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#4081 英語短期特訓授業 5th:"Gamification" Games May Save the Word Sep.11, 2019 [78-1Vivid 3短期特訓補習]

<最終更新情報>
9/12朝9時追記:pとfの発音について

 高3英語教科書を使った、英語が苦手な高2対象の短期特訓授業は5回目である。前期期末テストがあったので2週間中止し、今日から再開した。
 Lesson 2のGamificationの章だ。
 いままで、本文を10-30回音読し、全文黒板に書いて、文型解説をしていたが、慣れてきたようなので、板書せずに口答で説明していったら、'part 1'と'part 2' を消化できた。速度が倍になったから、残り5回で3章やれるかな。
 数回音読した後、英語が苦手な生徒4人に節単位に区切って文型を訊いてみた。4人束になって正解が半分程度だった。これには苦笑。あまり復習していない様子。1人は高3教科書を第1章から順にやり始めたから、大きな変化が起きた、N君。英語の文法問題集に取り組み始めた生徒はH君。あとの二人はなんとか授業に出席している状態かな。マインド・セットが変わった様子が見えるのはこの4人のうちでは二人。
 音読は、最初はゆっくり、同じ文章を5回10回15回と回数がアップするごとにだんだん速度を上げていく。必死についてきているのがわかる。大きく口を動かすように言っても、実際にはほとんど動かせない者もいるから、ときどき子音の発音で具体的に口の動かし方と息の出し方を注意する。今回はpとfだった。おあつらえ向きにpとfが多く出てくる文があった。

 Participants put the data of their energy comsumption online.
 For example, some cars are equipped with a game function showing fuel effeciency.


 文型と意味解説をした後で、意味を頭に浮かべて5-10回音読する、イメージ音読と名付けている。弊ブログに投稿してくれていたHirosukeさんのメソッドである。30回音読10回書き取りというのは、英語の達人、ハンドルネーム「後志のおじさん」のトレーニング・メソッド。いいとこどりさせてもらっている。「学ぶ」の語源は俗説によると「真似る」ということらしいが、わたしはその通りにやっている。生徒たちの手本になればうれしい。ニムオロ塾の英語授業は日々進化している。(笑)
 いまにして思うことがある。ブログ投稿欄での議論はとっても役に立つことが多い。意見が違うほど学ぶことも増える。時におちゃらかしのあるのはしかたがない。そういう場合でも、議論につきあうことにしている。投稿者の知的レベルが文章に現れていることがある。そういう投稿者に付き合って対話していると、途中からまともな議論に変化することがある。それも愉しい。四国の阿波の国の住人で、面白い人がいた。使う言葉で四国出身者ということはすぐに分かった。だいたいは気真面目な人が多いようだ。たくさん投稿してくれた人ではkoderaさん、Hirosukeさん、後志のおじさんがそうだ。それぞれお得意の分野で一家言のもち主である。

 ゲーミフィケーションというのは聞きなれない言葉だが、たとえば、老人施設で考えられるのは、椅子に座ったり、椅子から立ったりするのを、圧力センサーでキャッチして、パソコンへ伝送し、スクリーン上に木を表示して、やった回数に応じて、木が成長していくというようなことである。ゲーム感覚で、老人の健康促進、あるいは病気予防を愉しくやろうということのようだ。
 電気節約事例では、電気器具ごとの電力消費量を知り、節電の量を競い合うことで、一番節電した人が優勝するというようなこと。
 車の燃費データをオンラインで伝送し、燃費向上を競い合うことも事例に挙げられていた。いまは可能性の話だろうが、そろそろ実現しそうだ。

 音読主体の授業なら、英語が苦手の生徒たちの緊張が切れることはない。2時間ノンストップであっというまに7時になっていた。授業はやりようだね、毎回いい集中力を見せてくれてるが、成績と連動するかどうかは、家での勉強次第だ。わずか2時間×10回=20時間で大きな効果が出るはずがない。1000時間投入できたら、成績は劇的に変わる。学年チップクラスに誰でもなれる。今回の特訓授業サービスの役割は生徒たちの家庭学習のきっかけ作りだ。

<余談:大学入試共通試験>
 生徒たちが、英語の入試制度がどうなるのか不安を口にしていた。
*「柴山文科相に批判の嵐 英語民間試験に異議の学生を強制排除
https://news.livedoor.com/article/detail/16993288/
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 現在、実施されているセンター試験に代わる「英語民間試験」には、高校生や保護者、学校関係者から「不公平」や「不透明」など懸念が噴出し、実施団体「TOEIC」まで離脱。「AERA」が実施した教員、保護者、生徒へのアンケートでは、「中止すべき」が72%、「延期すべき」が23%と圧倒的多数が「ノー」だった。
 ところが、柴山文科相は、16日付のツイッターで〈サイレントマジョリティは賛成です〉と根拠もなく、異論を一蹴。1人の賛成論者を取り上げて〈エキスパートはこう主張しています〉(17日付)と露骨なつまみ食いをした。
 さすがに、〈周りに賛成している人一人もいませんよ〉〈都合のよい声だけを取り上げ、誇張している〉と批判が相次いだ。

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