今夜は冷え込んでいる。午後9時半の気温は3.8度、満開となった千島桜が散り始めた。葉桜だからソメイヨシノの美しさはないが、日本全国ソメイヨシノが咲き誇るよりも北の大地は芝桜や千島桜、国後桜で彩られるほうが風情があっていいのだろう。

 昨日(5月27日日曜日)に標記例会があった。ホテルの3階で珈琲を飲みながら2時間ほど2012年度の提案内容について意見交換をした。
 学校の先生の参加が増えてきたので、学校側の具体的な事情を踏まえて意見交換できるのは喜ばしい変化である。弁護士さんもお一人参加していた。

 ついでだから弁護士さんの数について耳にした情報をメモしておく。
 根室市はひまわり弁護士会の一人のみ。根室の人口は2.9万人、釧路は18.2万人である。では、釧路市の弁護士の数は?
 人口比なら6人となるが、実際には26人で市民7000人に弁護士一人の割合である。帯広市は人口16.8万人で弁護士数は二十数人。
 根室はやっぱり田舎だった。釧路や帯広に住みたい、あるいはそこで仕事をしたい弁護士さんはたくさんいるが、根室はたったお一人。人口当たりでいうと釧路や帯広の約四分の一。住み続けたくない市民が40%の町は、弁護士さんたちの評価も似たような結果になっているのだろうか?
 旧弊を廃し、自分たちが住み続けていたくなるような町をつくるのが先だ。豊かな自然に恵まれているという点では根室は釧路や帯広に劣らない。50年にわたって町づくりに失敗してきたのが根室。謙虚に反省して、前を向いて問題に取り組めばなんとかなるものだ。

(なぜこんな数字を掲げたのか?5日前の北海道新聞で根室の市議会議員定数が問題となっていたからである。人口5万人以下の北海道の市のみをピックアップして比較していたので、バランスをとるためにお隣の釧路市と市議定数を比較してみたい。釧路市は定数28人である。参考までに上げると帯広市は定数32人。市議一人当たり釧路は人口6514人、帯広は5250人、根室は1450人だ。)

 (人口当たりで見ると根室の市議数は釧路や帯広の4倍前後である。それでも市議本来の仕事を市議の三人に一人でも果たしていれば市議定数を削減要求が四市民団体から提出されることはなかったに違いない。
 市議本来の仕事とは市政チェックと政策提案である。市立病院事業や市立病院建て替えにかかわるかなり乱暴な市側の予算案をそのまま承認するだけでは市議会はあって無きがごとし、そういう市議会に市民は飽き飽きしている。
 残る任期は一年とすこしである。このままでは市議の意識と市民の意識はどんどんはなれていくように見える。学力問題でももっと積極的に動く市議が現れてほしい。)



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