#2490 迷ったときは基本に還ろう Nov. 11, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6921274.html
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2013年11月11日
澱んだ伏流水の中でのガラパゴス化
秋田の小中学校の授業では学習塾の授業と大きく重なり、しかし北海道の小中学校の授業ではあまり重ならないものがある。それはずばり問題演習。まず、そう考えて間違いなさそうです。問題の解き方をああだこうだと子ども達に議論させる、いわゆる問題解決学習。我々に言わせたならそれは「学力破壊装置」になりますが、それを行ったとて、秋田や福井では学力の低下は認められないのでしょう。なぜなら、「それはそれ、問題演習は問題演習」との認識なのでしょうから。つまり、それ「だけ」をやる馬鹿(失礼!)などいない。問題演習の重要性を正しく認識してらっしゃる。日教組組織率(秋田・福井は極めて高い)についても同様なのでしょう。「それはそれ、学校教育のあり方・子どもの学力とはまったく別」と。
秋田の価値観。きちんと教えることは美徳。当然の価値観、当然の職業規範ですね。しかし北海道はこう。きちんと教えることは即ち、かつての詰め込み教育とイコール。それは問答無用に《悪》であって、子ども達を競争へと駆り立てる残忍な行為であって、子ども達の自主性の芽を摘む憎むべきもの。そうして、問題演習は驚くほど軽視され続けてきた。「勉強に関するしつけ」などは強要以外の何物でもなく、決してしてはいけないもの。しかし、これだけ深刻な学力低下が続いているので、「もしかしたら、何か根本からして間違っているのでは?」と思わないわけではない…。でも、それは触れてはいけない価値観。それに目を向けてしまったなら、自身が信じてき続けてきた《宗教》を捨ててしまわなければならないから。地面の下に、そうした澱んだ伏流が潜流していることを感じます。
秋田の高学力に対して、北海道の低学力。どうやら問題の核心は「授業」そのものにあり。そして、それを強烈に左右しているものは「思想」にあり「文化」にある。そういうことのようですね。一見、平面図において上から見る限りは同じ方向を向いているように思えるが、3次元のグラフにして横から見てみると、それぞれ上と下を目指して進んでいる。そう思ってしまいます。地理的にも独立した島であるので、そこでガラパゴス化が進んでしまったのだろうか。澱んだ伏流の中での悲しいガラパゴス化が…。伏流の浄化。洗脳の呪縛からの開放。しかしそれはなかなか難しい。被洗脳者には洗脳の自覚は無いわけだから。
《追記》
元教員、科学者のSさんにお寄せいただいたご意見です。
一流の教師の華やかな部分ばかり追い求めているようです。地味で地道で面倒な水面下の実践を見ようとしない。で、うまくいかないのは子どものせい、地域のせいにしている。それではいつまで経ってもよい授業、よい学級経営はできません。
で、地味で地道で面倒な水面下の実践、それは授業とリンクした宿題が主なものですが、これを学校のシステムにしてしまうのがよいのです。三木さんのおっしゃるとおり、問題演習です。何度も繰り返して、しっかり定着するまでの問題演習。しっかり定着したかどうかの判別は、教師自身が採点しないと分かりません。それを強制してでもやるかどうかです。これは校長のリーダーシップの問題です。地教委で決めてしまってもよい。
その部分をオーソドクスに決められたとおりにやれば、後は自由に実践してよいのです。問題解決学習もいいでしょうし、教え合い学習だっていい。基礎ができているからこそ、これらの授業は楽しくなり、華が生まれます。誰も反対なんかしませんって
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*#2509 (眼耳鼻舌身)意と仕事 Nov. 24, 2013
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#2093 教員の質向上はどうやる?⇒ "Educating educators" Sep. 25, 2012
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#2489 道教委のデータ分析:北海道では授業モドキが行われている Nov. 11, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
古いものは外してA4サイズの袋にでも入れておけばいいのにと思う。授業はプリントばかりだから、低学力層の生徒達に訊いてみても教科書のどこをやっているのか説明できない。根室だけかと思っていたが、偏差値からは根室管内と兄弟のような釧路も同じ状態らしい。ブログ「情熱空間」が上手にまとめてレポートしてくれたので、そのまま転載したい。
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6920949.html
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2013年11月11日
道教委のデータ分析(北海道では授業モドキが行われている)
授業モドキ。先のデータ、道教委の全国学力・学習状況調査結果(管内別)を見て驚きましたが、どうやら我が北海道には「授業」ではなくて「授業モドキ」が広く蔓延しているようです。
子ども達に、学校の授業ノートを見せてくれるように言うと、カバンの底からごっそりとグチャグチャになった大量のプリントが出てくる。私塾での日常風景ですね。それでいてノート検査なるものがあるらしく、そのご大層なプリントとやらを切った張ったしているかのチェックもあるとか。プリントの切り貼り、それがノート作りとでも言いたいのか?それは何の授業ですか?図画工作の授業なのでしょうか?
もう一点。今、学校で教科書の何ページを学習しているのかと尋ねると、驚くほど多くの子が答えられない。理由。教科書を用いて授業を進めていないから。中には、机の上に教科書を出すようにとの指示すらないとか。信じられない話ですが、現在では中学校のみならず小学校ですら、顕著にそうした様相を呈してきているようです。おまけに、宿題とやらの多くもまたプリント。それ自体は否定はしません。きちんと出した本人が回収し、責任を持って丸つけや添削指導をした上で返却するのならば。
そして、先日アップした意識調査。以上から総合判断して言えることを。
北海道の小中学校では、教科書を用いない形での、板書をしない形でのプリント学習が広く蔓延してしまっている。
宿題とは、教師個々人の匙加減で出されるものであって、丸つけもせよと家庭に丸投げの「学習指導への責任転嫁のツール」として悪用される場合が多い。
つまり北海道の小中学校現場においては行われているものは、「授業」ではなく「授業モドキ」、「宿題」ではなくて「宿題モドキ」であって、既にそれが広く普及してしまっている。
悪いことに、現場はそうしたことに無自覚のままでいる。
さらに数値から逃げる価値観が、触媒の役割を担う。
え、一体それの、何がどういけないんですか…?
