「自由参加」の全国一斉学力テストが今週あった。北海道は昨年47都道府県で44番目だった。全国の学力テストへの参加割合は70%を超えたようだ。しかし、道内を見ると平均点の高い(道内人口の三分の一を占める)札幌圏は30%しか参加していないから、北海道の順位が後ろから2番目になりかねない。結果が懸念される。根室はその北海道の14支庁管内で最下位である。

 釧路の学習塾のM先生に今月初旬にお会いした。うらやましいくらい元気のよい人だ。その先生が我慢のならない教育の現状に釧路新聞で吼えている。3月15日付釧路新聞「まちづくりは教育から」というタイトルである。
 ①のURLで開いてもらうと、「町づくりは教育から<上>」の記事をスクロールすると「町づくりは教育から<下>」が出てくる。そこに3か条の提案がある。そのまま根室でも使えるので参考までに書きとめておく。詳しくはURLをクリックして本分を読んでほしい。

(1)釧路(根室)の子どもたちの学力・学習状況を正しく分析して結果を公表する
(2)問題点を洗い出す
(3)学校・家庭・地域で問題点の認識を共有する
(4)官民一丸となったプロジェクトを立ち上げる

 わたしはこれらにもう一つ付け加えたい。
(5)全国学力テストデータを学校別・科目別に公開して、取り組みの効果を検証し、次の取り組みをより効果の高いものにする
 繰り返し、効果のありそうなことをやってみる、教育に終わりはない。


 根釧地区の低学力の現状は地域経済を長期にわたって疲弊させている原因の一つである。もちろん政治もだ。
 学力レベルが低い地元経済界の重鎮や市議が大多数になり、歴代市長が提案能力に欠けるようになったら、その町の将来ビジョンを描くことができるだろうか?想像してみてほしい。

 教育問題は町の経済にとっても政治にとっても重要な問題である。掲載された釧路新聞記事のURLを貼り付ける。教育や町の将来に関心のある人だけみてほしい。

  ①http://www.kitamon.com/cpek/datas/100323.shtml
 ②http://www.kitamon.com/cpek/datas/100204.shtml

Meiko Aikoku Blog
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