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#5246 弱勢が英語音読のキモかもしれない June 8, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]

 昨年10月半ばから始めたNHKラジオ英会話音読回数は、今日6/8で11780回です。
 この1週間は弱勢部分に注目してトレーニングしてました。弱勢部は「速く曖昧に」読まれます。これがコピーできたら、リスニング時に元の文章が理解できます復元できます。6/6放送テキストから事例を取り上げます。


Sh Doug, I didn’t know Dallas was such an interesting city.
Do Yes, most people only think of cowboys when they think of Dallas.
Sh Some of people are wearing cowboy hats.
Do Right, some people do. But most don’t. Hey, Shino, this is the hospital where I was born.
Sh It really big. And look at that sign over there. It says something about a piano competition.
Do Dallas is famous for its international piano competition.
Sh I don’t know that.
Do Well, 2013 is when it was started, so it’s fairly recent.



 対話文の中で青字で示した部分が弱勢部です。
 英語は「強・弱」のリズムが読み方に関わってくるのが日本語とかなり違うところです。音読回数が
1万回を超えて、そのあたりの呼吸がようやく飲み込め始めました。わたしには10,000回必要でしたが、あなたは5000回かもしれませんよ。個人差が大きいと思います。耳の好い人は上達が速い。

 たとえば、「only think of cowboys」は「強・弱・強」のリズムで読まれています。ofが弱音になると音は/ə/になります。軽い「ァ」です。「オンリー・スィンク・・カウボオイ」。

 「about a piano」は「アバウタ・ピアノ」です。「about a」が一つの単語のように発音されています。

 「famous for its international piano competition」は「フェイマス・フォーリッ・インターナショナル・ピアノ・コンペティション」。これも「for its」が軽く・弱く・速く、ひとつの単語のごとく発音されます。

 「when it was startedは「ウェ・ニィッ・ワス・スターテッド」、「強・弱・弱・強」で読まれていました。

 この辺りの弱音部の処理に慣れれば、シャドーイングが楽になると同時に英語らしい強・弱のリズムのある読み方に変わります。

 接続詞のthatはしばしば/ðæt/ではなく、/ðə /と/t/音が脱落して読まれます。theと同じ発音ですから、音では区別がつきませんが、thatの次に人称代名詞と助動詞が後続しているのでわかります。be動詞のisは=記号と一緒ですから、その後に来るのは主語の説明ですから、その点でも/ðə/を聞き落としても意味はわかります。「説明ルール:説明は後ろに置く」を知っていたら何でもないのです。
 6/4のテクストから文例を拾っておきます。
 The thing is that I don't like paying too much for things.

 thatが指示詞で使われているときにはt音の脱落はありません。/ðæt/としっかり発音されています。

<余談:英語耳>
 耳が大きくなるように掌を耳に当てシャドーイングしてみました。左右で聞こえ方が違いました。左耳がよく聴こえるんです。とくに弱勢部がファイン(fine)に聞こえてきますから、シャドーイングが楽になります。右耳の方は掌で耳を拡張しても弱勢部の聞こえ方がほとんど変わりません。
 このことから、若くて耳のいい人は英語のシャドーイングが短い期間でより正確にできるでしょうね。



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