前年度までに、授業の冒頭で目標(めあて・ねらい)を生徒に示す活動を計画的に行った。
前年度までに、授業の最後学習したことを振り返る活動を計画的に行った。
行われているものが「授業」ではなく「授業モドキ」ならば、この意識の落差にも納得がいくというものです。
これまた蔓延する、積み残しとすっ飛ばしの問題。教科書を用いない、ノートも取らせない授業ならさもありなん。見事に符合しますね。なるほど、そういったことか…。問題の核心が見えてきました。教科書を用いない。だから教科書を使えない。簡単な内容ばかりにムダに時間を費やしては、プリントで端折ってごまかそうとする。やがてそれが普通のこととして定着してしまう。だからいつまで経っても授業が下手なまま。必然的に積み残しとすっ飛ばしが横行する。その延長線上に問題解決学習があって、だから最低最悪の学習指導に何らの疑問も抱かない。
一方、子ども達はこう。書かない。書くように訓練されていないから。手を動かさない。そうしないように仕向けられているから。結果、覚えないしできない。結果、書く習慣すら身につかない。手を動かしながら考える。それができない子の大量生産を続けている。そして現場は、「何が分からないのかが分からない」状態に陥ってしまっている。
道教委が次に示さなければならないのは「授業」でしょうか。現在、広く行われているところの「授業モドキ」の是正を図らなければならないものでしょう。しかし、一体いつからこうなってしまったのでしょうか。文科省(文部省)の言うことには、道教委の言うことには、問答無用で絶対反対。聞く耳をまったく持たず、自らを省みは絶対にしない連中。かつてその連中が北海道の教育界を牛耳っていたこと。そうした連中がある種の文化を築いてしまったこと。この点もまさしく符合しますね。
教科書を用い、それに沿って黒板で授業をし、子ども達にノートを取らせる。
それができない者は教師にあらず。私はそう思いますけれど。一日も早く、「授業」が広く行われることを切望します。秋田で行われているものは「授業」なのでしょうから。
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*#2509 (眼耳鼻舌身)意と仕事 Nov. 24, 2013
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#2093 教員の質向上はどうやる?⇒ "Educating educators" Sep. 25, 2012
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#2488 ⑫偏差値表 種類ごとの整理とそのURL Nov. 10, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
これら二つの公表資料から、各種の偏差値を計算し、表にしてアップしたので、種類ごとに整理しておきたい。最後に計算過程と基本統計量を記した記事のURLも。
■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-2
#2476 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2483 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-3
■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08
#2481 後半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1
■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2478 (管内別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
ついでに...
管内版のデータを公開してくれた北海道教育委員会のスタッフたちの労苦に報いるために、「管内版に何の意味があるのか」という社説を掲げた北海道新聞への弊ブログの反論記事のURLを記すことをお許し願いたい。彼ら・彼女達は仕事だけして、モノをいう立場にないから代弁を試みたかったのである。
たいへん役に立つ資料であるというのが偏差値計算をして、いくつか分析コメントを書いたebisuの印象である。根拠のないことは書かぬようにしている。
*#2486 ⑪卑怯な論:北海道新聞社説「管内別に何の意味が」 Nov. 9, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09-1
一日の仕事は、終わりの整理が大事だと毎日やって見せて教えてくれたのは、横浜の72歳(当時)の大工の棟梁だった。
嗚呼、すっきり。
*#2509 (眼耳鼻舌身)意と仕事 Nov. 24, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-24
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#2486 ⑪卑怯な論:北海道新聞社説「管内別に何の意味が」 Nov. 9, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
北海道新聞根室支局の記者のKHさんは、根室赴任中に3度も教育シリーズを敢行し、丁寧な取材を重ねて根室の教育問題の核心に迫ってくれた。あのシリーズ記事は根室の教育問題を考える人々にとって共有の財産といってよいだろう。そういう北海道新聞が社説でなぜこのような左翼学生のような現実遊離の観念論を吐くのか理解に苦しむ。
わたしは小学校4年生から国語辞書を引きながら道新社説を読み、時にその論に共感してきた。小学生のときに見た「三矢研究」に関する論説、落下傘部隊の数少ない生き残り兵だったオヤジは何を感じたのだろうか、いまとなっては知る由もない。沖縄返還のときの社説は東京で知ったが、琉球新報と中部日報と同じ論旨の社説、なかなか歯切れのいい論が多かった。
高校を卒業してから35年間、進学と就職で東京で暮らしてきたが、思うところあり2002年の11月にふるさとにもどって、私塾を開いている。親子を含めて60年に近い北海道新聞の定期購読者であるが、道産子の一人として今回の社説は肯けない、その理由は卑怯の一点にある。
(「H25全国学力テスト・データ分析」というカテゴリーを新設して、関連記事を集めたので、すでに11本アップした偏差値情報とコメントをお読みいただきたい。)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/503075.html
