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#1806 仕事・権限・責任 : コスタコンコルディア号座礁事故  Jan. 18, 2012 [B2. トピックス]

 イタリア・ジリオ島近くで起きた座礁事故から4日たって事故後の船長の行動が明らかになってきた。乗客の安全も確認せずに暗い中をさっさと船を下りた。沿岸警備隊に叱責されても船に戻らない。何人船に残っているのか問われても船を下りた彼には答えられない。

「しかし死者が出ていると言われ「何人ですか」と尋ねた船長を、係官は「あなたが私に(人数を)報告すべきでしょう。家に帰りたいのですか」と一喝した。」(共同ニュース)

 船長には司法警察権をはじめとして大きな権限が与えられている。ウィキペディアから今回の事故に関連するものを拾い上げてみる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E9%95%B7
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指揮命令権(船員法第7条)
 
船長は、
海員を指揮監督し、且つ、船内にある者に対して自己の職務を行うのに必要な命令をすることができる。

在船義務(船員法第11条)
 船長は、やむを得ない場合を除いて、自己に代わって船舶を指揮すべき者にその職務を委任した後でなければ、荷物の船積及び旅客の乗込の時から荷物の陸揚及び旅客の上陸の時まで、自己の指揮する船舶を去ってはならない。


船舶に危険がある場合における処置(船員法第12条)
 船長は、自己の指揮する船舶に急迫した危険があるときは、人命の救助並びに船舶及び積荷の救助に必要な手段を尽くさなければならない。

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 仕事と権限と責任と報酬はセットである。その立場にあって報酬を受け取っていても、職責を果たさない者たちが増えているように感じる。船長は船と運命を共にするというのが団塊世代の共通の認識だろう。そういう話しを幼い頃に聴かされてきたし、その手の少年少女向けの本も何冊もあった。
 船長の下船は乗客よりもあとだ。そういう覚悟のない者が船長職を拝命してはならぬ。職務権限をもち報酬を手にしていながらいざというときに職責を果たさずいち早く逃げる。ズルイとか卑怯という言葉を日本人は嫌う。非常時にこそ人間の真価がでるものだ。

 職務に忠実でないのはスケッティーノ船長だけではない。福島第一原発事故での菅直人元総理や枝野官房長官がそうだった。SPEEDIの放射能拡散データを米軍にはただちに提供しておきながら、国民には知らせてはならぬと隠蔽した。米国は福島県にいる自国民に対しただちに福島第一原発から80キロ圏外への退避を命令した。あの時はなぜ80キロ圏外への退避だったかわからなかったが、SPEEDIのデータで放射能の拡散状況を具体的につかんでの判断だったのだと10ヶ月も経ってからようやく国民の知るところとなる。国民を被曝させても痛痒を感じない者たちが政権の主要ポストに何人もいたし、いまもいる。恥ずかしいという言葉を知らないのだろう。どういう育ち方をしたのかじつにお粗末だ。
 その後の野田首相もやらないはずだった消費税増税に血眼になっている。その一方で選挙のときに約束したマニフェストの項目はほとんど省みられぬ。
 やると約束したのは違うことだったはず。私利私欲が先に立ち、公益が後回しとなる。やるといったことがたいへんだとわかると、さっさとほうっかむりをして知らぬ顔の半兵衛を決め込む。いい反面教師だ。
 人間とは好い加減でどうにも始末に終えぬものだが、大きな職務権限を与えられたらきちんとやらなければならぬ。かれらはどこでどうまちがったのだろう?
 やはり、子ども達の教育は大事だ。情緒をきちんと育てておかぬととんでもない人間ができあがる。怖いものだ。もって他山の石としたい。

(わたしはこの座礁事故での船長の行動を「卑怯な振る舞い」の実例として授業中の雑談として塾生に話す。こういう場に臨んだら、自分の命はあきらめて渾身の力で職責を果たせと。人間はしょうがないものだが、未来を背負う彼ら彼女たちにこういう大人にだけは絶対になるなとしっかり伝えたい。)
 

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#1767 月食がきれい Dec. 10, 2011 [B2. トピックス]

