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#4828 andとso:  Sep. 21, 2022 [49.1 英語音読トレーニング]

  水曜日は高1の2名対象の2時間の英語音読トレーニング授業、VIVIDⅢの第4章のPart4、58,59頁と第7章のスティーブ・ジョブズのpart2と3をやりました。
 andとsoに注目して読んでみてください。

   Many people have old cellphones at home, and often they don't know what to do with them, Dewar says that the useres should know this: cellphones cotain dangerous elements, so they mustn't be thrown into a landfill.  Also, if cellphones are refurbished, that will help decreases the demand for coltan mining, and can save gorillas and other animals in t have also started programs in their habitates.
   Now it's your turn to take action.  Cellphone companies have also started programs to collect old phones, so it is easy to have yours recycled.  At the same time, encourage your family and friends to do the same.

 最初のsoも最後のsoも「Aがあってだから次は当然B」という役割の接続詞。andは並列の接続詞というよりはこのsoを少し弱めただけ。やはり、「Aがあって、だから次は当然B」という役割の接続詞です。
 それと書き手はsoが三つ続いたのでは文体の単調さがあらわになり、みっともないので、so⇒and⇒soと変化を付けたかったのです。

①so「スマホには危険な元素が含まれており、(当然)地中に埋めてはいけない」
②and「スマホが再生処理されれば、それはコルタン採掘需要の減少に役立ち、その結果、ゴリラや他の動物たちが救われる」
③so「スマホを扱う会社は古いスマホを集めるプログラムをスタートさせた、それで、スマホのリサイクルは簡単である」

 andのここでの機能は並列の接続詞ではありません。「Aがあって当然Bがある」という論理的な順序を表していますから、soの弱形です。並列なら前後を入れ替えることができますが、ここでは論理的な順序を含んでいるために、前後を逆転できないのです。
 スマホに含まれる危険な元素とは、たとえばリチウムイオン電池に含まれるさまざまな化合物質があります。

 ステーブ・ジョブズの章でも具体的なイメージがつかみづらい表現がでてきました。躓いたのは次の文です。もう一人は読めてました。
   ""When you're a carpenter making a beautiful chest of drawers, you're not going to use a piece of polywood on the back, even though it faces the wall and nobody will ever see it. You'll know it's there, so you're going to use a beautiful piece of wood on the back."

 everはseeを指定しています。大西先生の「指定ルール:指定は前に置く」です。「チェストの裏面が壁に面しており、そして誰も後ろ側を見さえしなくても」という意味です。書き換えてみましょう。
 even though it faces the wall and anybody will never see it.「裏側は誰も見ない」
  表現を変えると、ニュアンスが違ってきますね。ここでのandは並列の接続詞です。前後関係を考慮して臨機応変に判断しましょう。
 もう一つ、2番目のアンダーラインが扱いにくかったようです。
 「(作った当人である)あなたはそれがそこにあることを承知しています、だから裏面にもいい材料の木材を使うのです」
 裏面にどんな材料を使ったのかを、作った本人は承知しているということ、自分自身をごまかすことはできない、職人魂とはそういうことです。

 面白い文が出てきました。現在の政府の経済政策や教育政策は誤っているのではないかと考えさせられました。アップルの創業者のような新たな産業分野を切り拓く人材が日本には必要です。まったく逆のことをやっているように見えます。本文から引用するのでじっくりお読みください。

   Many women in the 1950s, were stay-at-home mothers, and Steve was lucky that Clara was able to spend a lot of time with him at home. She even taught hem how to read before he started school.

「1950年代は専業主婦がふつうで、ステーブはラッキーでした。お母さんのクララが家で一緒にたくさんの時間を過ごしてくれたからです。クララは就学前にステーブに読み方を教えてすらいます」

 クララが専業主婦だったからこそ、アップルの創業者ステーブが誕生したのです。彼女が共働きだったら、ステーブに就学前に字の読み方を教えることはかなわなかったでしょう。
 日本の産業が長期にわたって低迷しているのはGAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・amazon)のような新分野を切り拓く巨大企業が生まれないこと、つまり、そういう創業者を輩出できないからなのです。
 それなのに、政府は夫婦共働きを推奨し、促進しています。男が一人で稼いで女性は専業主婦というのは、よほど男の稼ぎがよくないと不可能です。40%が非正規雇用で、その平均年収はよくても300万円足らずですから、男一人の稼ぎで暮らしていける家庭なんて10%もいません。
 クララとステーブのように、日がな一日、母親と子どもが一緒に過ごし、就学前に文字の読み方をじっくり教えるなんて、現在の日本のふつうの家庭では不可能ではありませんか。異彩を放つ人材がたくさん輩出してこそ、新しい産業分野を担うものが出現するのではないでしょうか?
 政府の経済政策や教育政策を根本から変える必要がありはしませんか?
 専業主婦の役割を見直す必要がありはしませんか?



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