会社をやったときに、一緒に仕事をした人が、千葉大学薬学部出身でしたが、TOEIC800点台でした、900点には届かない。
あなたのトレーニング法を伺って、敬意を払うべきレベルだということがよくわかりました。

>英語の音と、カタカナ読みの音が混在していると、たとえ、理屈上頭の中でのリンクがあったとしても、ネイティブの通常のスピードで音が流れた時にほんの一瞬リンクをとるためをの時間が必要になる。たったこれだけで、ネイティブの発するネイティブ向けの言葉についていけなくなるのです。

同時通訳の養成のようなシビアなレベルの話のようです。そこで、話を元に戻して、こうなるのですね。

>さて、リスニング&スピーキングを中学生の授業に持ち込むには?

VOAのレベル1、あるいはレベル2で十分ではないでしょうか?
それ以上を求めたら、99.9%に生徒は他の教科の学習時間を確保できなくなりませんか。
日本語の学習も、数学の学習も大事なことでは英語に劣りません。
中学生対象の英語教育に、おっしゃるようなレベルのリスニングとスピーキングトレーニングを導入する具体案がありましたら、教えてください。

神田のEBISU堂さん、わたしものぞいて見たいですね。東京へ行っても、ほとんど出歩かなくなりました。神田はおろか新宿へでるのもキツイ。
by ebisu (2015-03-05 23:06) 

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(62): H
■ 高校はオール・イングリッシュの英語授業をやっている
     ↓
これって、あくまで建前ですよね?本当にイングリッシュで授業してるんでしょうか?うちの塾の最寄高校(非常に低レベルですが。)ではNo!です。日本語で文法用語だらけの構文解説です。Yes!の高校でも文法用語だらけの構文解説?余計に理解できないのでは?

文法・語法の解説にも【イメージ】は非常に有効です。英語が理解できない生徒に英語で【英語のイメージ】を持たせるのは無理です。正しく【イメージ】させるには彼等の理解できる言葉が必要。つまりは正しくイメージ豊かな日本語ですが。

他に何か上手いツールがありますか?

オール・イングリッシュの利点とは何でしょうか?

by Hirosuke (2015-03-06 00:26)

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(63): E
生徒に確認してみます。
英語で授業をやっているとは聞いていますが、全部英語なのかどうかそこまでは聞いていません、疑わしいですね。
定期テストには日本語が一つもなかったのを確認はしていますが、英文の構文解説を英語でしたらわかる生徒は、普通科120人のうち10人いませんね。現実問題として英検2級以下では、オール・イングリッシュ授業はとても無理です。

本当に「オール・イングリッシュ」なら高校生の英語の学力低下が進むことになるでしょう。
いずれにせよ、根室高校は2年後の統合後には、生徒の学力が著しく低下するので、オール・イングリッシュなんて、夢のまた夢ということになります。

by ebisu (2015-03-06 12:18)

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(64): S
リスニングメソッドですが、あくまで「私」のやっていることです。色々やっているうちに、いつの間にかベストとしてやっているだけのことで、今はあまり時間はかかりません。1ページ40分くらいです。

それも、完全に同調できて繰返して言えるまでに、少し長い文だと3分くらいかかりますから、掃除やらちょっとした片付けやらの片手間にできます。日常生活の傍ら、時間の有効活用をしているようなものです。


中学生がやるなら、を私の軌跡を辿りつつ考えてみました。

やはり、前提は、文のつくりがわかっていること。S+V+Oでも、~は、どうする~を、でも何でもいい。「単語」も、訳語でもイメージでもニュアンスでも何でもいいから、きちんと覚えていること。

その上で、「解った文」を

初めは、見ながらでもいいから音に合わせて口に出す。(ただし、カタカナ英語の音に合わせては不可。)何回も。そして、顔を上げて(文字をみずに)同調できるまで。可能であれば、少しずつスピードをあげる。

