#5278 "t"音の脱落、強調のcannotなど Aug. 25, 2024 [49.1 英語音読トレーニング]
三つの単語が1拍で読まれることがあります。音読するときにこういう箇所はそこだけ、3秒戻しやその文をAB間リピートで何度も聞いて確認する必要があります。リスニングも同じ、「3単語1拍」はむずかしいですからね。
8/21放送のNHKラジオ英会話Lesson 93のダイアログから例文を挙げます。
The time capsle they found at that school.
(例の学校で見つかったタイムカプセルのことです)
8/21放送のNHKラジオ英会話Lesson 93のダイアログから例文を挙げます。
The time capsle they found at that school.
(例の学校で見つかったタイムカプセルのことです)
All I know is that it was burried in 1865.
(わたしが知っているのは、それが1865年に埋められたってことだけよ)
アンダーライン部は /ðæt/ /ɪt/ /wɒz/ ですが、これが一塊になって1拍で読まれます。
/ðæ・tɪt・wɒz/ ⇒ /ðæ・tɪ・wɒz/
赤い2番目のt音が脱落してました。2単語を1拍で読む例は頻出しますが、3単語を1拍で読むのは発音も頻度が少ないので、慣れるのに時間を要します。だから、「3単語1拍」は発音もたいへんですが、「初見」でのリスニングもなかなか難しいのです。ディクテーションしてみたら聴きとれていないことがわかります。日本語なら、カタカナへの表記はできるが、監事には置き換えられない状況です。つまり、意味がとれないということ。だから、多量の音読をして、たくさんの事例に遭遇し、慣れるしかないということです。
8/23放送分、Lesson 95の文を紹介します。
運転免許をとったと息子にお母さんが忠告するシーンです。
Congratulations. But remember that you cannot be too careful when you drive a car.
You should bear in mind that accidents can and will happen. Safe driving is the key.
(おめでとう。でも車を運転するときには、慎重になりすぎることはないと覚えておきなさい。事故は起こりうるし実際に起こるものだということを心に停めておくべきよ。安全運転が大切よ。)
「remember=bear in mind」です。続けて出てくる文章で同じ表現は使わないのが英語のルールです。語彙が少ないとみられて、文章が稚拙と判断されますから、言い換えるのが普通です。
1行目の文章中で、cannotがつかわれています、can'tとするのが普通の会話ですが、ここでお母さんはcannotと短縮せずに言ってます。これはnotを強調しているからですよ。音読をしているとこういうことがよくわかります。読みながら、can'tとしない理由が自然にわかるようになります。「慎重になりすぎることはな~い」、そんな感じです。
アンダーラインを引いた最初のthatは/ðæt/と発音していましたが、2番目の方のthatは/ðæ/で、t音が脱落していました。これを/ði/と発音すると、次にaccidentがあるので、定冠詞のtheだと誤解されますね。ナレータは細かいところまで配慮して実に的確に読んでいるようです。
最近はこういう細かいところがようやく聴きとれるようになってきました。
今日で、NHKラジオ英会話の音読回数が18,240回になりました。あまり進歩はしませんが、毎日トレーニングするのが習慣となりました。30,000回を超えるあたりで、もう少しよくなるのでしょう。珠算も3年間はトレーニングしないと技が身につきませんね。5年間普通にやれば、能力が少しあれば全珠連の3~4段クラスの腕前になりますから、身についた技は一生ものです。ビリヤードも同じですから、ピアノなどの楽器類の演奏もそうでしょうね。高齢になると、指の動きや暗算能力ははっきり落ちます。トレーニングを続けていたらそんなことはないでしょう。30年間ほどビリヤードをしていないので、エアーで構えて腕を振ってみましたが、肘が安定しません。これでは昔のハンディでは撞けませんね。腕が落ちているのがはっきりわかりました。(笑)
中高生のみなさん、夏休みに英語音読トレーニングにチャレンジしてみましたか?