 午後11時40分、三分の二くらいが欠け、三日月になっている。根室は晴天、8倍の双眼鏡でしばし観察。気温はマイナス1度、暗い空に白い三日月が輝く。
 めったにない天体ショー、生徒たちも見ている。
 
 10時55分、右端っこだけが輝いている。影の部分は双眼鏡で見ると薄茶色になって凹凸がはっきり見える。もうすぐ全部隠れてしまう。
 
 11時20分、どうしてだろう?月は地球の陰になっているのに薄茶色に見えている。端が白っぽく中心部が薄茶色にしっかり見えている。弱いライトを当てているようにみえる。どうして?
 月が陰に入って、気がついたら星がきれいだ。

 零時20分、月の左側が輝きだしたと思ったら雲が横切る。空にはあちこちに薄雲が出始めている。雲間に見え隠れする月食も風情あり。

*「50分間の赤い月、日本全域で「皆既月食」」産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111210/scn11121023150003-n1.htm

 真ん中の写真は月が完全に地球の陰になったときですが、下側が白く光を反射していますが、「光源」は何?私は光の理論にどこか感覚的に間違いがあるような気がして、つい疑いの目でみてしまうのでヘンな疑問がわくのかもしれません。
 太陽から遠く離れた海王星が飛ばしたロケットが付近を通過するときに写真に写るのもヘンな気がするのです。曇り空の一部分が切れ、そこから光がさすときにすり鉢をさかさまにしたように広がるのも不思議なのです。世の中にはわからないことだらけです。

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#1734 ブータン国王夫妻来日:「国民の95%が幸せ...屈託のない笑顔」 Nov. 17, 2011 [B2. トピックス]

 ヒマラヤのふもとのブータンから若い国王夫妻が来日している。記者会見で国王が「日本とブータンはどこか深いところでつながっていて、なつかしいような気がします」、そう仰った。
 ブータンには1万年の歴史をもつ縄文文化につながる価値観がいまも息づいているような気がするので、私もそう思う。
 2009年1月11日に書いたブログを、もう一度掲載したい。

http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-01-11-1
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国民の95%が幸せ...屈託のない笑顔

 昨晩のテレビ番組「世界・不思議発見」でブータンを採り上げていた。「秘境ブータンに学ぼう、イケメン王子が実現する理想国家」とテレビ欄に載っている。

 爺さん婆さん、父さん母さん、子どもたちと三世代同居家庭に番組レポーターが泊り込んでの取材だった。
 野菜は自家栽培で安全で新鮮、教育と医療はただ、三世代皆が屈託のない笑顔をしていたのが印象的だった。いま享受している暮らしを「ありがたい」「幸せです」と心の底から思っている様子だ。「幸せでない者が幸せだと言うことのない社会」であるべきだというのが、ブータンの考え方だ。

 チベット仏教を国教と定め、5代目の若い国王が治めている。「支配者のような振る舞いがあってはならない」と自戒している。何かの国家行事を広い競技場のようなところで開催していたが、国王は特別席から出て、国民の間を回って歩き、観客の間に座り込んでついに終わりまで特別席に戻ることがなかった。
 3代目の国王は変装して街中を飲んで歩き、国民のナマの声を聞いたという。

 チベット仏教と伝統文化を大切にし、ゆるやかな西欧化を推進している。取材した家の固定電話が木箱に入っていたので驚いたが、子どもがいたずらをするから木箱をつくったと答えていた。
 携帯電話をほとんどの人がもっている。電気炊飯器もあった。ほどほどのところで満足し、欲望を無制限に拡大することがない「満足を知る」社会を実現しているのは、根っこにチベット仏教があるからだろう。個々人の自由と欲望の極大化を追及する欧米を支えているのはキリスト教である。中国も日本も否応なしに西欧化してしまった。ブータンとは対極にあるように見える。