たまに、すでに習った範囲内で、文をつくり、文字無しで言えるまで繰り返す。だんだん速くする。生徒が、振り落とされても構わない。ゲーム的に、本当のスピードを体感させる。振り落とされた連中が、笑っている位がいい。

こんなやり方は、どうでしょう。各単元の、基本文だけでも実施できたら、効果はあるでしょうし、スピードの調整や非カタカナ英語も、ALTと打ち合わせれば、充分に実現できると思います。

オールいんぐりっしゅの授業?おたるの、tide and ridge 高校でやっているらしいですが、教師が、決まった範囲内の指示を英語で言って、あとはただ読んでいるだけ、と聞いています。

生徒とのやりとりが有って初めてall English を名乗れるのだろうと思いますが、後志の「名門高校」(北海道偏差値45で入れる)では、教師がしゃべって(正確には読んで)いるだけで、生徒はただ座っているだけです。北海道の小学校の日常、「待ってなさい。」と同じ現象が起こっているだけのことだと思います。

by 後志のおじさん (2015-03-06 14:23) 

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(65): H
僕の音読メソッドの詳細です。
(リスニングメソッドではありません。)
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口と脳をシンクロさせる
「5-LEVEL 音読トレーニング」詳細マニュアル
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2006-08-17
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これで苦手だった単語と長文を克服しました。これに沿って生徒にも音読させますが彼等にはLEVEL 2が限界です。それでも十分に伸び始めます。脳内に英語回路が開通し、英語に対する反射神経が磨かれ、問を考え正確に答える余力が生まれるからです。

使用する教材は英検リスニングCDが基本です。教科書CDではLEVEL 5が出来ませんが、LEVEL 4までは可能ですから十分でしょうか?

by Hirosuke (2015-03-06 23:38)

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(66): H
話を小学生レベルに戻しましょう。

「まずは【フォニクス】から。」という案が出ました。賛成ですが【フォニクス】は非常にパターンが多いので最初からの導入は困難が伴うと思います。更には【フォニクス】以前の課題があります。【正しいアルファベット26字の読み方】です。「何を今更?」でしょうか。

その課題とは『ABCソング』です。アルファベットには【長音 と 短音】の2種があります。使用頻度は圧倒的に【短音】が多いのに、誰も教えず『ABCソング』では少数派の長音ばかり繰り返し歌わせています。【短音バージョン】も取り入れるべき。こんな感じです。
    ↓
♪ ア ブッ クッ ドゥッ エ フッ グッ ハッ イ ジッ クッ ルッ ムッ ヌッ♪

音階は存在しません。リズムのみです。

by Hirosuke (2015-03-07 22:15) 

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(67): E
同調音読ができたら、スピードアップ音読、しかも振り落とすくらいにスピードアップ、ゲーム感覚で楽しむ。
授業としては楽しそうですね。
一緒にやって見せて、やらせてみる。後志のおじさん、これはいけそうですね。

「オールイングリッシュ」授業はときどき日本語が混じっているそうです。完全なオールイングリッシュでは、ついていける生徒が1割以下になるでしょうね。

現実は「おおむね、オールイングリッシュ」ですね。高校で採用している英文法書を英語で教えたら、大学の授業でもハイレベルのものになってしまいそうです。

理想と現実、ギャップは相当大きそう。
by ebisu (2015-03-07 22:22) 

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(68): E
音読するときに鮮明なイメージを脳内に保持することで、音とイメージと意味が脳ないでシンクロするのでしょう。
方法論としては有効性が理解できますが、人によって向き不向きがありそうです。
だからこそ、三人三様の勉強法の開示の意味があるのでしょう。

誤解のないように申し添えて置きますが、Hirosukeさんのイメージ音読も後志のおじさんの「同調音読」と書くトレーニングはそれぞれ試してみましたが、すっと入ってきます。なるほどいい方法だと感心しています。わたしの勉強法に欠けていた部分であり、遅まきながら開示いただいたほうほうでぼちぼちトレーニングを続けたいと思ったしだいです。

その上で書きますが、話は英語学習の目的に戻ってくることになりそうです。

コミュニケーションツールとしての国際語である英語を身につけることを目的としたら、第一段階は日常会話ができる程度でいい。ネィティブの小6~中学生レベルの会話ができればいい。
第二段階は、ネィティブの高校生レベルの「読み・書き」でしょうね。
でも、それでいいのでしょうか?