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学テ成績公表 「管内別」に何の意味が(11月9日)
道内14教育局管内の個別の成績を公表して、下位地域を特定することに何の教育的意味があるのだろう。
道教委は小中学校で今春行われた全国学力テスト(全国学テ)の管内別平均正答率を公表した。上位と下位の差は昨年度より広がったと指摘し、家庭生活にも課題があると分析している。
成績下位と明示された管内の学校が萎縮することにならないか、危惧を拭えない。序列化につながる発表手法に強い違和感を覚える。
道教委は今年のテスト前、道内平均が他県や全国と比べていかに低いかをグラフで示し、「北海道の子供は全国最低レベル」と訴えるチラシを児童生徒向けに作成した。
他者との比較の中で、出来の悪さをことさら強調し、子どもたちに奮起を促す。これが学習意欲の向上につながると考えるなら、勘違いもはなはだしい。教育現場を圧迫し、閉塞(へいそく)感を強めかねない。
毎年、文部科学省が都道府県別の平均を公表するたびに、北海道は下位に甘んじてきた。
ただ、「過度の競争をあおる」として、道教委は管内別成績は数値ではなく、「やや高い」「低い」などの表現で発表してきた。
それを数値の公表に切り替え、ひと目で最上位や最下位の管内が判別できるようにしたのは、2011年度からだ。
この年、道教委は全国学力テストの道内平均を14年度までに全国平均以上にするとの目標を掲げた。公表の数値化は「この目標を達成するため」と理由づけられた。
しかし、その後も北海道の成績は47都道府県の下位から抜け出せない。本年度も基礎問題で差をやや縮めるにとどまった。目標年はすでに来年に迫っている。
これ以上、地域や学校を駆り立てて目標達成を目指すことが、果たして教育政策として有効なのか。むしろテスト対策にしのぎを削る事態を一段とエスカレートさせかねない。
テストの本来の狙いは都道府県が順位を競い合うことではなかったはずだ。学習到達度を測り、教育現場などで指導に役立てるのが目的である。原点を見失ってはならない。
道内は産業、経済、人口など地域ごとに多様性が大きく、当然ながら学力や学習に対する考え方も地域や家庭で異なっている。
そんな中で、テストの点数を学力を測る唯一の物差しであるかのようにみなし、上位、下位を決めつけるのは極めて乱暴だ。
道教委がなすべきは、テストの成績を競わせることではなく、指導法の確立や教員の手厚い配置など教育環境を地道に整備することだ。
=================================【コメント】
論点はただ一つ、卑怯の一点に尽きる。
この社説を書いている人はおそらく大卒だろう。それなりの学力競争を勝ち抜いて、北海道新聞に就職し、いま社説を書いて口をそそいでいる。そういう人が、学力競争に目をつぶるべきだという主張は、はなはだ奇異で卑怯に感じる。
目を閉じ、耳をふさいでも学力競争は厳然としてあり、北海道は全国レベルで学力を測定したら、じつにお寒い状況なのである。道民はそうした事実をうすうす知っているが、素朴であまりモノを言わぬ。
自然が豊かで、海産物や農作物にめぐまれ、勉強をあまりしなくても豊かな天然資源のお陰で食べることができた。
具体例を挙げると、豊かな水産資源に恵まれた根室ですら高校卒業生の大半が進学し、そのまま都会で就職して戻ってこない。地元に就職がなく高卒で根室を出て働く若者も少なくない。
都会で働くには学力は有力な武器の一つである。学力をいわずとも学歴がモノを言う。上場企業で正規雇用社員は大卒しか取らない会社は多い。
たとえば上場企業の本社が集まっている東京では大卒割合は6割を超える。高卒や専門学校出では職種も会社もきわめて限定されてしまう。いまや4割が非正規雇用である。大学新卒ですら非正規雇用となり年収100~200万円の低賃金にあえぐ者たちが増えている。
そうした現実を承知していながら、「成績下位と明示された管内の学校が萎縮することにならないか、危惧を拭えない。序列化につながる発表手法に強い違和感を覚える」とのたまう。この論説委員は学力競争を勝ち抜いて大学へ進学し、北海道新聞へ就職したのではないか。
いわば「学力競争勝者」が競争するなという。自分は学力競争を勝ち抜いてきて、後から来る若者たちには学力競争は不要だと説く。こういうのを欧米ではダブルスタンダードといい、日本語では二枚舌という。
TPPについての論議がかまびすしいが、これからは頭を使って農業経営をしていかなければ生き残れない時代が来きている。そうした時代に、学力問題に目をつぶり、耳をふさいで競争がないことにしていいわけがない。道産子は自ら低学力の現実を数値で認識し、具体的な対策を立て、結果をチェックして学力向上に努めるべき時代を迎えている。
「テストの点数を学力を測る唯一の物差しであるかのようにみなし、上位、下位を決めつけるのは極めて乱暴だ」というなら、テストにかわって学力を測定する手段や方法を具体的に提起してみたらどうだろう?すべての学校が、生徒に成績をつけるために(定期)テストを実施している事実をどのように理解しているのだろう、バカを言うのもほどがある。
わたしは北教組の先生たちの中にもいい先生がいたことを身をもって知っているし、高校時代から仲のよい友人の一人に共産党員もいる。だから根っからこれらの主義主張をする人々が嫌いということはない。人物次第だと思っている。しかし、こと教育問題に関しては別だと考える。
教職員組合である北教組が道新社説と同じような主張をしているのだが、政治団体だから主義主張はあるのだろう、そのこと自体は是としたい。
しかしながら、北海道新聞は特定の政治集団の機関紙ではなく、道民にこよなく愛されてきた一般紙であるから、教育問題、とりわけ道産子の低学力問題はその原点に立ち戻って適切な社説を堂々と掲げてもらいたい。
北海道の地域経済が衰退しつつある根っこに、低学力問題があるとわたしはにらんでいるが、そう感じている企業人はすくなくない。いろんな分野で問題山積み、解決のための人材不足をきたしているのが現実だ。
わたしは北海道の学力の現実をわかりやすい数値で示すために、文科省が公表した47個の都道府県別平均正答数データから、EXCELを使って都道府県別偏差値を計算して公表した。そのデータを元に、北海道教育委員会が公表した「管内版」を利用して、管内別偏差値ランキング表も作成した。「管内版」がなければ、こうした偏差値情報すら計算できない。偏差値での測度は統計学的な正しさをもっており、これを否とするならどのような数値をもって特定の地域の全国的な学力判定ができるのだろう?道民は何をもとに自らの地域の学力を判断できるというのか?
小学校は全国平均値の50を超える地域は一つもないが、こんな現状であることを数値を挙げて明快に説明してくれた者があっただろうか?
