#4607 根室市議会と市議に求められているものは何か?:開票結果を見て Aug. 23, 2021 [87.根室の話題]
<歴代市政への批判票はどれくらいあるのか?>
根室市政をチェックすると公言した候補者は保坂いづみさんだけだった。前回市長選挙では根室出身ではない新人の保坂さん(弁護士)が3274票集めた。前市長の政策を継続すると公約した石垣氏(副市長)は7328票、市民の中に渦巻いていた歴代市長の市政への批判票が姿を現したということ。対立候補がいなくて無投票当選では、民意の表しようがありません。選挙になるというのはいいことです。次の市長選挙でも対立候補が現れることを期待します。できれば30年後の根室を見据えたビジョンを創り、足元を見ながらやれそうなことをしっかりやる候補者が出てもらいたい。既成勢力の露骨な利益代表では根室の未来を構想し、よい方向にもっていくことがかないません。だから子どもたちの学力は低下し、若い人たちが根室から出て行くと戻らない。根室の町は衰退する一方です。何とかしてこの大きな流れに棹さしたい。
<年齢層の極端な偏り:平均年齢59.1歳>
当選した16名を年齢層で分類してみました。20代が1人(須崎)、30歳代はゼロ、40歳代が1人(橋本)、50歳代が6人、60歳代が5人、70歳代が3人(田塚・五十嵐・壺田)。
学齢期の子どものいる年齢が40歳代とすると、1人のみ。これでは根室の子どもたちの学力低下問題に強い関心を抱く市議がいない理由がよくわかります。根室の子どもたちの学力低下は「他人事(たにんごと)」であって、「自分事(じぶんごと)」ではないのです。これでは、学齢期の子どもたちをもつ若い人たちが根室が嫌になりますよ。町の未来は子どもたちが創ります。だから、その子どもたちの学力低下は町の未来に暗雲が漂うということです。20年後には地元企業の3割が人材難でつぶれ、就職先が減少して若い人たちが町に残れないなんてことにならなけりゃいい。
<新党大地衰えと未来への芽>
今回の市議選では、新党大地が前回選挙よりも537票失い、議席も3から2へ減らすことになりました。これは建築業界の集票力が低下したのと新党大地の党首である鈴木宗男氏への批判のように見えます。
3人の候補者がとくに悪かったわけではないとわたしは思います。鈴木宗男氏は新党大地の党首でありながら、議席欲しさに大阪維新の会のメンバーとなりました。娘は自民党へ鞍替え。議席確保のために何でもやる恣意的な男であると国民の目には映っています。娘の貴子さんは感じのよい人だ、もう親離れしたほうがいい。
市政への批判が3274票あるのだから、そこに活路を見出すべきで、「新党みらい」と名前を替えて出直したらどうでしょう。もちろん中身も変わろう。30年後の根室の未来を見据えて、現実的で具体的なビジョンを練り、それを実現する長期戦略を立案して、市民の信を問いましょう。そうした観点から市政チェックを行えば活路は見いだせます。次の選挙では、若い候補者を探してメンバーを増やして戦ってもらいたい。市政への批判票は3200あります。無効票の207票もほとんどが市政批判の白票でしょうね。市民の市政へのストレスはたまりにたまって受け皿を求めています。
<日本共産党と公明党の課題>
日本共産党も票を304票減らしています。次回2025年の市議選挙では橋本氏が票を取りすぎると、鈴木一彦氏が当落線上をさ迷うことになりそうですね。もう「共産党」の看板では若い人たちが集まりません。党名を変更する時代ですよ。「共産主義」なんてマルクスの妄想だからいい加減に目を覚ましたらいい。年々高齢化の度合いを強め、基礎票を減らして座して消滅するのかな?次回選挙ではさらに350票へらして1200票かも知れぬ。次々会市議選で当選できるのは一人になりそうです。
田塚さん自身が一番自覚しているでしょうが、公明党は次回の選挙では世代交代が必要ですね、そのための準備期間がこれから4年間です。若くて有能な人を選んで根室市議会の舞台に送り出すでしょう。どんなに有能な人でも70歳になったら世代交代をしないといけません。有能な人ほど道を誤ります。
わたしは共産党と公明党はよく似ていると思うんです。若い人たちがその思想に純粋で、努力を惜しまない。だが、組織が高齢化して若い人が集まらなくなっているという点でも共通しています。本当によく似ています。両方に古い友人がいるのですがどこが違うのと思うくらい、共産党と創価学会の人はタイプが似ています。
<若い新人の台頭>
新人の須崎氏は、2位で当選した。これから4年間は「お試し期間」でしょうね。次回選挙でその真価が問われます。根室人って飽きやすいんです。
<なぜ得票数が半減したのか?>
市議会議長の本田氏は最初の選挙では900票前後の得票だったはずだが、4期目に半減しました。いままでの政治活動に問題がなかったのか真摯に反省すべきです。市立根室病院建て替えと巨額赤字問題では、元病院管理課長の知識を生かしてデータを整理して市政批判をしていました。しかしその後は、新庁舎の建て替えでも、教育問題でも発言がありません。ユーチューブにアップした教育政策を見ましたが、事実の羅列のみで具体策がありません。