いつ始めてもいいのですよ。
日本語訳の方から、英文を書いてみるのもいい英作文トレーニングになります。
英語で書かれた本を選んで、ノートに写し、解説を入れながら、一文一文、翻訳して、翻訳書の日本語と比べてみるのも、大変勉強になります。幕末の尾形洪庵の適塾で、福沢諭吉が塾生にやらせていた学習方法です。大学院受験生におススメ出来ますね。サマリーを日本語で書いてみるのも好いトレーニングです。大学院入試でB4判にびっしり書かれた英文を翻訳する問題が出題されました。文字数から判断して、試験時間の1時間で全訳は無理と判断し、抄訳しました。採点結果を聞いたら90%ということでしたので、正解でした。訳文は英文の1.5~2倍くらいになってしまいます。時間に制限があっては、キレる日本語(短い日本語)には訳出できません。
ところで、英語でサマリーを書けたら、英検1級をかなり超えているでしょう。もちろんその分野の周辺知識がないとそんな高度な技は駆使できません、勉強には限がないんですね。(笑)
目的に合わせて、どこまでやるか目標を設定するのがいいようです。英語の学者になるのと経済学者になるのとでは、英語の学び方や目標が違ってくるのは自然なことです。
<文例追加>
8/26放送のLesson 96から。糖尿病でジムに通って減量している男性患者と主治医の会話です。
Well, just a little ice cream after dinner.
(ええと、夕食のあとにアイスクリームを少しだけ)
you have to cut down on the sweets.
(甘いものを減らす必要があります)
But I'm going to the gym to burn it off.
(でも、僕はそれを燃焼するためにジムに通っているんです)
Good. Keep that up. But that'd not enough.
(いいですね、それは続けてください。でもそれでは十分ではありません)
1拍3語、「バー・ニッ・ツォフ」と読まれていました。"bur/ni/toff"、これを聞いて「burn it off」を復元するのは難しい。次の「ザラップ」はよく出てくる「1拍2語」の例です。これは難易度が高くありませんね。
<余談:デジタル教科書>
デジタル教科書を採用している学校が数%あるようですが、大半はQRコードで音声情報をスマホでダウンロードできる機能のついた紙の教科書です。スピードコントロール機能がついていないので、不便です。デジタル教科書の方はスピードコントロール期の機能のがあるそうです。
小学校で5年生から英語が正規の教科となったのに伴い、中学校の英語の教科書ががらりと様変わりしています。近いうちに具体例を挙げて、便利な機能や問題点をリポートします。
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(わたしが知っているのは、それが1865年に埋められたってことだけよ)
アンダーライン部は /ðæt/ /ɪt/ /wɒz/ ですが、これが一塊になって1拍で読まれます。
/ðæ・tɪt・wɒz/ ⇒ /ðæ・tɪ・wɒz/
赤い2番目のt音が脱落してました。2単語を1拍で読む例は頻出しますが、3単語を1拍で読むのは発音も頻度が少ないので、慣れるのに時間を要します。だから、「3単語1拍」は発音もたいへんですが、「初見」でのリスニングもなかなか難しいのです。ディクテーションしてみたら聴きとれていないことがわかります。日本語なら、カタカナへの表記はできるが、監事には置き換えられない状況です。つまり、意味がとれないということ。だから、多量の音読をして、たくさんの事例に遭遇し、慣れるしかないということです。
8/23放送分、Lesson 95の文を紹介します。
運転免許をとったと息子にお母さんが忠告するシーンです。
Congratulations. But remember that you cannot be too careful when you drive a car.
You should bear in mind that accidents can and will happen. Safe driving is the key.