 中国人も、朝鮮人も、日本人もあのような屈託のない笑顔を忘れてしまったのではないだろうか?教育や医療に不安がない、つまり生活に不安がないということは、人びとに屈託のない笑顔をもたらすもののようだ。ブータンは先進国ではない。しかし、満足を知るということも大切だと国民の一人が言っていた。
 チベット仏教は無益な殺生を禁じているので、川で釣りをするには許可証が要る。1日8匹まで許される。だから、川から魚が少なくなることもない。餌も疑似餌しか認められていない。自然と共生する精神性豊かな社会がそこにある。もちろんお金のために川魚を獲ることなど考えられもしない。
 地球の温暖化を止め、自然破壊を止め、人間と自然が共生可能な生活形態のひとつをブータンが提示しているのではないだろうか。
 日本もかつてはブータンのような国だった。縄文の昔はブータンのように自然と共生する生活をしていたはずだ。アイヌは二百年前までそのような生活をおくっていたし、自然と共生し質素に暮らすことをよしとする価値観が日本の伝統文化の基層をなしていることもたしかなことのように思える。失われたバランスが自然に回復するように、近い将来私たちは伝統文化への回帰を果たすのだろうか。

 2009年1月11日 ebisu-blog#484


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#1598 中国新幹線事故:メーカの異なるハードの組み合わせは事故の元 July 26, 2011 [B2. トピックス]

 前を走っていた車両はカナダ製のCRH-1で追突した車両は日本製のCRH-2という車両だそうだ。そのほかにもドイツ製の車両やフランス製の車両が走っている。
 これらが同一軌道上を走るから、官制ソフトは自前で造るしかなかったのだろう。

 福島第一原発で汚染水の放射能低減のために米国製とフランス製と日本製の機器を組み合わせて使った。そしてトラブル続出である。パイプから水が噴出したり、予定よりもずっと早く処理剤の能力が落ちたりと現場はたいへんだ。
 似たようなことは銀行の合併後のシステム統合作業でも起きている。みずほ銀行が何度もトラブルを起こした。ハードウエアが違えばソフトもそれぞれ異なる。それらを統合するのはたいへんな作業なのである。
 ましてや、時速300㌔で走る飛行機のような新幹線だから、コントロールを一つ間違えば大事故でたくさんの死者が出る。それでも国威発揚を最優先に短期間で8300㌔㍍も新幹線網を張り巡らしたのはお見事である。
 四川大地震のときには学校建物の手抜き工事が問題になったが、さっさと瓦礫処理をして原因追究ができないようにした。今回も同じように見える。事故現場でまだ2日もたたないときに、重機で穴を掘って事故車両を埋めてしまった。
 これであの事故の原因はわからない。事故から学ぶことは多かったはずだし、そのことによって防げる事故もあったはず。

 中国国民は速いだけで安全に配慮を欠いた新幹線を利用するのだろうか? これでは事故は繰り返し起きる。
 日本だろうが中国だろうが仕事は正直に誠実にやるもので、インチキのツケは大きいというのも併せて普遍的な真実だろう。 


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#1504 オサマビンラディン殺害ニュース(4) : 娘の証言  May 6, 2011 [B2. トピックス]

 なんてことだ、やはりそうだったのか。証拠隠滅のために大統領が直接殺害支持をだしたことがはっきりした。クリントン国務長官が突入部隊から送られてくるライブ中継をみながら口を押さえた場面が何であるかも想像がつくというものだ。これで米国は9.11の演出を自白したようなもの。国益のためなら戦略をねり、長期にわたり調査をして実行機会をうかがう。そしてチャンス到来と見れば何でもやるのが米国流か。元大統領も原大統領も国益のためにはいとも簡単に真実を曲げ、殺人指令を下す。同じだ。なにが"We can change"だ、何も変わらないし、変えるつもりもなかった。
 通告なしに自国内で作戦を実行されたパキスタン政府は、イスラム世界を敵に回さないために米国へ「主権侵害」に強い不快感を表明せざるをえない。しかし、半分はポーズだろう。


「ビンラディン「生け捕り射殺」だった…12歳娘が証言」
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110505-OHT1T00260.htm

「ビンラディン容疑者は「抵抗した」 武器は携行せず 」
http://www.cnn.co.jp/usa/30002639.html

「「もうちょっとひどくないやり方はなかったの」…10歳少年がオバマ大統領に“苦言”」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110507/amr11050712140004-n1.htm