都道府県別全国偏差値40~46までの間に三支庁管内(檜山・石狩・上川)があるだけで、あとはすべて40未満である。偏差値40以下は下位16%を意味する。14支庁管内のうち11支庁管内が成績下位16%に含まれる現実にいままで目をつぶってきたということになる。
中学校は都道府県別偏差値が50を超えたのは、石狩管内の52.2一つのみの惨状である。他10支庁管内が40台、後志・日高・宗谷が30台である。
低学力の現状に目をつぶったままでは、北海道の未来は暗い、なにがなんでもこの現実を覆したい。「H25年全国学力テスト・データ分析」のカテゴリーにある記事をお読みいただき、偏差値で道内14支庁管内別偏差値をみて、どうすべきかebisuと一緒にお考えいただきたい。
ふるさとの根室についていえば、中学を卒業したら、全員が道立高校に入学できる。根室高校普通科に入るために学力競争があるという人もいるだろうが、あんなものを「学力競争」とは言わない。道内偏差値で42~45であり、全国偏差値なら40を切っている。下位16%のコップの中での戦いを「過度な学力競争」とは言わない。適度なレベルを考えても、「学力競争」はないに等しい。
大学受験ではじめて「学力競争」にさらされるというのが道内の生徒達の現実。高校生になってから全国模試で全国レベルの位置を知ったのでは大半の生徒が手遅れとなっている。
だからこそ、全国学力テストで、小学生や中学生の内から、自分達の学力が全国レベルでどういうものか知る必要がある。
わたしが計算した全国偏差値を学校の使って、先生は生徒に自分の学校の地域の学力レベルを具体的に説明してもらいたい。きちんと話せば生徒たちは正しく理解し、行動する。情報隠しが一番いけない。道新社説は「管内の学校が萎縮することにならないか、危惧を拭えない。序列化につながる発表手法に強い違和感を覚える」と書いているが、先生たちはこの現実に打ちひしがれて当然だ。学力テストの結果は先生たちの普段の授業内容への勤務評定のようなものだから。
しかし、生徒は別である、ニムオロ塾の生徒達は「先生、わたしたち全国で最低レベルほ北海道で14支庁管内で最低ということは全国最低レベルってこと!」と憤慨していた。「なら、もっと勉強するわ」と「ブカツ大好き&勉強きらい」な女子が奮起してます、だから生徒達には学力問題に関しては事実をそのまま伝えるのがいい。道新社説が心配するのとはまったく異なるいい効果がでる、いや、説明のしかたしだいで出せるものなのです。
今回偏差値を計算して確認した結果、根室管内((小学校37.0、道内7位)、(中学校41.4、道内9位))は道内最低レベルよりはすこしよく、全国レベルでは小学校が下位9.7%、中学校が下位19.5%に当たることがわかったから、学力は努力次第であげられるものなのだと伝えればいいだけ。後は先生たちと生徒自身の努力と家庭学習習慣のシツケ次第だ。
先生たちはいままでのやり方とはまったく別の工夫を普段の授業でやればいい、そして学力不振の30%の生徒達に放課後補習を義務付けたらいい。
授業のやり方の改善については、別項で言及します。釧路の教育を考える会の仲間が、しっかり情報をつかんできてくれました。
(根室管内へ視野を広げてみれば、中標津も毎年40人ほどの欠員を出している。標津も欠員。札幌圏(石狩市長管内)や旭川圏(上川支庁管内)そして函館圏(渡島支庁管内)を除いた道内の多くの支庁管内が似たような状態だろう。)
地元紙である北海道新聞が、そして大卒の論説委員が、学力テストの管内別結果公表をさして「過度な競争を煽る」なんて論を吐くのは、じつに卑怯で片腹痛い。
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< 弊ブログから引用 >
元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
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これが噂の「管内版」 : 北海道教育委員会ホームページより
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gky/gakuryoku.htm
「全道版」をスクロールすると、次に「管内版」がでてきます。学校の先生たちは、自分の地域の版を一月かけてじっくり読み解いてください。レーダチャートは、全国・全道・秋田県と比較できるようにわかりやすくつくられています。授業のあり方、改善のヒントが満載ですよ。
低学力の現実は変えられる。そういうパワーをあなたたちが握っている、あとは現状を変革する意志をもつかどうかです。大半の人が現状改革の意志をおもちなのだと信じます。
*「北海道新聞の学力社説の真の目的(?)」 (「大学受験と高校受験と教育ブログ」より)
http://maruta.be/gakusyu/1069
**釧路の高校の偏差値にたとえて、面白い解説してくれています、ぜひお読みください。
ブログ「情熱空間」より
「14管内別偏差値換算表(中学3年生)」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6916378.html
「偏差値で見る学力格差」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6916295.html
*#2509 (眼耳鼻舌身)意と仕事 Nov. 24, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-24
#2093 教員の質向上はどうやる?⇒ "Educating educators" Sep. 25, 2012
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-25-1
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#2485 ⑩全道14支庁管内別・偏差値ランキング表(小・中対比) Nov. 9, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
<タイプⅠ>
小学校・偏差値順位表 | 中学校・偏差値順位表 | |||||
1 | 檜山 | 46.2 | 1 | 石狩 | 52.2 | |
2 | 石狩 | 43.9 | 2 | 十勝 | 49.5 | |
3 | 上川 | 43.4 | 3 | 上川 | 47.2 | |
4 | 渡島 | 39.1 | 4 | 留萌 | 43.9 | |
5 | 胆振 | 38.3 | 5 | 空知 | 43.6 | |
6 | 留萌 | 38.2 | 6 | オホーツク | 42.5 | |
7 | 根室 | 37.0 | 7 | 檜山 | 42.3 | |
8 | 釧路 | 36.8 | 8 | 渡島 | 41.6 | |
9 | 後志 | 36.4 | 9 | 根室 | 41.4 | |
10 | 十勝 | 36.1 | 10 | 胆振 | 41.1 | |
11 | 宗谷 | 33.5 | 11 | 釧路 | 40.7 | |
12 | 空知 | 33.4 | 12 | 後志 | 37.4 | |
13 | オホーツク | 27.6 | ** | 13 | 日高 | 33.5 |
14 | 日高 | 16.6 | 14 | 宗谷 | 33.4 |
<タイプⅡ>
管内別偏差値ランキング表 | ||||
<中学校優先> | a | b | b-c | |
順位 | 管内名 | 小学校 | 中学校 | 差 |
2 | 石狩 | 43.9 | 52.2 | 8.3 |
10 | 十勝 | 36.1 | 49.5 | 13.4 |
3 | 上川 | 43.4 | 47.2 | 3.8 |
6 | 留萌 | 38.2 | 43.9 | 5.7 |
12 | 空知 | 33.4 | 43.6 | 10.2 |
13 | オホーツク | 27.6 | 42.5 | 14.9 |
1 | 檜山 | 46.2 | 42.3 | -3.9 |
4 | 渡島 | 39.1 | 41.6 | 2.5 |
7 | 根室 | 37.0 | 41.4 | 4.4 |
5 | 胆振 | 38.3 | 41.1 | 2.8 |
8 | 釧路 | 36.8 | 40.7 | 3.9 |
9 | 後志 | 36.4 | 37.4 | 1.0 |
14 | 日高 | 16.6 | 33.5 | 16.9 |
11 | 宗谷 | 33.5 | 33.4 | -0.1 |
【中学受験がないハンディ】
北海道の各地域の小学校の偏差値が低いのは、中学受験がないからだろうと思う。
東京渋谷で有名私立一貫校(中学)受験生や高校受験生を3年ほど教えたことがある。青山学院や立教女学院へ進学するような生徒は小学4年生から個人指導塾へきていた。授業時間は105分、週2回の指導だった。予習中心でスピードも速い。関連のあるところは、数学なら中1や中2の範囲まで教えてしまう。学校では速度の遅い授業に飽き飽きしながらじっとガマンしている。そういう生徒にとって学校へ勉強するところではなく、じっと我慢している場所、とても我慢強くなる。だから塾へくるとうれしそうに105分間アクセル全開にして勉強していく。かなりの難問を解かせるので、国語と算数に圧倒的な差がつく。
小学生のうちから予習習慣も、週20~25時間ぐらいの勉強時間の確保もしっかりできている。生活習慣が勉強中心に組み立てられている。とうぜん保護者のしつけも厳しい、9時まではテレビをつけないというお母さんが何人かいた。
首都圏では私立中学受験が四人に一人ぐらいいる。公立中学⇒公立高校の生徒達も、進学校へ行きたくてしっかり勉強している。小学校で3割ぐらいが、かなり競争意識をもって、自発的に勉強している。
根室の生徒達を見ていると、一部の例外的な生徒を除いて、ほとんどの生徒達に予習の習慣がつくのは高校へ進学してからだ。これでは遅い、大学受験では勝負にならない。
根室管内の場合をいうと、小学6年生で全国レベルの平均値より偏差値換算で13もマイナスである。高校進学を意識しだして中学校で勉強しても偏差値で5~8アップするぐらいで、とても追いつけるはずがない。