日本語を想定してみると、中学生レベルの会話ができるということにそれほど意味があるとは思えません(理由:仕事で利用できるレベルではない)。
現実に、友人同士の会話は成り立っても、大人の話を理解できない中学生が増えています。本を読む習慣のない生徒が増えており、語彙が貧弱で文章語を交えた話が理解できない層が膨らんでいます。

コミュニケーション重視でやったとして、たとえば社会人がネィティブの中学生程度の会話ができることにどれほどの意味があるのでしょうか?
日本国内では日本語ですべてが通じます。日本人同士が英語で話をしなければならない場面は、外人が間に入っている場合に限られるでしょう。そうした機会は一般人にはほとんどありません。
学校教育は一般人に対する教育でしょう?

日本語の話ですが、中高生に要求されるのはある程度の量の本を読み語彙を増やすことです。そして読む本の範囲を広げること。「読み・書き」の能力アップをすることではないでしょうか?
大学生が英語を勉強する場合にも、同じことが当てはまらないでしょうか?
大学で学ぶ英語はそういう読解力や書く能力重視でいいのではないでしょうか?

先端分野の専門書は翻訳がないものが多いので、そういう英語で書かれた文献を自力で渉猟し読む能力は仕事をする場合には必須です。
仕事をしていて、システム専門書やコンピュータ・ハードウェア、管理会計学、医学、言語学などの先端分野の専門書を読む必要がありましたが、仕事で英会話が必要だった場面はごくわずかでした。
たいてい通訳する人がついていましたし、専門分野の話になると、専門用語が飛び交うので、英会話程度の通訳能力では専門家同士の話の通訳ははなはだ困難です。逆に、日常会話は不自由でも、専門分野については、共通の語彙=専門用語が橋渡しをしてくれるので、大事なところは専門用語でダイレクトに確認が可能です。

最近は、日本企業でもグローバルな展開をしている会社は、社内で英語で意思疎通をしているようですが、わたしにはばかげたことにみえます。日本語で話したほうが、数十倍も深い話がしかも短時間でできることは、なんらの論証も要しない自明なことではないでしょうか。

それで話を戻しますが、「イメージ音読」や、「同調音読の徹底」は発話能力やリスニング能力を磨く上でじつに有効な方法だと感じます。中学生の英語トレーニングメニューとしても、大人のトレーニングメニューとしても有力な方法ですね。
Hirosukeさんや後志のおじさんにめぐり合うまでは、こういう具体的な勉強方法を知りませんでした。
たいへん参考になっています。ますます英語が楽しくなりそうです、感謝。
by ebisu (2015-03-07 23:38) 

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(69): H
ここまでの議論を極めて単純な図にしてみると、
こんな感じでしょうか?
-----------------------------------------------
◆後志のおじさんメソッド◆for 基礎を完全把握した人
     ↑
     ↑
     ↑
     ↑
     ↑
     ↑
◆Hirosukeメソッド◆for まだ基礎がグラグラな人
     ↑
     ↑
◆フォニクス+イメージ+スピード音読◆for 初学者     -----------------------------------------------
上図のように3つのメソッドは一直線上にあります。【ハイスピード連続スラッシュ&イメージ音読】とでも言うべき一本道です。しかし、ご覧の通り相当のレベル差です。この差は、まず耳での理解に重きを置くか、まず目や口での理解に重きを置くかの違いとも言えます。

僕は英検準1級に合格【前】に後志のおじさん的なトレーニングへと移行しつつありましたが、うつ+聴覚過敏になったので今は完全休止状態です。だいぶ回復したので、またトレーニングし直さなければ。