「国連人権理事会「作戦詳細開示を」」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110506/amr11050623210019-n1.htm


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#1501 オサマビンラディン殺害ニュース(3) :オバマが直接作戦指揮  May 4, 2011 [B2. トピックス]

 このテーマに関するブログ記事は三つ目である。
 オバマ大統領は「特殊部隊が主導して」と語ったが、これは嘘だった。
 主導とは「中心になって他を導くこと」だ。パキスタンだからパキスタン政府の協力の下に作戦を遂行したように聞こえるが、SEALSの単独作戦でなんとパキスタン政府に通告すらしていなかったことが判明した。
 パキスタン政府にはこんどの「作戦」は寝耳に水だった。何年も居たようだからパキスタン政府の一部の者はオサマ・ビンラディンの隠れ家を承知していたと考えるのが妥当だろう。イスラム世界のことだから微妙なバランスでパキスタンの政治が成り立っているのだ。
 わたしは朝8時10分ころのNHKラジオのニュース解説でパキスタン政府に通告がなかったことを知った(おそらくそうであろうとは推測していた)。
 そればかりではない。オバマ大統領はゴルフから帰ってきてこの作戦を直接指揮していたというのだ。殺した瞬間にオバマ大統領がなんとつぶやいたかもニュースとして流れている。主導したのはオバマ大統領で実行部隊はシールズ単独だった。
 オバマ大統領はそれらのことに一切言及しなかった。ブッシュもそうだったが、オバマ大統領も不都合な真実は語らない。わたしたちは断片を集めて全体像を想像することができるのみである。

「 報道陣をけむに巻くためか、大統領は直前まで週末恒例のゴルフに興じた。だが、9ホールでプレーをやめてホワイトハウスに戻り、ゴルフウエア姿のまま指揮を執った。・・・
 特殊部隊がビンラーディン容疑者に酷似した男を射殺すると、一緒にいた妻に確認をさせてから、科学的な鑑定を施した。左目の上を撃たれ、頭蓋骨が一部砕けていたという。
 
特殊部隊は、ビンラーディン容疑者の拘束・殺害に成功すれば「ジェロニモ」(米先住民族アパッチ族の指導者)という暗号を使うことを決めていた。特に、殺害した場合には「敵を交戦中に殺害」を意味する英文の単語の頭文字をとって、「EKIA」と続けることになっていた。

 静まりかえった緊急対応室に、「ジェロニモ EKIA」との隊員の声が響くと、オバマ大統領は「We got him」とつぶやいたという。作戦時間は40分足らずだった。」

「「女性の背後に隠れ…」 急襲ヘリ故障で一時緊迫も」産経ニュースより2011.5.4 01:30
(3/3ページ)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110504/amr11050401300002-n3.htm


 ひとつまったく異なる情報がある。オサマ・ビンラディンは2000年ころから人工透析が必要な患者でドバイの「アメリカン病院」へVIP待遇で入院していたという。そして、彼の兄たちはブッシュの石油採掘会社や投資会社に莫大なお金を投資している。オサマ・ビンラディンのサウジ王家とブッシュ家は25年来の「親密なお友だち」なのだ。
 定期的に人工透析が必要だから、あのようなところに引きこもってはいられないという観測があるのだ。遺体の写真すら公表されていないし、遺体は重石をつけて海中に沈めたことになっている。とっくに亡くなっていたのかもしれない。
 とにかくこれでアルカイダの象徴的存在のオサマ・ビンラディンは公式に消えたのであり、シールズによる電撃作戦も区切りをつけるためのひとつの儀式だったのかもしれない。
 オサマ・ビンラディンは生きているかもしれないしとっくに死んでいたのかもしれない。真相は闇の中だが、双方にとってオサマ・ビンラディンは死んだことにするのが一番いい。だとしたら、この壮大なお芝居にサウジ王家とブッシュ家は祝杯を上げている。