根室管内の生徒達は根室管内での偏差値を10マイナスするとほぼ全国レベルになると考えるべきだ。根室管内の偏差値60(上位16%)でようやく全国レベルの真ん中ということ。全国レベルで偏差値60は根室管内偏差値68~70(上位2.3~3.6%)である。
全国レベルで偏差値60以上を難関大学とすると、そういうところに合格できるのは2~4%だ。根室市内の中学生は学年230人~250人程度だから、1学年当たり5~10人しかいないことになる。偏差値50以上の大学へ一般入試で進学できる学力を備えている生徒数は学年で十数人、二十人を超えたら多い年度ということになるのだろう。
全国レベルで自分がどのあたりに位置にいるのかを小学6年時の全国学力テストで把握できれば、もっともっと早くスタートが切れる。高校1年生の全国模試で実力を知ったのでは遅すぎる。だから、全国学力テスト・データを偏差値に換算するから、自分達の学力水準を知ってもらいたい。負けるなねむろっ子、そして道産子。
【中学受験がないのは秋田県も同じ】
環境がどうあろうと、学力を上げる方法はある。秋田県がそれを実証している。ようは基本に還れということだろう。学校の先生たちは北海道教育委員会が作成した『管内版』の資料を丹念に見てほしい。ブログ「情熱空間」が釧路管内版のレーダチャートから、秋田と釧路の先生たちの授業のやり方がまったく異なるという事実を見つけた。基本をおろそかにしてはいけない。北海道教育大釧路分校があるのになぜだろう。まったく違う授業形態(問題解決型)を推奨しているようだ。
*「道教委のデータ分析(授業の目標を示さない?)」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6916861.html
**釧路の高校の偏差値にたとえて、面白い解説してくれています、ぜひお読みください。
ブログ「情熱空間」より
「14管内別偏差値換算表(中学3年生)」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6916378.html
「偏差値で見る学力格差」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6916295.html
元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
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■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-2
#2476 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2483 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-3
■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08
#2481 後半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1
■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2478 (管内別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
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*#2509 (眼耳鼻舌身)意と仕事 Nov. 24, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-24
#2093 教員の質向上はどうやる?⇒ "Educating educators" Sep. 25, 2012
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-25-1
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#2484 ⑨全道14支庁管内別・科目別・偏差値表(小・中対比) Nov. 8, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
総じていえば、北海道は小学校の偏差値が低く、中学校になるとそれが少し回復する傾向があるように見える、これも明確な理由が思い当たる。
コメントは次回にするので、まずはデータを眺めてもらいたい。
小学校 | 中学校 | ||
<空知管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 31.0 | 44.8 | |
国語B | 47.5 | 46.5 | |
数学A | 29.5 | 40.1 | |
数学B | 25.4 | 42.9 | |
単純平均 | 33.4 | 43.6 | up |
<石狩管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 44.2 | 53.1 | |
国語B | 49.5 | 51.4 | |
数学A | 42.4 | 53.8 | |
数学B | 39.7 | 50.4 | |
単純平均 | 43.9 | 52.2 | up |
<後志管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 34.9 | 36.4 | |
国語B | 48.0 | 45.4 | |
数学A | 32.2 | 30.4 | |
数学B | 30.5 | 37.3 | |
単純平均 | 36.4 | 37.4 | flat |
<胆振管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 45.2 | 41.9 | |
国語B | 48.4 | 45.9 | |
数学A | 27.4 | 34.4 | |
数学B | 32.4 | 42.3 | |
単純平均 | 38.3 | 41.1 | flat |
<日高管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 7.2 | 33.6 | |
国語B | 46.1 | 42.6 | |
数学A | 3.7 | 21.4 | |
数学B | 9.3 | 36.4 | |
単純平均 | 16.6 | 33.5 | up |
<渡島管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 37.8 | 42.8 | |
国語B | 48.5 | 46.5 | |
数学A | 37.6 | 35.4 | |
数学B | 32.4 | 41.5 | |
単純平均 | 39.1 | 41.6 | flat |
<檜山管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 46.7 | 47.6 | |
国語B | 48.5 | 46.3 | |
数学A | 54.2 | 34.4 | |
数学B | 35.3 | 40.7 | |
単純平均 | 46.2 | 42.3 | down |
<上川管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 46.7 | 48.0 | |
国語B | 49.3 | 48.5 | |
数学A | 38.1 | 45.9 | |
数学B | 39.7 | 46.4 | |
単純平均 | 43.4 | 47.2 | up |
<留萌管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 32.5 | 48.0 | |
国語B | 48.1 | 49.2 | |
数学A | 36.5 | 36.2 | |
数学B | 35.6 | 42.3 | |
単純平均 | 38.2 | 43.9 | up |
<宗谷管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 39.2 | 37.1 | |
国語B | 47.2 | 43.9 | |
数学A | 26.3 | 18.9 | |
数学B | 21.4 | 33.8 | |
単純平均 | 33.5 | 33.4 | flat |
<オホーツク管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 23.6 | 43.2 | |
国語B | 46.8 | 47.2 | |
数学A | 23.1 | 37.2 | |
数学B | 17.0 | 42.3 | |
単純平均 | 27.6 | 42.5 | up |
<十勝管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 36.4 | 50.8 | |
国語B | 48.6 | 49.3 | |
数学A | 29.5 | 49.5 | |
数学B | 29.8 | 48.4 | |
単純平均 | 36.1 | 49.5 | up |
<釧路管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 34.2 | 42.8 | |
国語B | 48.2 | 45.6 | |
数学A | 37.6 | 34.4 | |
数学B | 27.2 | 39.9 | |
単純平均 | 36.8 | 40.7 | up |
<根室管内> | |||
偏差値 | 偏差値 | ||
国語A | 37.8 | 41.6 | |
国語B | 48.0 | 45.3 | |
数学A | 33.8 | 38.0 | |
数学B | 28.3 | 40.8 | |
単純平均 | 37.0 | 41.4 | up |
<注>
up、down ⇒ ±3以上偏差値に変化のあるもの
緑色 ⇒ 10以上アップしたもの
元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
**釧路の高校の偏差値にたとえて、面白い解説してくれています、ぜひお読みください。
ブログ「情熱空間」より
