北朝鮮が昨日またミサイルを発射した。14日は液体燃料ミサイルで高度2000kmを超えた。今回のは移動式の固体燃料ミサイルだからいつでもどこからでも発射できる、高度は560㎞、水平距離は500㎞。

  その一方で福井県の高浜原発4号炉が再稼働している。再稼働していない原発にも、使用済み核燃料プールにはいっぱい詰まっている。そこに通常ミサイルが落ちたら、広範囲に放射能汚染が起きる。広島や長崎へ落とされた原爆の数十倍の放射能汚染が起き、風向き次第で京都や大阪へ被害が及ぶことになるのは福島第一原発事故で実証されている。(古賀氏が言及しているが)テレビ朝日が報じたように、避難計画はまったく現実的ではない。

  じつはエネルギー政策上も高コストの原発はすでに不要なのである。太陽光発電はすでの6円の時代に入っている。原発は10円といわれているが、使用済み核燃料の保管コストや原発災害コストが算入されていないから、これらを計算に入れたら20円は軽く超すだろう。弊ブログで以前試算したことがある。

  原発政策に関する古賀氏(元経済産業相官僚)の論をご覧いただきたい。
*「古賀茂明「北朝鮮のミサイルは騒ぐのに原発テロの危険は報じないマスコミ」」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8f%a4%e8%b3%80%e8%8c%82%e6%98%8e%e3%80%8c%e5%8c%97%e3%81%ae%e3%83%9f%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%ab%e5%af%be%e7%ad%96%e3%81%af%e9%a8%92%e3%81%90%e3%81%ae%e3%81%ab%e3%80%81%e5%8e%9f%e7%99%ba%e3%83%86%e3%83%ad%e3%81%ae%e5%8d%b1%e9%99%ba%e3%82%92%e5%a0%b1%e3%81%98%e3%81%aa%e3%81%84%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%80%8d/ar-BBBnf5B?ocid=DELLDHP#page=2
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 北朝鮮有事の際の“原発リスク”について報じる大手メディアはあまりみかけない。


 たび重なる北朝鮮のミサイル発射実験に際して、安倍政権は、今にも北朝鮮からミサイルが飛んでくるかのように「ミサイル攻撃」のリスクを声高に煽り、国民には「地下に逃げ込め」と呼びかけた。


 その一方、原発がミサイルやテロ攻撃されるリスクについては、だんまりを決めこんだままである。


 まともに防御対策を立てようとすれば、住民の避難計画の作り直しは必至。さらに、核燃料プールの地下埋設や各原発150名程度の警備の配備などを迫られ、原発再稼働ができなくなるからだ。…

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 北朝鮮のミサイル開発は着々と威力と精度をあげている。原爆実験も繰り返し行われて、小型化が進む。近い将来、原爆を搭載した百を超えるミサイルができることになる。
  国民の命と財産を守るために、防衛政策上も、日本はミサイル攻撃に脆弱な原子力発電を廃止すべきではないのか?

<フクシマの山林火災>
 3月末に起きた伊達市の山林火災(26ha消失)で木に付着していた放射能が飛び散ったようだ。深刻な土壌汚染データはマスコミで報道されない。5000Bq/kgのデータがある。汚染地域の36小中学校の土壌汚染データがあるが、7000-449000Bq/㎡
 火災で生じた灰は37万Bq/㎡という測定データを見つけた。風が吹けば飛散する。吸い込んだらえらいことになる、子どもたちが心配だ

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/225b66e3b844c0a0c83b80e0c6e1ee42


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