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*キリスト教はユダヤ教から派生した宗教で、ユダヤ教もイスラム教も信じる神は同じヤハウェである。それぞれ預言者が異なるのみ。キリスト教で言うところの神とはキリストの「父」のこと、「父と子と精霊の御名において」の父とは創造主ヤハウェのことだろう。
 モーゼ、キリスト、マホメット。いわば彼らは宗教的には同一の家族なのだがお互いに相手を異教徒=悪魔と罵り、千年を超える相互殺戮を繰り返している。永遠に止むことのない異教徒の殲滅に邁進している。敬虔な信者ほどそういう傾向が強くなるのはなんとも皮肉だ。神との契約だからどうしようもない、そういう宗教なのである。これらの宗教が存在する限り、戦争もテロも地上からなくならなることはあるまい。

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*#1498 「オサマビンラディン殺害ニュース(1)」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-05-02

 #1499 オサマビンラディン殺害ニュース(2)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-05-03

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【5月4日夜10時25分追記】
 オサマ・ビンラディンは武器を持っていなかったことが判明した。自動小銃で撃ってきたので反撃したという説明だったが、これも嘘だった。24人のシールズはなぜ武器をもたないオサマ・ビンラディンの胴体と頭部を狙撃し殺したのだろう。ヘルメットにつけたカメラから衛星中継された映像を見ながら直接指揮していたオバマ大統領が「殺せ」と命令したからだろう。生かして裁判にかけてはまずい事情が米国側にあったのだろう。9.11の半分はアメリカの演出だったと白状したようなもの。
 オサマ・ビンラディンとオバマ大統領、どちらが凶悪犯か分からぬ。


#1499 オサマビンラディン殺害ニュース(2)  May 2, 2011 [B2. トピックス]

 オバマ大統領の不都合な真実を隠した発表とは違ったニュースが伝わってきた。
 ●場所はイスラマバードではなく、そこから60kmはなれたアボタバード。
 ●生け捕りあるいは殺害ではなく、オバマ大統領の直接指示による殺害命令。一人息子を含む4人が殺害された。オサマ・ビンラディンは頭を打ちぬかれて殺害され、死骸は海に葬られた。殺害場所が「聖地」になるのを恐れたからだ。
 ●米軍特殊部隊の「主導」ではなく、特殊部隊(SEALS)の単独作戦。パキスタン政府にすら秘密だった。

 9.11は不思議な事件だった。ビルに旅客機が突っ込んだあと、数階下のフロアが爆風で吹っ飛ぶ映像があった。真横から写したビルの窓から赤い爆風が吹き出る場面があった。仕掛けられた爆弾がタイミング悪く誤爆したとしか思えない映像だった。
 ビルの解体には爆弾をたくさん仕掛けて一気に崩落させるが、あれと瓜二つの光景を世界中の人々が衛星中継で目にした。下の階まで実に上手に粉々になった。
 航空燃料か爆弾かは瓦礫の窒素含有量を調べれば簡単に判明するようだが、ニュヨーク市がたった3日で片付けてしまってあの瓦礫はどこにいったのか行方不明。飛行機乗っ取りの実行犯と米国が公表した人物が生きているということもあった。
 そしてオサマ・ビンラディンが殺害された。これで9.11の真実を告げる証拠が失せ、そしてまた真実を語りうる者がまた一人消えた。ケネディ暗殺事件のときも次々と重要な証人が消されていった。米国は同じ歴史を繰り返しているかのようだ。1941年12月8日の真珠湾との類似性は前回書いた。
 裁判になって証言されたら不都合な真実の一端が出る、米国はそれを恐れたのだろう。オサマ・ビンラディンは殺されねばならなかった。

 同じ系統の宗教であるキリスト教とイスラム教の千年戦争には終わりがない。憎しみの連鎖があるのみだ。米国は喜びに沸き立っているが、CIAは報復攻撃は確実とみている。

 イスラム教徒側から見ればキリスト教国やユダヤ教国の武力に対しする自爆攻撃はテロではなく聖戦である。その象徴であるオサマ・ビンラディンは殉教者ということになる。
 いま、ニューヨーク市民は喜びに沸いている。
 金子みすずの詩を思い出した。