「14管内別偏差値換算表(中学3年生)」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6916378.html
「偏差値で見る学力格差」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6916295.html
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■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-2
#2476 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2483 (小・中対比)
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■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
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#2481 後半 (中学校)
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■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
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#2478 (管内別基本統計量)
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#2483 ⑧都道府県別・偏差値ランキング表(小・中対比) Nov. 8, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
高知県のように小中で順位が36位も変動する地域があるので、順位の変動に注目してもらいたい。どこかに問題があるはずだ。文科省や都道府県教委が提供してくれた資料を読み解く際のガイドとして使ってもらえることを期待している。利用の便を考えていろいろなタイプの表を提供する。
北海道についてだけいうと、全国レベルの物差しで小学校は偏差値36.4(下位8.7%)、中学校は偏差値45.1(下位31.2%)である。まとめて分析しようと思うが、競争がない北海道は他地域に比べて学力が著しく低くなる傾向は否めない。適度な競争条件がないと生徒の学力は伸びないことを偏差値データが例証しているようにみえる。
* 一番左端の欄が小学校の順位で、次の欄が中学校の順位である。表は中学校の順位を優先して並べてある。
<小中対比 偏差値順位表> | ||||
小 | 中 | 小学校 | 中学校 | |
1 | 1 | 秋田県 | 81.6 | 74.8 |
2 | 2 | 福井県 | 70.9 | 72.3 |
3 | 3 | 石川県 | 67.6 | 62.2 |
34 | 4 | 岐阜県 | 44.1 | 59.8 |
9 | 5 | 富山県 | 57.0 | 59.6 |
39 | 6 | 群馬県 | 41.7 | 56.2 |
43 | 7 | 静岡県 | 39.8 | 55.9 |
4 | 8 | 青森県 | 64.8 | 55.3 |
13 | 9 | 山口県 | 53.7 | 55.2 |
8 | 10 | 東京都 | 57.5 | 55.2 |
15 | 11 | 鳥取県 | 53.2 | 55.1 |
5 | 12 | 広島県 | 61.6 | 54.3 |
18 | 13 | 奈良県 | 51.5 | 54.2 |
6 | 14 | 香川県 | 60.7 | 53.9 |
30 | 15 | 愛知県 | 46.9 | 53.5 |
17 | 16 | 茨城県 | 51.8 | 53.3 |
19 | 17 | 兵庫県 | 51.3 | 53.3 |
25 | 18 | 山形県 | 48.7 | 53.2 |
7 | 19 | 京都府 | 59.9 | 51.6 |
27 | 20 | 神奈川県 | 47.7 | 51.6 |
14 | 21 | 愛媛県 | 53.7 | 51.5 |
35 | 22 | 栃木県 | 43.8 | 51.1 |
44 | 23 | 島根県 | 38.3 | 50.8 |
37 | 24 | 宮城県 | 42.6 | 50.2 |
20 | 25 | 熊本県 | 50.5 | 50.0 |
26 | 26 | 埼玉県 | 47.9 | 49.9 |
29 | 27 | 徳島県 | 47.5 | 49.1 |
22 | 28 | 千葉県 | 49.8 | 49.0 |
28 | 29 | 宮崎県 | 47.5 | 48.1 |
41 | 30 | 山梨県 | 41.4 | 47.8 |
38 | 31 | 長崎県 | 42.3 | 47.6 |
40 | 32 | 岡山県 | 41.7 | 46.5 |
46 | 33 | 滋賀県 | 36.3 | 46.5 |
10 | 34 | 新潟県 | 56.6 | 46.4 |
11 | 35 | 岩手県 | 54.2 | 45.7 |
16 | 36 | 長野県 | 52.5 | 45.3 |
45 | 37 | 北海道 | 36.4 | 45.1 |
24 | 38 | 大分県 | 49.3 | 44.8 |
33 | 39 | 福島県 | 44.9 | 44.4 |
23 | 40 | 福岡県 | 49.6 | 44.4 |
42 | 41 | 三重県 | 40.2 | 43.6 |
36 | 42 | 和歌山県 | 43.8 | 42.5 |
31 | 43 | 佐賀県 | 46.2 | 42.4 |
21 | 44 | 鹿児島県 | 50.3 | 40.9 |
32 | 45 | 大阪府 | 45.2 | 36.9 |
12 | 46 | 高知県 | 53.9 | 34.5 |
47 | 47 | 沖縄県 | 32.0 | 14.4 |
元データは47都道府県の平均正答数だから、「47個×4科目」だけ。したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。
都道府県別偏差値の分布をみると、
小学校: 32.0~81.6
中学校: 14.4~74.8
通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。
首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れても追いつける馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。
いろいろ工夫してみたが、これ(都道府県別偏差値)もひとつの目安にすぎないことがわかる。限定的だが、使えば使えるという程度のモノ。学校別のデータがあると、問題にならぬほど、いい偏差値データが計算できる。それはかなわぬ夢。
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■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
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#2476 (中学校)
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#2483 (小・中対比)
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■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
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■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08
#2481 後半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1
■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2478 (管内別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
----------------------------------------
#2479 ④偏差値!衝撃の結果:宗谷・日高・釧路・根室・十勝・石狩 Nov.7 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-2
#2478 ③14支庁管内別偏差値の計算:根室管内計算能力は下位3.6% Nov. 7, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
#2475 全国学力テストデータ根室管内版の解説(1) Nov. 6, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06
#2456 市町村別学テ情報公開解禁へ(読売新聞) Oct.21, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-21
#2464 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(2) Oct. 26, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-25-2
*生活時間割の帯グラフが貼り付けてありますので、ご覧ください。
「あっぱれ道教委!(道教委の支援冊子)③」 ブログ「情熱空間より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6896333.html
#2462 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(1): Oct. 24, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-24-1
