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#3543 春の野付半島 May 21, 2017 [A9. ゆらゆらゆ~らり]

 昨日(5/20)は天気が良かったので女房殿を誘って野付半島までドライブしてきた。行きは風連湖の脇を通ってオホーツク海沿いを走る。
 道の駅「おだいとう」に寄ってソフトクリームを食べた。建物の横に木製の頑丈なテーブルとベンチが3組並んでいたので暖かい日差しを浴びながらまったり。半分はバナナを入れたヨーグルトに混ぜて食べたら案外おいしい。ほんのりとした甘みがヨーグルトにつくのである。別海牛乳を原料につかったソフトクリームだった。ヨーグルトも別海牛乳で自家製造しているもの。
 札幌から来た観光客が「ホッキカレーがおいしかった」と叫んでいた。1階に小さなレストランがある。

 1時の根室の気温18.7度 東南東の風2.1m

 根室にしては珍しく穏やかで温かかった。道の駅「おだいとう」の3階展望室には3台の望遠鏡があって、20倍だったかな、それで見ると野付半島を走る車が見えた。すぐ目の前の海にはカモと白と黒がはっきりした水鳥がいた。
 そこから野付半島トドワラの道の駅までは30分ほどだ。野付半島の道路はところどころアスファルトが陥没していた。80km以上で走ると穴を回避しそこなうから危険だ。トドワラの道の駅を通り越して灯台へと向かったが、道は途中で立ち入り禁止になっていたので、そこにある駐車場でUターンした。野付半島の左側が北で外海、国後島が見えるはずだが、陽気がいいので16㎞先にそびえる国後の連山がまったく見えない。海上に水蒸気が多いのだろう。冬のシンと冷えている時がはっきり見えてよい。

 トドワラの道の駅で車を降りて、建物内に入り、すぐ前のベランダへ出ると、キタキツネが飼い犬のように寝そべっていた。親子連れがいたがもちろんだれも餌はやらない。餌付けすると人間に寄ってきて車の事故に遭ったりするからだ。2階には野鳥の写真がたくさん展示されていた。
 トドワラの40年前の写真があったが、現在とまるで様子が違う。湿地帯に木が枯れたまま林立していたのがほとんどなくなっている。52年前、高校生のわたしに写真の引き延ばしを手ほどきしてくれた人は、トドワラの写真で運輸大臣賞をいただいたが、あの写真の迫力のあるトドワラはいまはもうない。50年の歳月の大きさを思う。
 2階に展示してある40年前のトドワラの写真は自然の迫力が伝わってこない平凡なものに感じた。出来上がった写真には、撮り手の思い入れや執念が映り込むもののようだ。50代で亡くなった根室の写真家「浜ちゃん」の写真には光と影が織りなす一瞬を切り撮る執念を感じさせる作品があった。わたしには撮れない。


 ナラワラまで5分ほどだ、そこで車を停めた。こちらの方が立ち枯れた倒木の数が多いが、逆光で写真が撮れなかった。3時少し前にナラワラを出て、中標津経由で帰ることにした。
 中標津の東武サウスヒルズに回転寿司の「花丸」があるのでそこで食事。ホタテと本マグロの生があった。私は好きではないのだが、北寄貝は女房殿の好物だ。マツブもおいしい。根室の子供たちはサーモンの炙りが大好きなようだ。醤油を垂らすと脂をはじく、いかにもうまそうだが、チリ産の養殖サーモンだろう。根室が本店の花丸は東京丸の内の切手ビルにも出店しているが、他の回転寿司とは比べ物にならないほどネタもシャリもよい。いい店だ。

 根室産のトキが旬で安くなった。このところ朝食によく出てくる。一時は一切れ500円だったが、100円に値下がりしている。漁がいいと漁師さんたちも消費者もうれしい。
 家に5時半ころついた。

 全行程224.5㎞、ずっと運転したが、途中で何度も車を降りて休憩したので楽だった。

 
<余談>
  数日前から庭の桜が咲きだした。紫つつじも細い枝に小さな花をたくさんつけてにぎやかだ。3日ほど暖かいのでチューリップも黄色と赤の彩を添えている。隣の家の桜もその隣も、桜が満開。
  光洋中学校の桜は今が盛り。

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