#5240 日銀保有国債の実質評価損は9.4兆円:日銀発表 May 30, 2024 [95.増え続ける国債残高]
弊ブログでは、日本銀行保有国債の実質評価損と債務超過問題を数年前から取り上げてきましたが、日銀自身が保有国債の実質評価損額を公表し、大手マスコミが取り上げるようにようやくなりました。
今朝(5/30)に朝日新聞記事によれば、日本銀行保有国債の実質評価損が9.4兆円に達しました。
昨年3月末は0.3%台の金利でしたが、今年3月末は0.7%台へ0.4%アップしただけですが、実質評価損は9.3超円も増大しています。
(今朝の長期金利は1.025%ですから、これで計算すると実質評価損は15兆円を超えていますね。)
3月末の日銀の純資産額がわからないので、代わりに上期の純資産額を見ると純資産額は4.4兆円ですから、すでに4.9兆円の債務超過状態です。
日銀がこんな状態では、円の国際的な信認が崩れてしまって、超円安状態(昨日の終値は157.63円/$)が続いているのもうなずけます。中央銀行が実質経営破綻している国なんて日本以外にはありません。
一方で、、日銀保有のETFは74兆円ですから、現在の株価はGPF(年金機構)と日銀の「管制相場」ですよ。いずれこのETFは市場で売却処分しなければなりませんが、売却したら株式市場は大暴落必死です。日銀が上場株の約10%を持っているということ自体が異常です。
昨日の日経平均は38,556.87円ですが、保有株式の売却で30,000円に下落すれば、20兆円の損失が発生します。だから、暴落を恐れて、日銀はETF売るにについても売るに売れないのです。
朝日新聞の記事の中に、政策金利(公定歩合:短期金利)が2.8%になれば、1年後には日銀当座預金への金利支払いと国債受取利息の差が拡大し、日銀は債務超過になるという言及がなされています。
アベノミクスとマクロ経済学の末路です、もう手遅れ。あんな世迷言を信じた国民が半数以上もいたのですから。たわいのない特殊詐欺に簡単に引っかかるほど馬鹿だったということです。これからお利巧になりましょう。
弊ブログの中から経済学の勉強教材を材料を提供します。21世紀の新しい経済学の誕生です。扉を開くキーは数学とビジネス倫理、マネジメント、職人仕事の四つです。
今朝(5/30)に朝日新聞記事によれば、日本銀行保有国債の実質評価損が9.4兆円に達しました。
昨年3月末は0.3%台の金利でしたが、今年3月末は0.7%台へ0.4%アップしただけですが、実質評価損は9.3超円も増大しています。
(今朝の長期金利は1.025%ですから、これで計算すると実質評価損は15兆円を超えていますね。)
3月末の日銀の純資産額がわからないので、代わりに上期の純資産額を見ると純資産額は4.4兆円ですから、すでに4.9兆円の債務超過状態です。
日銀がこんな状態では、円の国際的な信認が崩れてしまって、超円安状態(昨日の終値は157.63円/$)が続いているのもうなずけます。中央銀行が実質経営破綻している国なんて日本以外にはありません。
一方で、、日銀保有のETFは74兆円ですから、現在の株価はGPF(年金機構)と日銀の「管制相場」ですよ。いずれこのETFは市場で売却処分しなければなりませんが、売却したら株式市場は大暴落必死です。日銀が上場株の約10%を持っているということ自体が異常です。
昨日の日経平均は38,556.87円ですが、保有株式の売却で30,000円に下落すれば、20兆円の損失が発生します。だから、暴落を恐れて、日銀はETF売るにについても売るに売れないのです。
朝日新聞の記事の中に、政策金利(公定歩合:短期金利)が2.8%になれば、1年後には日銀当座預金への金利支払いと国債受取利息の差が拡大し、日銀は債務超過になるという言及がなされています。
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