2.5Kmの距離の市街化地域の2校(A校とB校)で2月初旬に実施された中1学力テストの平均点を並べる。

            A校   B校
   数学  44   39.8
   英語  50   43.9
   国語  57   50.7
   社会  46   33.6
   理科  59   44.1
   合計 255  211.3  

(合計は端数処理の関係と思われるが、不一致である)

 全科目の平均点がB校よりもA校のほうがよく、500点満点で科目別平均点合計が44点も差が開いている。
 学校間格差は意外なほど大きい。原因を究明して対策をうち、その効果を測定して次年度、さらに効果的な対策を施すべきだろう。
 根室市教委は学校別の学力テストデータを公表すべきだ。そうすれば、何か対策を打った場合に効果が測定できる。
 学校教育の現場もPDCAサイクルのある仕事をしよう。民間では当たり前だ。いつまでもデータを公表せずにPDCAサイクルを無視しているから成果が出ないのだろう。早く全道最低レベルは脱しよう。

 もう一つ書いておく。
 歯舞地区の小学校を統合して歯舞中学に校舎を増築して集めるそうだが、市街化地域の学校へマイクロバスで運んだほうがいいのではないか。教室がたくさん空いているから校舎の増築は必要がない。
 4月に1学年約70人でも3クラスの学校があるという。なら、そこへ集めれば新たな教員も校舎の増築も必要ない。市街化地域の3校では1学年50人台の学校すらある。昔の郡部校並みの規模になっている。さっさと統合して市内2~3校体制でいいのではないか?
 統廃合で浮いてくる先生たちを市街化地域の学校に集めれば、同じ教科を教える教員相互の授業技術の学びあいや、意見交換もやろうと思えば濃密にできるようになるだろう。

 教員の給与は道財政支出されているやに聞くが、道は新年度早期財政健全化団体に指定されるから、財政状況を改善するためにも全道規模で小中学校の統廃合を検討する必要があるだろう。
  道内の他地域に先駆けて、道庁と協議して小中学校の統廃合を検討すべきだ。私たちは根室市民であると同時に北海道民、道産子でもある。北海道庁の財政危機に見ぬふりをしてはならぬ。できることは率先して提案・実施すべきだ。

*明確な数値目標を設定し、PDCAサイクルで管理している学校をZAPPERさんが見つけ紹介している。
「お手本見っけ!」
http://blog.livedoor.jp/meiko_aikoku_blog/archives/51737947.html



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