 
 大漁

朝焼け小焼けだ大漁だ
オオバいわしの大漁だ

浜は祭りのようだけど
海の中では何万の
いわしの弔いするだろう

*「ビンラディン容疑者死亡、ワシントンやNYで市民が歓喜」2011年 05月 2日 17:05 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20912920110502

 キリスト教徒の命もイスラム教徒の命も同じだ。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三つの宗教は人類にとって大きな災厄であるとしかいいようがない。異教徒を殲滅することは神との契約なのだからそれを破るわけには行かぬのだ。
 殲滅=殺戮しつくすこと。

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―関連ニュース―

*「40分の銃撃の後に頭を撃たれ」産経ニュース(2011.5.3 01:57)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110503/amr11050301590003-n1.htm

 「容疑者を水葬 遺体奪回狙う攻撃を懸念」2011.5.2 19:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110502/asi11050219090004-n1.htm

 「米海軍特殊部隊が頭部を撃つ 息子1人も殺害か」2011.5.2 13:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110502/amr11050213580009-n1.htm

 「報復テロ「ほぼ確実」 CIA長官が警戒呼び掛け」2011.5.3 00:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110503/amr11050300590000-n1.htm



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#1498 オサマビンラディン殺害ニュース(1)  May 2, 2011 [B2. トピックス]

 お昼(5/2)のニュースにアルカイダのオサマビンラディンを米国が殺害したというニュースが飛び込んできた。パキスタンのイスラマバードの隠れ家に家族と一緒にいるところを米国特殊部隊の主導する作戦部隊が襲ったようだ。オバマ大統領が「テロリスト殺害の」記者会見をしたから、今度は本物だろう。いままで何度か殺害ニュースが流れたことがあった。

 よく見るとオサマビンラディンとオバマ大統領は顔がよく似ている。オバマ大統領があごひげを生やし、ターバンを巻いたら親子といっても信じられるくらいに似ている。敢えて言えば「息子」のほうが人相が悪い。ビデオ映像に映ったオサマビンラディンの瞳は穏やかだ。オバマ大統領よりもよほど人格者であるようにみえてしまう。オサマビンラディンは敬虔な宗教人なのだろう。

 イスラム原理主義とキリスト原理主義がぶつかっている。どちらも敬虔な宗教人であれば戦いは果てしなく続くことになる。キリスト教徒とイスラム教徒はこうして千数百年間お互いに大量殺戮を続けてきた。
 こうしてみるとぜんぜん違う宗教のよう身見えるが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同じ神をいただく啓典宗教であり、預言者がモーゼ、イエス、ムハンマドと違うだけだ。ムハンマドが最後に現れた預言者である。いわば、兄弟姉妹である。お互いに自分が絶対だと信じるから千年以上も殺し合いを続けるほど仲が悪い。
 日本人はこの憎しみと殺し合いに係わらず、ただだまってみているしかない。

*イスラム教の預言者
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%E3%81%AE%E9%A0%90%E8%A8%80%E8%80%85

