授業が終わって帰る時、道路は真っ白、車にも2センチほどの雪がのっていた。はけで払うとさらさら落ちる、パウダースノーだ。気温はマイナス3.9度、北風に乗って流れていく雪は粒子が小さい。これなら夜通し降ってもたいして積もらないだろう。春が近い。

 明日(3月6日)は道立高校入試だ、中3は半分くらいの生徒が補習に来ていた。事務情報科が10名、商業が4名オーバしてるだけで普通科は定員割れだから、二人を除いて生徒たちはリラックスしていた。

 入試準備で今日から3日間高校は休みだが、中1と中2は明日から学年末テストだ。中1の生徒が学校帰りに二時間半勉強していた。結構集中して勉強している。あとで2年生が、
「先生、中1のあの人たち静かだったね」
と驚いていた。

 三人は数学のワークをやっていたが、一人が最後の20分間答えの丸写し作業に切り換えた。
「丸写しするくらいなら白紙で出せばいい」
「先生、出さないといけないんだ、点数下がっちゃう」
「みったくないよな、答えの丸写しなんて、カンニングと一緒じゃないか?」
「え、学校の先生がそう言ったんだ、写して来いって、明日出さなきゃなんない」

 先生たち、手抜きしないできちんと教えろよ。生徒の40%は50点以下だから、この層の生徒にとっては簡単なワークの問題でも難しすぎる。解答を見てもわからない問題が多いから教えてやれよ。コンパスを使った作図は4種類しかないから、これをきちんと使い分けできればいい。ところが基本の4パターンもろくにやれぬ。説明だけで演習していないからだろう。
 作図の問題については作業手順が書いていないので、だまってみていると生徒はとんでもないやり方で間違えている。ちょっと難しくなると答を見てもやり方がわからないからパスだ。方程式や計算問題を丸写しでは学力向上に何の効果もない。
 市教委の指示か知らぬが、各校でプリント問題を大量にばら撒くようになった。学力を上げるためだろうが、その一方で、答えの丸写しを奨励するようなことが現場で行われている。
 学力向上という一点から見ると、これら二つのことはベクトルが逆だろう。
(各学校でワークは提出を義務付けているが、あからさまにこういう発言はしなくても、生徒の40%はワークを自力でできるレベルではないから、放課後補習を実施しなければ同じことである。生徒は回答を丸写しせざるをえぬ)

 先生たち、ブカツを休ませても放課後補習をきちんとやるべきだ、仕事の手抜きはいけないよ。手抜きは癖になるから5年も手を抜いたらもう治らないよ。半端職人一丁上がりなんて情けないことにならぬよう気をつけよう。手を抜きたけりゃ転職しなさい。お客は来ないだろう。

 「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」、先生をやっていられることに感謝し仕事は正直に誠実にやろう。

 腕のよい職人は仕事の手を抜かぬ、つねに渾身の力で仕事する。
 自分の子供の先生がそんなことを言ったら腹立てるでしょう、友人の子どもだったら、「答を丸写しして来い」なんて決して言わないでしょう。

  じつはこういうことを繰り返していたらとんでもないことになるのですが、先生たちは気がついていませんね。中学校だけで考えるからこんな空恐ろしいことをしてしまうんです。社会人となってからのことをつねに想像しながら教え方を選択しないと教育はダメなんです。社会人になってからのことを考えて小中高生に教える、そこにニムオロ塾開塾の原点があります。
 解答丸写し、思考停止が得意技のような大人が増えれば地域社会崩壊の原因となります、否、日本の国力を著しく落とすことになるでしょう。
 #1870に続きを書きますので、一緒に考えてください。

*#1870 "カイトウミテウツシテコイ"、生徒の未来はどうなるか? Mar. 6, 2012 
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-03-06-1


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