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#4045 国と国も「売り手よし、買い手よし、世間よし」で July 26, 2019 [8. 時事評論]

<最終更新日時>
7/27 18:45

 日本人は江戸時代から、「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」という商道徳を家訓に掲げて商売にいそしむ商家が多かった。少なくはなったが、そういう伝統はいまも生きている。商売に大事なのは「信用」なのである。その信用、つまり信頼関係がなくなれば、三方よしとはいかない。取引停止ということになるのは必然、日本人にはとってもわかる理屈だが、韓国の文大統領にはわからない。
 古代には朝鮮半島に日本人が多数住んでおり、一緒に生活して価値観を共有した時代もあったが、白村江の戦い以降、朝鮮半島と大和の密接な関係が切れてしまい、文化の違いが次第に大きくなっていった。それゆえ、信頼関係の上に商取引関係が成立するという考え方は両国に共通の道徳観ではないようだ。商取引に信頼関係を重視するという、高度の倫理レベルはいまだ普遍的な道徳とはなりえていないのである。自我本能の抑制ができない大きな国の大統領もいる。トランプ大統領のように、自分の国さえよければいいと公言する人もいるのだから、国際的な関係もなかなか難しい。そういう国とは距離を置いて行くしかないのではないか。もちろん、国民同士はまた別である。そういう政治指導者にあおられて、互いを非難し仲たがいする必要はない、冷静にお付き合いを続けたらいいのである。
 以前ブログ「情熱空間」を書いていたFB友のアップした記事が的を射ているので、そのまま貼り付ける。


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あなたは信頼できないので、もうお売りできません…。
そう言われたなら普通は、今までの自分の姿勢を改めるよね。
それなのに「あのやろー、売りやがらないんだよ!ふざけやがって、売りやがれ!」って、周囲に売ってもらえないウサを晴らすべく《罵詈雑言》を吐き続け、そうして売らせようとする…。あのね、品行方正で実直な我が国に商人に対して、そうしたくだらない《脅し》は通用しないんだよ。《売り手よし、買い手よし、世間よし。》これぞ日本の商道徳。商道徳の価値観があなた方とは180度違うんだよ。分かってないなぁ…。
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 文政権は慰安婦問題でも、徴用工問題でも、国と国の約束事をことごとく破り捨て、韓国と日本の信頼関係を土台から壊しておきながら、「ホワイト国から外すな」とWTOでも、米国でも吠えている、そうFB友のザッパーさんが判断した。
 日本の伝統的な商道徳では、信頼のおけない相手とは距離をおくのがあたりまえ、「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」にはならぬからだ。

 両国の信頼関係を破壊する反日教育をやめ、日本が戦後賠償をいつそしていくらしたのか、そのお金を韓国はどこにいくら使ったのか、正直に国民に語り、日本との信頼関係を再構築すべきではないのか。
 信頼関係さえ醸成できたら、韓国と日本の関係はいままでよりもずっとよいものにかわる。文政権の次の政権は、韓国・国民に戦後賠償の事実を正直に語ってもらいたい。
 韓国と日本の両国民が和解し、協力したら、世界市場の一角に中国に対抗しうる強力な経済圏が誕生する。

<余談:華夷秩序>
 ようするに中国中心主義である。朝鮮は中国と隣接していて、3000年間朝貢してきた。そんなにたくさん美人を貢いでもらわなくていいよと、断った中国皇帝がいるくらい、王朝が変わる都度、美人や朝鮮人参を山ほど献上してきた。問題なのは、朝鮮がいまだにそういう秩序の中でものごとを考えているということ。
 文明の中心の中華から見ると、朝鮮や日本は周囲の野蛮国の一つである。中国を唯一の文明国として中心に置き、その周りの国を野蛮な国、東夷、南蛮、西戎、北荻と蔑称する。朝鮮と日本は「東夷」である。東の夷(えびす)というわけだ。野蛮な国でも、朝鮮は中国により近いから、日本よりも文明国だというわけだ。実際には、秀吉の朝鮮征伐や近代になってから朝鮮より劣る野蛮な国の日本に植民地化されたということが屈辱なのだ。中国へ朝貢していたことや、属国だったことには何の痛痒も感じない。文明国で宗主国であったから、何をされても批判の声が上がらない、不思議な国だ。北から攻めてきて国を分断されたのに、中国に対しては怨みの声を聞かぬ。巨大世界帝国の元に使役されて、先兵として鎌倉時代に2度も九州沿岸に攻め入ってきて台風で海の藻屑となったのはどこの国の兵士だったのか、お互い様だろう。
 かくして、朝鮮は事実を事実として受け入れられない体質ができあがってしまった。文明国が野蛮人に蹂躙されるわけがないのだから、そういう事実があってはならないのである。戦後の経済復興が、じつは日韓請求金協定で、経済協力という名目で5億ドルが拠出され、そのお金でなされたという事実も否定さるべきものとなる。賠償には使われず鉄道網、水道、道路、電気などインフラの整備や財閥育成に使われた、これらは韓国内部の事情による。そういう事実を韓国民は知らされていないから、独力でやってきたと思っている。
 事実を知っても、3000年間も華夷秩序を大事にしてきたのだから、おいそれと韓国民の意識は変わらないかもしれぬ。大方の韓国民はいまだに、日本は野蛮な国で、文明的に韓国よりも劣る国であってほしいのだろう。
 だが、年間750万人もの韓国人が日本へ旅行する時代になって、そういう華夷秩序意識から脱皮していく国民が増えている。不買運動を声高に叫びながら、日本のアニメも見るし、レクサスも年間4.5万台も売れる(日本では同じ年に韓国車が5台しか売れなかったという)、オムツも日本製品がいい、文具も日本製品が断然いいから使うのをやめない、良いものは良いと認めているのである。日本はそういう韓国民と手を携えたらいいのだろう。
 3000年間続いた華夷秩序は崩れ始め、時代はダイナミックな転換を見せつつある。

