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#4142 極東の町・根室は氷の世界:ツルンツルン Dec. 8, 2019 [87.根室の話題]

 昨夜9時ころから雨が降り始めた。9時の気温は4.2度、南南西の風5.1m/s、その後風が強くなったが、午前0時には止んでいた。玄関前はシャーベット状態、雪と雨が混ざって降ったようだ。今年2度目の雪です。

 今朝8時の気温は-2.8度、西風8.7m/s、風が西から吹くと冷え込んできます。道路はスケートリンク状態。車はゆっくり走っている。これから表面が溶けだしたら、ブラックアイスバーン+水で表面コーティング状態になるので車の運転はなるべくしないほうがいい。お昼頃にはすっかり溶けてます。でも日陰は要注意ですね、溶けませんから、速度を10㎞/h以下に落としましょう。

<どれくらい危ないか>
 ブラックアイスバーンの曲がり角では、時速15㎞でも180度くるりと回転することがあります。後続車も対向車もいないときに試して、体験しておくのが一番です。ブレーキかけないのに、一度ハンドルきったら、90度を過ぎても回転が止まりません。スーッと滑っていきます。90度のカーブを曲がると、まるでU字路を曲がったようなことになります。(笑)車はもちろん四輪駆動です。ハンドルは抵抗ゼロでどちら側へもクルクル回ります。滑り出したらアウトです。

危ないと感じたら、カーブに入る前に10km/h(以下は道路交通法上では「徐行」です)まで減速しておけば大丈夫です。
 35年東京暮らししてふる里の根室へ戻ってから、冬の運転がどれくらい危険か確かめたくて、轍(わだち)が深くつき圧雪されて凍りついた裏道で、時速40㎞/hで試しに走ってみたことがあります。なにが起きるか、体験しなきゃわからないからです。もちろん周りの安全確認してからやります。夜9時半ころでしたね、ハンドル切ってないのに、轍でツルンと滑って左90度に方向が変わり、原っぱに突っ込みました。3mズレてたら電信柱に激突でした。浅い溝を乗り越えてすっ飛びました。パジェロ・イオだったので無事でしたが、いま載っている車だったら、車高が低いのでどこか壊れたでしょうね。
 冬のブレーキは、2回軽く踏んでから、3度目で止めます。車間はおおよそ3倍とります。それでも緩い下りのところは止まってくれませんから、さらに余裕を見てずっと手前から、3度軽く、ポンポンポンと踏んで減速しておきます。徐行(10km/h以下)でないと、緩い下りはブレーキをかけてもすぐには止まれません。や容易町から平内町への登り坂で、対向車線を走っていた車が、センターラインを越えて滑ってきたことがありました。運転していた方、ブレーキかけていたでしょうに、焦ってました。路肩へよけて難を逃れられました、お互い様ですから。気温がプラスになるか、陽射しが強くて表面が溶け、そのあとに急激に気温が下がったときが危ないようです。雪の上を薄い氷でコーティングした状態になります。冬のドライブは、気温の変化と路面の状態の観察と、気が抜けません。


①車庫前から道路への通路:
 スケートリンク状態です、車出す気になりません。
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②T字路(バス通りと路地)はツルツル
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③バス通りは見事に凍っています、風は強い、九時ですがマイナス3.1度、西風10.1m/sですから、8時よりも気温が下がってきてます。太陽出て晴天なのに気温は下がる、めずらしいことです。
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④東根室駅への下り坂
 ここを登ってくるのは無理そうです。白い車のあるところを右に折れて迂回すれば坂にはなっていないので、すんなりとバス通りへ出られます。この奥が日本最東端の鉄道駅・東根室駅があります。ホームが写っていますがサイズが小さいので見づらいですね。西に向いているので、夕日が毎日この方角に沈みます。ホームの向こう側が市街地で、その向こう側がオホーツク海です。沈んでゆく夕陽はけっこう美しい。朝陽は後ろ側から昇ってきます。真っ白いコンクリート塀に朝陽が反射してきれいです。テニスコートの向こう側は原っぱ、そして太平洋です。春になると、このあたりに鹿が数頭近所の庭の草を食べにきます。長閑(のどか)な極東の町です。
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⑤バス通り:カメラの位置を低くしました、露出は+1
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⑥正午少し過ぎの写真です。
 歩道が半分くらい溶けて乾いています。車道はすっかり溶けました。太陽の熱が黒いアスファルトを温めたのでしょう。正午の気温-2.5、北西の風9.8m/s
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⑦午後2時、気温-3.2度、北西の風7.5m/s
 歩道は6割がた乾いてます。車道は日当たりのよい方だけ乾きました。日が当たっていた時は溶けて濡れてましたが、また凍結しました。いつもの半分以下の速度でのんびり行きましょう。
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