「釧路の教育を考える会」の副会長のMさんとIさんと、ニューかおりで待ち合わせ、珈琲を飲んだ後一軒目はチボリ。
 ここで腹ごしらえをしながら花火が始まる直前まで飲んでいた。メニューは豊富で、焼き鳥などの肉類が中心。ツブのガーリック炒めが絶品だった。斜めに切ったフランスパンがもっと肌理がこまかいとツブとガーリックの味がしみこんだオリーブオイルがパンをすり抜けて下に落ちないのでもっと美味しくなるだろうなと思いながら食べた。もうすこし重量感のあるフランスパンを焼く店があるとうれしい。天然酵母のパンもあるとなおうれしい。香りが独特だから。
 高校3年生の元塾生が友だちと一緒に入ってきて「先生こんにちわ」としっかりあいさつ。中3のときよりも背が伸びて顔立ちがすっきりしている。2年半、成長したのは背丈だけではないようだ。
 Mさんが「お、ビールでも飲むかな?」とうれしそう。そういう羽目の外し方をしない生徒だ。帰りも微笑んで頭を下げていった。めんこい奴だ。

 二軒目の店へむかったら青くなった夜空に花火があがり始めた。弁天島から打ち上げるので近い。店の角の通り上に人が立っているが、同期の友人(マスター)だった。
 スナック「KAN」は7月7日に15周年を迎えた。冷蔵庫に北の勝「搾りたて」が残っていたので、それを3人でいただいた。そのあとは北の勝の大吟醸酒「祭りばやし」。Mさんはビール、Iさんはハイボールを飲んでいた。SSサイズのエビが手に入ったと出してくれた。小さいほうが味がいい。LサイズやLLは腹に卵をたくさん抱えているから、それが邪魔をする。Mさん「こりゃうまいわ」、奥さんから根室まで行くんだからお土産にエビを買ってきてと言われたことを思い出していた。
 根室のマチにずっと住んでいるマスターと教育問題はそっちのけで楽しく歓談。それでもときおりこどものシツケや教育に話が飛ぶ。根室のマチがどういうマチか、同期のマスターが漁師のこと、水産会社のこと、経営者のことなどを面白おかしく説明してくれるから、ebisuも聞き役。話しの面白い気のいい奴だ。

 三軒目はワインバーの予定だったが、あいにくサリーさんはお休みだったので、「ひだまり」へ行った。ツブとホタテのバターいためがおいしい。それにあっさり寄せ豆腐があう。生ビールを飲みながら閉店まで。
 「よくここまで来たもんだ、1年半前とはまるで状況が違う」と状況の好転に驚く。2年と3ヶ月前に初めてあって話しをしてから、短期間でここまで来れるとは、まさかまさかの人の縁+地元のこどもたちの学力を上げて地域を活性化しようと損得抜きの人たちがいた。そんなメンバーが「釧路の教育を考える会」に集まってしまった。
 神輿(会長)になってくれたのは元釧路市教育長の角田さん、そして提案原稿をネットを利用してメンバーから意見を集めながら精力的に短期間でまとめ上げる仕事師T事務局長、市教委の次長、道教委の○○さん、調査能力が高く人をまとめることに長けた釧路市議の月田さんとメンバーはまさに想定外の連続。こういう良いほうの想定外は大歓迎。道の教育長とも「釧路の教育を考える会」は釧路で開催されたフォーラム以後、同じ方向で動きつつある。
 1年後にはどうなっているか、想像もつかぬ。
 11時になったので、歩いてイーストハーバーまで。気温は11.8度、酔って火照った身体にはちょうどいい気温だった。酒はよき友と飲むべし。



にほんブログ村