**「ビンラディン容疑者を殺害=米同時テロを首謀-オバマ大統領が発表」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011050200235


【謎だらけの9.11事件】
 アルカイダと仕業とされているが、墜落して死んだと米側が発表した容疑者が生きていたり、ビルが不自然な崩れ方をしたり、瓦礫をたった3日間で処分したり、ペンタゴンに突っ込んだはずの旅客機の破片がどこにも見つからず、すぐに現場の土を掘り起こして入れ替えたりと、おかしな事件だった。ドイツは当時米国を批判した。なんらかの具体的な情報を得ていたのだろう。
 1941年12月8日エトロフに日本の連合艦隊が集結し真珠湾へと向かったときに、米国は日本の暗号を解読してすべての事情を承知していた。そして真珠湾にいた太平洋艦隊を見殺しにしたのである。そのあとルーズベルトは国民に向けて「通告なしに攻撃をした」とアジッた。まんまと利用されたのである。
 米国は明るい国だが、別の顔ももっているということだろう。アルカイダが旅客機で貿易センタービルを狙っていたのは事実だろう。だが、2機が突っ込んだというのはまゆつばものだ。米国は深くあの事件の演出に係わっている。真珠湾攻撃と似たような状況あるいはそれ以上の演出がなされたのだろう。
 ペンタゴンに何かが突っ込んだ映像を当時はネットで見ることができた。たまたまペンタゴン近くのコンビニの監視ビデオに写っていたのだ。巡航ミサイルのような小さな物体だった。ぶつかったとされる現場は十数メートルしか幅がなかった。とても旅客機が突っ込んだ現場とは見えなかったし、機体の破片も乗客の遺体も発見されなかった。なぜか5分の1模型の機体の一部が現場にころがっていた。現場を掘り起こして土を入れ替えている写真もあった。航空燃料と爆薬では窒素の量が違って芝生に影響するらしい。すぐに、ネットからそれらの情報は消えてしまった。
 貿易センターにあとから突っ込んだ飛行機は窓がなく灰色の飛行機だった。まるで軍用機に見えた。貿易センターから離れたところに5階建てのビルがあったが、貿易センターービルが崩れ落ちたあと、なぜかそのビルも崩れ落ちている。瓦礫はすべてニューヨーク市が3日間で処分した。当時のニューヨーク市長は実に手際のよい仕事をしたといえる。3日で片付けられるのは前もって準備していたからと言われてもしかたあるまい。どこへ運んだかも不明である。こうして証拠は隠滅された。ジュリアーノニュヨーク市長はその後大統領選への出馬がとりざたされた。彼は真相の一部を知っているのだろう。もちろん語るはずはない。米国はビンラディン殺害に成功した、これで死人に口なしである。
 米国もある種の情報については中国と似たようなところがある。
 9.11は私には謎だらけである。

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#1493 ウェストミンスターのベルが鳴る:ロイヤル・ウエディング Apr. 29, 2011 [B2. トピックス]

 ウィリアム王子とキャサリーン・ミドルトンさんの結婚式がウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で執り行われた。なんとなく「寺院」は違和感があるが、英国国教会の教会は日本ではそう呼ばれている。

 30年前チャールズとダイアナ妃が使用した馬車でパレードが行われたが、日本なら同じ馬車が使われることはなかっただろう。「縁起が悪い」と非難が殺到する。意識の問題なのか文化の違いなのか。

 指輪がぴったりでウィリアムがキャサリーンさんの指にはめようとしたとき、ちょっと手間取った。大丈夫かなと一瞬思ったがくるりと回してクリア、予行演習はなかったようだ。
 招待客の数はダイアナのときの半分だそうだ。失業率が高いから国民への遠慮?
 長期にわたる経済低迷とお祝い事、バランスが大事なのだろう。30年の隔たりを感じる。


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#1400 地デジ戦争に白旗:丹頂鶴3羽が西へ向かって飛んでいく  Feb. 28, 2011 [B2. トピックス]

 ブラウン管テレビを見ているのだが、地デジであと5ヶ月でダメになるので、資源の無駄とは知りつつ、テレビを見られなくなるのも辛い、それでテレビ2台を買い換えることにした。ブルーレイ対応のビデオもついでに。日曜日の映画が英語で聴けるからちょっとうれしい、来週からしばらくテレビに釘付けかもしれない。
 釧路に行くのは面倒だし、地元には電気店がひとつしかないから、そこで昨日頼んできた。六花亭のお菓子だけは釧路で買うが、あとはほとんど地元で買う。ふるさとの街からお店が次々の消滅するのは寂しい。品物は来週月曜日に届くそうだ。なんだか女房も楽しそうだ。
 長年お世話になったブラウン管テレビとお別れだ、高校3年生6人とも。

  4時半ころ、電気店の駐車場で空を見ると丹頂鶴が3羽西のほうへ向かって飛んでいった。大鷲やオジロワシは街中でもたまに見かけることっがるが、丹頂鶴は珍しい。
 高校3年の塾生もじきに全員西のほうへ巣立っていく、丹頂鶴は行ったり来たりするが、大学卒業後に戻ってくる者は一人もいないだろうな。でも、いい、どこかで根付いてそこを第二のふるさとと思い定めてがんばれ。根室は君たちの生まれ育ったところだ、一生忘れることはないだろう。

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