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#2482 ⑦都道府県別・偏差値ランキング表(小学校) Nov. 8, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
北海道の小学校の平均偏差値は36.4(学力下位8%)、中学校は45.1(学力下位30.9%)である。
元データは文科省の「平成25年度全国学力・学習状況調査 実施概況 全国ー都道府県(公立)」から、EXCELシートにコピーして、計算した。算式は注記してある弊ブログに記してある。
<偏差値順位表> | ||
1 | 秋田県 | 81.6 |
2 | 福井県 | 70.9 |
3 | 石川県 | 67.6 |
4 | 青森県 | 64.8 |
5 | 広島県 | 61.6 |
6 | 香川県 | 60.7 |
7 | 京都府 | 59.9 |
8 | 東京都 | 57.5 |
9 | 富山県 | 57.0 |
10 | 新潟県 | 56.6 |
11 | 岩手県 | 54.2 |
12 | 高知県 | 53.9 |
13 | 山口県 | 53.7 |
14 | 愛媛県 | 53.7 |
15 | 鳥取県 | 53.2 |
16 | 長野県 | 52.5 |
17 | 茨城県 | 51.8 |
18 | 奈良県 | 51.5 |
19 | 兵庫県 | 51.3 |
20 | 熊本県 | 50.5 |
21 | 鹿児島県 | 50.3 |
22 | 千葉県 | 49.8 |
23 | 福岡県 | 49.6 |
24 | 大分県 | 49.3 |
25 | 山形県 | 48.7 |
26 | 埼玉県 | 47.9 |
27 | 神奈川県 | 47.7 |
28 | 宮崎県 | 47.5 |
29 | 徳島県 | 47.5 |
30 | 愛知県 | 46.9 |
31 | 佐賀県 | 46.2 |
32 | 大阪府 | 45.2 |
33 | 福島県 | 44.9 |
34 | 岐阜県 | 44.1 |
35 | 栃木県 | 43.8 |
36 | 和歌山県 | 43.8 |
37 | 宮城県 | 42.6 |
38 | 長崎県 | 42.3 |
39 | 群馬県 | 41.7 |
40 | 岡山県 | 41.7 |
41 | 山梨県 | 41.4 |
42 | 三重県 | 40.2 |
43 | 静岡県 | 39.8 |
44 | 島根県 | 38.3 |
45 | 北海道 | 36.4 |
46 | 滋賀県 | 36.3 |
47 | 沖縄県 | 32.0 |
---------------------------------------------
元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
---------------------------------------------
■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-2
#2476 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2483 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-3
■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08
#2481 後半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1
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■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
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#2478 (管内別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
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#2475 全国学力テストデータ根室管内版の解説(1) Nov. 6, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06
#2456 市町村別学テ情報公開解禁へ(読売新聞) Oct.21, 2013
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#2464 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(2) Oct. 26, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-25-2
*生活時間割の帯グラフが貼り付けてありますので、ご覧ください。
「あっぱれ道教委!(道教委の支援冊子)③」 ブログ「情熱空間より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6896333.html
#2462 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(1): Oct. 24, 2013
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#2481 ⑥全道14支庁管内別・科目別・偏差値(中学校) Nov. 8, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
(中学校の偏差値)
8 | <渡島管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 74.4 | 32 | 23.8 | 24.5 | 0.5850 | 42.8 |
国語B | 63.6 | 9 | 5.7 | 6.1 | 0.2008 | 46.5 |
数学A | 59.6 | 36 | 21.5 | 22.9 | 0.9500 | 35.4 |
数学B | 36.2 | 16 | 5.8 | 6.6 | 0.4964 | 41.5 |
233.8 | 93 | 56.8 | 41.6 | |||
9 | <根室管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 74.0 | 32 | 23.7 | 24.5 | 0.5850 | 41.6 |
国語B | 62.3 | 9 | 5.6 | 6.1 | 0.2008 | 45.3 |
数学A | 60.3 | 36 | 21.7 | 22.9 | 0.9500 | 38.0 |
数学B | 35.8 | 16 | 5.7 | 6.6 | 0.4964 | 40.8 |
232.4 | 93 | 56.7 | 41.4 | |||
10 | <胆振管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 74.1 | 32 | 23.7 | 24.5 | 0.5850 | 41.9 |
国語B | 62.9 | 9 | 5.7 | 6.1 | 0.2008 | 45.9 |
数学A | 59.3 | 36 | 21.3 | 22.9 | 0.9500 | 34.4 |
数学B | 36.7 | 16 | 5.9 | 6.6 | 0.4964 | 42.3 |
233.0 | 93 | 56.6 | 41.1 | |||
11 | <釧路管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 74.4 | 32 | 23.8 | 24.5 | 0.5850 | 42.8 |
国語B | 62.6 | 9 | 5.6 | 6.1 | 0.2008 | 45.6 |
数学A | 59.3 | 36 | 21.3 | 22.9 | 0.9500 | 34.4 |
数学B | 35.2 | 16 | 5.6 | 6.6 | 0.4964 | 39.9 |
231.5 | 93 | 56.4 | 40.7 | |||
12 | <後志管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 72.4 | 32 | 23.2 | 24.5 | 0.5850 | 36.4 |
国語B | 62.4 | 9 | 5.6 | 6.1 | 0.2008 | 45.4 |
数学A | 58.2 | 36 | 21.0 | 22.9 | 0.9500 | 30.4 |
数学B | 33.6 | 16 | 5.4 | 6.6 | 0.4964 | 37.3 |
226.6 | 93 | 55.1 | 37.4 | |||
13 | <日高管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 71.5 | 32 | 22.9 | 24.5 | 0.5850 | 33.6 |
国語B | 59.3 | 9 | 5.3 | 6.1 | 0.2008 | 42.6 |
数学A | 55.7 | 36 | 20.1 | 22.9 | 0.9500 | 21.4 |
数学B | 33.0 | 16 | 5.3 | 6.6 | 0.4964 | 36.4 |
219.5 | 93 | 53.5 | 33.5 | |||
14 | <宗谷管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 72.6 | 32 | 23.2 | 24.5 | 0.5850 | 37.1 |
国語B | 60.7 | 9 | 5.5 | 6.1 | 0.2008 | 43.9 |
数学A | 55.0 | 36 | 19.8 | 22.9 | 0.9500 | 18.9 |
数学B | 31.4 | 16 | 5.0 | 6.6 | 0.4964 | 33.8 |