Hirosukeメソッド(なんて、おこがましいですが)を楽に実行できるように成長して来たら、なるべく早く◆後志のおじさんメソッド◆に移行するのが理想的だと思います。移行時期は少なくとも英検2級の合格後でないと厳しいかな?逆に言えば、僕が◆後志のおじさんメソッド◆に出会っていたら、もっと早く英検準1級に合格できていた筈です。自分のメソッドが楽に出来るようになったのにリスニングの壁が突破できず準1級に合格できない。その対策として更に負荷を上げる方法として思い付きましたから。

by Hirosuke (2015-03-08 11:02) 

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(70): S
いい発音を、義務教育で全員に求めると、可哀想な子が出てきそうです。

音の違いが聞き取れないとか、リズムがとれないとか、口をしっかりとじることができないとか、方言の関係で母音に違いがあるとか、

一通り音の説明をしたら、あとはお遊び感覚でも「学校」ならいいのではないかと思います。目覚めた人は、努力するきっかけになるだろうし、できなかった生徒が劣等感をもたずに済むようかつ本当のスピードに触れる機会を持たせてあげられるようにすること00狙いとして考えてみたものですから。


Let it go! を検索しているうちに、岩手弁バージョンにはまり、
店でかかっていたポルトガル語のボサノバが、岩手弁に聞こえて困った!

コタケッパッタ、バンチャ、オンチャ
(ポルトガル語っぽいでしょ?)

このまま、
こんな、頑張ってる、都会の、おじさん

という意味なのです。(岩手+秋田混ざってますけど。)

by 後志のおじさん (2015-03-09 13:11) 

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(71): E
やさしいですね。

>いい発音を、義務教育で全員に求めると、可哀想な子が出てきそうです。

耳の感度の良し悪しの個人差が大きいから、努力しても真似できない生徒が三人に一人はでそうですね。

>一通り音の説明をしたら、あとはお遊び感覚でも「学校」ならいいのではないかと思います。
>目覚めた人は、努力するきっかけになるだろうし、できなかった生徒が劣等感をもたずに済むようかつ本当のスピードに触れる機会を持たせてあげられるようにすること00狙いとして考えてみたものですから。

学校は「ゆるく」ていい、本格的にやる1%の人にはきっかけをつくってあげるだけで、小中学校の英語は十分ということですか。マイルドなご意見に落ち着きました。

>コタケッパッタ、バンチャ、オンチャ
(ポルトガル語っぽいでしょ?)

音に対する感覚がわたしよりずっと鋭い、いろんな音がわたしのみ耳とは違って聞こえているのでしょう。人間ってとっても多様ですね。

ところで「00狙い」の伏字になっている部分はなんでしょう?
by ebisu (2015-03-09 23:04) 

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(72): S
生徒には、いろんな事情を配慮しますが、教師には配慮しません。金を貰う側ですから。

1.おかしな発音を押し付けるのをやめること。北海道にはゼアラアとか、カインドブとか、インポータントゥミーとか、カタカナ読みを押し付けて悦に入っいる輩が未だにいるようですが、何だ?そりゃ。

2.教師は、きちんとした音が出せるようにすること。特に子音。

文科省のやっていることは、商品広告をうつだけで品質保証がなにもされていない、どこかのハンバーガーチェーンみたいなものでおまけに北海道の教員ときたら、意図的に異物を混入させたり、手も洗わずに食品を触ったりする輩ですから。

北海道の英語教育は、危険です。


英検2級ならセンター70%は下限。しかるに、北海道教育大学など、札幌校含め70%以下で入れる。推薦入学組など話にもならない。

彼らにとっては、センターでさえ難しく、英語教育コースでさえ、英検2級持っていればましな方。

これで英語を教えるっていうんだから!