<余談-2>
 中学生の時に、I崎という友人がいた。あるときうつむいて「実は俺日本人ではないんだ」と語った。彼にとっては国籍が深刻な問題だった。在日韓国人にはかれのように国籍の問題で悩んでいる人がすくなくないのかもしれぬ。国籍を隠していることで悩める孤独な在日だった。
 ビリヤードのお客さんで、T内さんという人がいた。北鮮系に人で、パチンコ店を営んでいた。東京オリンピックの前後だっただろう、数百万円をもって何度も北朝鮮へ行っていた。店番をしながらオヤジにそういう話をT内さんがしているのを横で聞いていた。あの当時の数百万円はいまとは価値が違う。地元で高卒で就職すれば1.8万円ほどの給料だったから2000~3000万円くらいだろう。大金をもって北朝鮮へいくとVIP待遇されていた。もちろん申告はしないから、外為法違反である。日本の警察はわかっていても取り締まらなかった。おそらく警察庁、いやもっと上の方から取り締まるなと指示があったのだろう。北朝鮮系のパチンコ店主が多額の現金を運んで、「上納」していることは当時公然の事実だった。ご馳走が並び、政権幹部に「お目見え」できるだけでなく「喜び組」がコンパニオンとしてお酌していたのだろう、うれしそうに話していた。何度も行く理由のひとつだったのかもしれぬ。
 T内さんは小太りで血色がよく、人柄は穏やか、よく笑う人だった。出玉を増やして赤字にしているときには、店にいるといらいらするので好きなビリヤードで気晴らしをしていた。いい人なのである。とっくに亡くなっているだろう。思いっきりがよくて、根室の店を畳んで釧路へ進出した。あのときに根室の未来に見切りをつけたのだろうと思う、根室の人口がピークを打った直後ではなかったか。商売人としては抜群のセンスのもち主だった。釧路へ移転してから店舗数も増やしてますます繁盛したと聞いている。たぶん息子が経営しているだろう。T内さんからも反日の発言を聞いたことはなかった。日本に住んで稼いで、北朝鮮に貢いで愉しく暮らしていたようにみえる。こういう人たちは日本人と仲良くありたいと願っている。

*#1153 『日韓がタブーにする半島の歴史』を読んで Aug. 9, 2010
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-08-09


<抜粋>
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中国皇帝(玄宗)や高官に対して「献女外交」を繰り広げたこと、そして現代においても集団で米国に「売春の出稼ぎ」にいく韓国女子大生の記事(韓国一流紙)を紹介している。オリンピックでの美女集団の応援をみても、とこか昔の「献女外交」と通底するところがありはしないだろうか?著者は戦争で降伏した後に卑怯なだまし討ちを繰り返した歴史をあきらかにしている。歴史的に見れば外交においてはまったく信用がならない国であり、北朝鮮の現体制にも「悪しき伝統」はそのまま引き継がれていると書いている。
 そして韓国及び北朝鮮が不都合な歴史的事実を歪曲する国であることに著者は警告を発している。竹島に関わる領土問題もそうした文脈で韓国の主張を捉えておく必要があるのだろう。両国の国民は相当に異なる価値観をもっているから、こちらの常識で相手の行動を判断してはいけないということのようだ。

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**#2095 おろかな領土紛争:白人支配終焉のチャンス Sep. 28, 2012
 予算面から見た日本の台湾統治
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-28


***#1375 戦時中、もう一つのベトナムと根室 Feb. 7, 2011
 1977年マニラでの国際会議の席上での韓国の日本非難に対する、インドネシア准将の反論
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-02-08

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 中学校の社会科の先生や高校生に読んで欲しい本、『わが愛する孫たちへ伝えたい 戦後歴史の真実』前野徹著(扶桑社文庫)から抜粋。
「1977年、マニラにおける国際会議で、韓国代表が日本を強く非難したときのことです。インドネシア人の大統領内外政治担当特別補佐官兼副長官のアリ・ムルトポ准将が発言を求めて、韓国代表をたしなめました。
「日本はアジアの光である。太平洋戦争はアジアの独立のための戦争であったゆえ、本来ならアジア人が戦うべきであったのに、日本人が敢然と立ち上がって犠牲になった」」 102ページ

 こういう見方をする隣人が少なからずいる。私たちの父の世代の功罪は両方きちんと見ておかなければ申し訳がない。罪ばかり見ていては歴史の真実には迫れぬ。著者はインパール作戦と英国からのインド独立についても、日本人の果たした役割に触れている。
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  1977年から42年たったというのに、まだ同じことを言うのでは、韓国は顰蹙を買い、アジアの国々から孤立する一方だ。大東亜戦争で日本を非難する国は、あの戦争で唯一白人の国(米国)と手を結んだ中国、そして韓国と北朝鮮以外にはない。先の大戦を白人国家の世界支配に対する有色人種の戦いという大きな構図で見ると、中国はアジアの恥だ。白人帝国と手を結び、米国のお先棒を担ぎ、白人国家のアジア支配を継続させようとした。
 日本があの熾烈な戦を戦い抜いて見せてくれたことで、独立があるとインドもインドネシアもベトナムもビルマ(ミャンマー)も感謝している。そういう東南アジアの国々と親日の中国人や韓国人、親日の在日中国人や在日韓国人と、さらに信頼関係を深めつつ、お付き合いしていけばいい。韓国の文政権とは法的対応を粛々とやればいい。



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