219.7 | 93 | 53.5 | 33.4 |
1 | 石狩 | 52.2 |
2 | 十勝 | 49.5 |
3 | 上川 | 47.2 |
4 | 留萌 | 43.9 |
5 | 空知 | 43.6 |
6 | オホーツク | 42.5 |
7 | 檜山 | 42.3 |
8 | 渡島 | 41.6 |
9 | 根室 | 41.4 |
10 | 胆振 | 41.1 |
11 | 釧路 | 40.7 |
12 | 後志 | 37.4 |
13 | 日高 | 33.5 |
14 | 宗谷 | 33.4 |
<訂正>11月8日午前10時40分
数学Aの設問数が35ではなく36であることが、再チェックの際に判明、よって訂正した。
元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
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■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
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#2476 (中学校)
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#2483 (小・中対比)
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■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
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■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
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#2480 前半 (中学校)
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#2481 後半 (中学校)
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■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
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#2478 (管内別基本統計量)
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#2480 ⑤全道14支庁 管内別・科目別・偏差値表(中学校・前半) Nov. 8, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
容量がオーバするので二つに分ける。
1 | 石狩 | 52.2 |
2 | 十勝 | 49.5 |
3 | 川上 | 47.2 |
4 | 留萌 | 43.9 |
5 | 空知 | 43.6 |
6 | オホーツク | 42.5 |
7 | 檜山 | 42.3 |
8 | 渡島 | 41.6 |
9 | 根室 | 41.4 |
10 | 胆振 | 41.1 |
11 | 釧路 | 40.7 |
12 | 後志 | 37.4 |
13 | 日高 | 33.5 |
14 | 宗谷 | 33.4 |
1 | <石狩管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 77.6 | 32 | 24.8 | 24.5 | 0.5850 | 53.1 |
国語B | 69.0 | 9 | 6.2 | 6.1 | 0.2008 | 51.4 |
数学A | 64.7 | 36 | 23.3 | 22.9 | 0.9500 | 53.8 |
数学B | 41.8 | 16 | 6.7 | 6.6 | 0.4964 | 50.4 |
253.1 | 93 | 61.0 | 52.2 | |||
2 | <十勝管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 76.9 | 32 | 24.6 | 24.5 | 0.5850 | 50.8 |
国語B | 66.7 | 9 | 6.0 | 6.1 | 0.2008 | 49.3 |
数学A | 63.5 | 36 | 22.9 | 22.9 | 0.9500 | 49.5 |
数学B | 40.5 | 16 | 6.5 | 6.6 | 0.4964 | 48.4 |
247.6 | 93 | 60.0 | 49.5 | |||
3 | <上川管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 76.0 | 32 | 24.3 | 24.5 | 0.5850 | 48.0 |
国語B | 65.8 | 9 | 5.9 | 6.1 | 0.2008 | 48.5 |
数学A | 62.5 | 36 | 22.5 | 22.9 | 0.9500 | 45.9 |
数学B | 39.3 | 16 | 6.3 | 6.6 | 0.4964 | 46.4 |
243.6 | 93 | 59.0 | 47.2 | |||
4 | <留萌管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 76.0 | 32 | 24.3 | 24.5 | 0.5850 | 48.0 |
国語B | 66.6 | 9 | 6.0 | 6.1 | 0.2008 | 49.2 |
数学A | 59.8 | 36 | 21.5 | 22.9 | 0.9500 | 36.2 |
数学B | 36.7 | 16 | 5.9 | 6.6 | 0.4964 | 42.3 |
239.1 | 93 | 57.7 | 43.9 | |||
5 | <空知管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 75.0 | 32 | 24.0 | 24.5 | 0.5850 | 44.8 |
国語B | 63.6 | 9 | 5.7 | 6.1 | 0.2008 | 46.5 |
数学A | 60.9 | 36 | 21.9 | 22.9 | 0.9500 | 40.1 |
数学B | 37.1 | 16 | 5.9 | 6.6 | 0.4964 | 42.9 |
236.6 | 93 | 57.6 | 43.6 | |||
6 | <オホーツク管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 74.5 | 32 | 23.8 | 24.5 | 0.5850 | 43.2 |
国語B | 64.4 | 9 | 5.8 | 6.1 | 0.2008 | 47.2 |
数学A | 60.1 | 36 | 21.6 | 22.9 | 0.9500 | 37.2 |
数学B | 36.7 | 16 | 5.9 | 6.6 | 0.4964 | 42.3 |
235.7 | 93 | 57.1 | 42.5 | |||
7 | <檜山管内> | |||||
正答率 | 設問数 | 正答数 | 全国平均 | 標準偏差 | 偏差値 | |
国語A | 75.9 | 32 | 24.3 | 24.5 | 0.5850 | 47.6 |
国語B | 63.4 | 9 | 5.7 | 6.1 | 0.2008 | 46.3 |
数学A | 59.3 | 36 | 21.3 | 22.9 | 0.9500 | 34.4 |
数学B | 35.7 | 16 | 5.7 | 6.6 | 0.4964 | 40.7 |
234.3 | 93 | 57.1 | 42.3 |
8~14位は#2481へ
【コメント】
いままでにこういう偏差値データはなかった。文科省が全国の中学校の正答数データを公表し、北海道教育委員会が管内別正答率を公表してくれた。他にもさまざまなデータ、表、グラフ、チャートが満載の結果報告書になっている。
じつにありがたいことで、そこから先の仕事、偏差値計算は民間がやるべきなのだろう。
道内全14支庁管内の地域別偏差値データを公表するので、それぞれの目的に応じて使ってもらいたい。元データはすべて文科省と北海道教育委員会が公表したものである。元データと計算式はすでに前のブログで詳細に記したので再説しない。
元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
<訂正>11月8日午前10時40分
数学Aの設問数が35ではなく36であることが、再チェックの際に判明、よって訂正した。
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■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-2
#2476 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2483 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-3
■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08
#2481 後半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1
■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2478 (管内別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
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*#2509 (眼耳鼻舌身)意と仕事 Nov. 24, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-24