文科省には、教員全員の品質保証をやっていただきたいものです。

by 後志のおじさん (2015-03-10 07:28) 

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(73): E
おはようございます。

ははは、やっぱり。
生徒にはやさしくとも、プロであるべき英語を教える教員が英検2級もとれないような能力では教える資格ナシというのが後志のおじさんの辛口の結論ですか。

そういう主張も生徒のためですね。プロはプロとして十分な技倆をもて、そしてそれを一生磨き続けろということですね。

>英検2級ならセンター70%は下限。しかるに、北海道教育大学など、札幌校含め70%以下で入れる。推薦入学組など話にもならない。

>彼らにとっては、センターでさえ難しく、英語教育コースでさえ、英検2級持っていればましな方。

>これで英語を教えるっていうんだから!

わたしが授業参観したときにたいへん気になったのはたった2点。
一つは子音の発音、もうひとつは判で押したように教え方が似通っており、学習指導要領の範囲を出ていないことでした。文科省は学習指導要領は最低基準と言い切っているのに、現場はその域を出ることができない。ベテランほどいままでのやり方を踏襲し、やり方を変えられないのかもしれませんが、若い先生も同じでは話にならない。
子音の発音についてはebisuは後志のおじさんと同意見。

>2.教師は、きちんとした音が出せるようにすること。特に子音。

根室管内の英語教師の皆さん、日々努力して技倆を磨けば、三年たったら技術レベルが格段に進化します。生徒のためにししてプロフェッショナル(教育の職人)として、やるべきことをやりましょう。
わたしもいま、後志のおじさんが開示してくれた「同調音読」にHirosuke流「イメージ音読」をミックスして、VOAの音源とサブスクリプトを利用してトレーニングを始めました。さまざまな分野の専門書を読む必要があって英文を読んできましたが、この方面の勉強が足りなかった。足りなければやればいいのです。不足があればそれを補うのがプロフェッショナル。
生徒に教えている間は、教育の職人であり続けたい。

>文科省には、教員全員の品質保証をやっていただきたいものです。

同感。やったら人数が大幅に足りなくて、北海道の学校英語授業は崩壊必死です。無理な注文ですが、当然の注文でもある。どういうスケジュールで実現するのか、工程表を公表してもらいたい。

by ebisu (2015-03-10 08:41)

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(74): E
オールイングリッシュ授業の実態について報告。

地元の高校普通科の授業では、1年生のときは英語での説明が多い、ところが2年になると日本語での説明主体に変わるということのようです。
オールイングリッシュ授業継続の無理を現場の先生たちは十分ご存知ということ。

文科省は地に足の着いた高校英語授業と先生たちのトレーニングを展開してもらいたい。
建前と本音に差がありすぎ、「オールイングリッシュ」の建前は多くの高校で英語学力破壊の方向に作用していると判断せざるをえません。
by ebisu (2015-03-10 08:51)
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*#2991 中学英語教育わいわいがやがや(1) Mar.5,2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-03-04-1

 #2992 中学英語教育わいわいがやがや(2)  Mar.6, 2015
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-03-05


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*#2423 'IAEA members give grief over leaks' Sep. 28, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-09-29

 #2435 "#2423の一文解説" Oct.4, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-04-1

 #2443 仮定法ってなんだろう?(1):コメント投稿欄での議論 Oct. 10, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-09-1

 #2444 仮定法ってなんだろう?(2):コメント投稿欄での議論 Oct. 10, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-10-1

 #2445 仮定法ってなんだろう?(3):コメント投稿欄での議論 Oct. 10, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-10-2

 #2446 仮定法とは何か(1) : Boys be ambitious. Oct. 11, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-11

 #2447 仮定法とは何か(2): 概念規定と基本型 Oct.13, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-12

 #2449 假定法とは何か(3): Swanの説明 Oct. 14, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-13-1

 #2452 仮定法とは何か(4):国文法学者の見解 Oct. 16, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-16

 #2453 仮定法とは何か(5) : 国文学者の見解ー2  Oct. 17, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-16-1

 



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