(おめでとう。でも車を運転するときには、慎重になりすぎることはないと覚えておきなさい。事故は起こりうるし実際に起こるものだということを心に停めておくべきよ。安全運転が大切よ。)
「remember=bear in mind」です。続けて出てくる文章で同じ表現は使わないのが英語のルールです。語彙が少ないとみられて、文章が稚拙と判断されますから、言い換えるのが普通です。
1行目の文章中で、cannotがつかわれています、can'tとするのが普通の会話ですが、ここでお母さんはcannotと短縮せずに言ってます。これはnotを強調しているからですよ。音読をしているとこういうことがよくわかります。読みながら、can'tとしない理由が自然にわかるようになります。「慎重になりすぎることはな~い」、そんな感じです。
アンダーラインを引いた最初のthatは/ðæt/と発音していましたが、2番目の方のthatは/ðæ/で、t音が脱落していました。これを/ði/と発音すると、次にaccidentがあるので、定冠詞のtheだと誤解されますね。ナレータは細かいところまで配慮して実に的確に読んでいるようです。
最近はこういう細かいところがようやく聴きとれるようになってきました。
今日で、NHKラジオ英会話の音読回数が18,240回になりました。あまり進歩はしませんが、毎日トレーニングするのが習慣となりました。30,000回を超えるあたりで、もう少しよくなるのでしょう。珠算も3年間はトレーニングしないと技が身につきませんね。5年間普通にやれば、能力が少しあれば全珠連の3~4段クラスの腕前になりますから、身についた技は一生ものです。ビリヤードも同じですから、ピアノなどの楽器類の演奏もそうでしょうね。高齢になると、指の動きや暗算能力ははっきり落ちます。トレーニングを続けていたらそんなことはないでしょう。30年間ほどビリヤードをしていないので、エアーで構えて腕を振ってみましたが、肘が安定しません。これでは昔のハンディでは撞けませんね。腕が落ちているのがはっきりわかりました。(笑)
中高生のみなさん、夏休みに英語音読トレーニングにチャレンジしてみましたか?
いつ始めてもいいのですよ。
日本語訳の方から、英文を書いてみるのもいい英作文トレーニングになります。
英語で書かれた本を選んで、ノートに写し、解説を入れながら、一文一文、翻訳して、翻訳書の日本語と比べてみるのも、大変勉強になります。幕末の尾形洪庵の適塾で、福沢諭吉が塾生にやらせていた学習方法です。大学院受験生におススメ出来ますね。サマリーを日本語で書いてみるのも好いトレーニングです。大学院入試でB4判にびっしり書かれた英文を翻訳する問題が出題されました。文字数から判断して、試験時間の1時間で全訳は無理と判断し、抄訳しました。採点結果を聞いたら90%ということでしたので、正解でした。訳文は英文の1.5~2倍くらいになってしまいます。時間に制限があっては、キレる日本語(短い日本語)には訳出できません。
ところで、英語でサマリーを書けたら、英検1級をかなり超えているでしょう。もちろんその分野の周辺知識がないとそんな高度な技は駆使できません、勉強には限がないんですね。(笑)
目的に合わせて、どこまでやるか目標を設定するのがいいようです。英語の学者になるのと経済学者になるのとでは、英語の学び方や目標が違ってくるのは自然なことです。
<文例追加>
8/26放送のLesson 96から。糖尿病でジムに通って減量している男性患者と主治医の会話です。
Well, just a little ice cream after dinner.
(ええと、夕食のあとにアイスクリームを少しだけ)
you have to cut down on the sweets.
(甘いものを減らす必要があります)
But I'm going to the gym to burn it off.
(でも、僕はそれを燃焼するためにジムに通っているんです)
Good. Keep that up. But that'd not enough.
(いいですね、それは続けてください。でもそれでは十分ではありません)
1拍3語、「バー・ニッ・ツォフ」と読まれていました。"bur/ni/toff"、これを聞いて「burn it off」を復元するのは難しい。次の「ザラップ」はよく出てくる「1拍2語」の例です。これは難易度が高くありませんね。
<余談:デジタル教科書>
デジタル教科書を採用している学校が数%あるようですが、大半はQRコードで音声情報をスマホでダウンロードできる機能のついた紙の教科書です。スピードコントロール機能がついていないので、不便です。デジタル教科書の方はスピードコントロール期の機能のがあるそうです。
小学校で5年生から英語が正規の教科となったのに伴い、中学校の英語の教科書ががらりと様変わりしています。近いうちに具体例を挙げて、便利な機能や問題点をリポートします。
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2024-08-25 19:14
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