昨夜は8.0度だった。根室は今日も雨が降り最低気温は5度も上がった。3週間ほどまるで梅雨空のようだ。蒸し暑くない(寒い!)ところが東京と違う。千島桜の蕾が膨らみ始めている。

 根室市教委が市内の中学校の先生の協力を得て数学の計算問題集『カルク』を作成して、配布した。しかし、市街化地域の3校のうち、B中学校だけを配布しないのはなぜだろう?A中学校とC中学校の生徒に配布されてからもう一月以上経っている。『カルク』を使って基礎計算トレーニングしている生徒は少なくない。

 生徒に聞いても要領を得ない、理由がハッキリしないのである。学力テストの数学の点数の分布を見る限りこの学校も基礎計算能力に問題のある生徒が約半数いる。
 三年生は21日から修学旅行に行っている。期末テストは来月下旬に設定されており、1~3年生の期末テスト範囲は計算分野である。このタイミングを外したら効果が半減する。

 あの問題集は市の予算を使って作成されたもので、それを学校が生徒に配るのは市教委の業務命令のはず、なぜ配らないのだろう、業務規程違反になります。数学担当教員は単なる業務規定違反ですが、数学担当教員が『カルク』を配布しないのを放置している校長は善管注意義務違反*に該当しますよ、学校管理者ですから校長と教頭は民法の規定をもちろんご存知でしょう。

 それにも関わらず配布しないのなら、よほどの事情か信念に基いておやりになっていることでしょうから、理由を生徒と父母に通知すべきでしょう。特定の数学担当の先生ではなくどなたも配布していないから学校の方針なのでしょう。

 仕事ですから市教委の関係者がこのブログを読んでいたら、確認してみてください。何の理由もなく配らないということは考えにくい、おそらく何らかの理由や事情があるはず。


【善管注意義務違反】 コトバンクより引用
http://kotobank.jp/word/%E5%96%84%E7%AE%A1%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%BE%A9%E5%8B%99