面白いから採り上げる。
 釧路の情熱空間という動物園で虎が"ぐるるっ"と唸った。
 この虎さん、ときどき唸ったり吼えたりしますが、ほんとうは情が深くやさしいのです。でも虎ですから、腹に据えかねると噛み付くことはあります、ご用心。(笑い)

http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/4917977.html
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2011年12月02日

反対意見の例

講演の際に、いつもこう前置きをするようにしています。

たかが子どもの勉強。
子どもは元気に遊んでいればよろしい。
勉強などよりも大切なことがたくさんある。
実は、私自身そう思い続けてきました。
しかし…

と。

この問題に否定的な方は、私見ですが以下に分類されます。

1.すでに子育てを終えた方。
2.特定の政治的信条をお持ちの方。
3.他はどうあれ、自分とは無縁と考える方。
4.実力勝負の世界で勝ち残ってきた方。

実は、手が悪いと考えるのは3番目の方です。こんなことがありました。とある所でお話をさせていただいた際に、「いやぁ、三木さんの言う通りだわ。私も、自分の子の大学進学までは苦労をしてねぇ…」聞けば、某国立大学の医学部に合格したそうで、親子で目指していた目標を達成するには、釧路での学習環境には閉口するばかりだったとのこと。そこで、協力を仰いだところ、「私はもう、子育ては終わったからねぇ…」などと協力する気などまったくなし。

さて、今日の釧路新聞(2011.12.02)「余塵」は、上記1のご意見と思われます。お書きになった記者さんに、直に面談を申し込みましょうか。それとも、議連(釧路市議会基礎学力問題研究議員連盟)の勉強会へご招待しましょうか。主筆のご意見をこそお伺いしたいものです。













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【ebisuのさらっとコメント】
  新聞記事をクリックし、拡大して内容をよく読んでほしい。
 内に炎を宿し生徒を鼓舞できる先生が10%でもいれば自浄作用が期待できる。では釧路の現実はどうなのか、そこのところで方向が分かれるのだろう。

 松陰先生は学問は不要と言っているわけではあるまい。それどころかしっかりした智力に支えられなければ行動が無になることをよくご存知だった。もともと軍学者の家に生まれ、いろいろな軍略について幼少の頃から学んできた人である。
 もちろん当時は大学などはないから、私塾を開いて教育をした。松蔭自身さらに学びたくて黒船に乗りつけ海外への渡航を交渉するが拒否され、獄中に。当時は国外に出ることを企てただけで重罪。
 日本橋本町に本社事務所を構え仕事をしていたとき、散歩したら松蔭が刑死した場所に出くわした。碑があり、首切り役人が落ち着いて作法どおりに腹を切った松蔭を褒め称えている。
 たしかな智力と胆力がなければ、松下村塾から幕府を倒そうとする者たちが輩出するわけがないし、倒幕に成功するはずもない。明治新政府を支えた者たちもいる。10畳と8畳の二間、彼の門下で直接教えを受けた者はわずか50人である。

*松下村塾(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E6%9D%91%E5%A1%BE

**刑死地(小伝馬町)
 写真3枚目、十思公園が刑死地。同僚のSさんと昼食後の散歩をしていたら、偶然ここにたどり着いてしまった。碑文を読んだあのときに140年の時間を隔てて何かが胸に伝わってきた。東京へ行く 機会があったら、訪ねてみるのも一興である。あなたへも時空を超えて松蔭の思いが伝わってくるかも知れぬ。
http://blogs.yahoo.co.jp/lunchapi/62036010.html


 ついでだから、ブログ"情熱空間"の一つ前に書いたコメントも転載しておく。

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3. Posted by ebisu   2011年12月02日 10:44
景気が悪ければ悪いほど人材は不足してしまうんです。案外、そういう事実が知られていませんね。

仕事の仕方次第で、たとえ不況であってもいくらでも利益は上がるんです。企業側はそういうことをやってくれる人材を求めています。
ところがなかなか見つからないのです。
学力の高いこと、広い教養と高い見識をもっていることも大事ですが、何かに秀でていることも大事です。
要はさまざまな分野で他に秀でた人材を集めたいのです。ですから能力の高い人材にはいつでも職があります。能力次第で年収を大幅に上げて転職も可能です。

歴史の古い一流企業と呼ばれる会社は大卒にしか門戸を開いていない会社が多い。それが現実です。

能力が高ければ、自分のスキルを磨きながら十数年で零細企業を上場企業に育てることができるでしょう。
世の中の企業は学力の高いもの、何かに秀でた者をいつでも求めています。職がないのは不景気のせいではないのです。

高校卒業までの18年間をどう過ごしたかで、生活習慣や基礎学力の高さが決まってしまいます。人生が決まると言っても良いでしょう。
この18年間をおろそかに過ごしてしまうとその後の人生で挽回するのは至難の業です。でも、まれにそういう人がいますから、決してあきらめてはなりません。
他に秀でた能力は一つのことをたんたんと、迷わず一心にやることでも身につきます。
どんなに困難な中にあっても絶望せず、ひたすら自分を磨き続けることです。そういうあなたを誰かが見ていてくれます。

      …団塊世代の爺より 

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