弊ブログに100億円の予算の廃棄物焼却場の建設計画が進んでいるという投稿がありましたが、彼はこの問題にどういうスタンスをとるのでしょう?問題に正面から対峙せず逃げ回っても碌なことはありません。次回は最初の900票を目指して市民が期待できる市議となってもらいたい。
根室市政をチェックすると公言した候補者は保坂いづみさんだけだった。前回市長選挙では根室出身ではない新人の保坂さん(弁護士)が3274票集めた。前市長の政策を継続すると公約した石垣氏(副市長)は7328票、市民の中に渦巻いていた歴代市長の市政への批判票が姿を現したということ。対立候補がいなくて無投票当選では、民意の表しようがありません。選挙になるというのはいいことです。次の市長選挙でも対立候補が現れることを期待します。できれば30年後の根室を見据えたビジョンを創り、足元を見ながらやれそうなことをしっかりやる候補者が出てもらいたい。既成勢力の露骨な利益代表では根室の未来を構想し、よい方向にもっていくことがかないません。だから子どもたちの学力は低下し、若い人たちが根室から出て行くと戻らない。根室の町は衰退する一方です。何とかしてこの大きな流れに棹さしたい。
<年齢層の極端な偏り:平均年齢59.1歳>
当選した16名を年齢層で分類してみました。20代が1人(須崎)、30歳代はゼロ、40歳代が1人(橋本)、50歳代が6人、60歳代が5人、70歳代が3人(田塚・五十嵐・壺田)。
学齢期の子どものいる年齢が40歳代とすると、1人のみ。これでは根室の子どもたちの学力低下問題に強い関心を抱く市議がいない理由がよくわかります。根室の子どもたちの学力低下は「他人事(たにんごと)」であって、「自分事(じぶんごと)」ではないのです。これでは、学齢期の子どもたちをもつ若い人たちが根室が嫌になりますよ。町の未来は子どもたちが創ります。だから、その子どもたちの学力低下は町の未来に暗雲が漂うということです。20年後には地元企業の3割が人材難でつぶれ、就職先が減少して若い人たちが町に残れないなんてことにならなけりゃいい。
<新党大地衰えと未来への芽>
今回の市議選では、新党大地が前回選挙よりも537票失い、議席も3から2へ減らすことになりました。これは建築業界の集票力が低下したのと新党大地の党首である鈴木宗男氏への批判のように見えます。
3人の候補者がとくに悪かったわけではないとわたしは思います。鈴木宗男氏は新党大地の党首でありながら、議席欲しさに大阪維新の会のメンバーとなりました。娘は自民党へ鞍替え。議席確保のために何でもやる恣意的な男であると国民の目には映っています。娘の貴子さんは感じのよい人だ、もう親離れしたほうがいい。
市政への批判が3274票あるのだから、そこに活路を見出すべきで、「新党みらい」と名前を替えて出直したらどうでしょう。もちろん中身も変わろう。30年後の根室の未来を見据えて、現実的で具体的なビジョンを練り、それを実現する長期戦略を立案して、市民の信を問いましょう。そうした観点から市政チェックを行えば活路は見いだせます。次の選挙では、若い候補者を探してメンバーを増やして戦ってもらいたい。市政への批判票は3200あります。無効票の207票もほとんどが市政批判の白票でしょうね。市民の市政へのストレスはたまりにたまって受け皿を求めています。
<日本共産党と公明党の課題>
日本共産党も票を304票減らしています。次回2025年の市議選挙では橋本氏が票を取りすぎると、鈴木一彦氏が当落線上をさ迷うことになりそうですね。もう「共産党」の看板では若い人たちが集まりません。党名を変更する時代ですよ。「共産主義」なんてマルクスの妄想だからいい加減に目を覚ましたらいい。年々高齢化の度合いを強め、基礎票を減らして座して消滅するのかな?次回選挙ではさらに350票へらして1200票かも知れぬ。次々会市議選で当選できるのは一人になりそうです。
田塚さん自身が一番自覚しているでしょうが、公明党は次回の選挙では世代交代が必要ですね、そのための準備期間がこれから4年間です。若くて有能な人を選んで根室市議会の舞台に送り出すでしょう。どんなに有能な人でも70歳になったら世代交代をしないといけません。有能な人ほど道を誤ります。
わたしは共産党と公明党はよく似ていると思うんです。若い人たちがその思想に純粋で、努力を惜しまない。だが、組織が高齢化して若い人が集まらなくなっているという点でも共通しています。本当によく似ています。両方に古い友人がいるのですがどこが違うのと思うくらい、共産党と創価学会の人はタイプが似ています。
<若い新人の台頭>
新人の須崎氏は、2位で当選した。これから4年間は「お試し期間」でしょうね。次回選挙でその真価が問われます。根室人って飽きやすいんです。
<なぜ得票数が半減したのか?>
市議会議長の本田氏は最初の選挙では900票前後の得票だったはずだが、4期目に半減しました。いままでの政治活動に問題がなかったのか真摯に反省すべきです。市立根室病院建て替えと巨額赤字問題では、元病院管理課長の知識を生かしてデータを整理して市政批判をしていました。しかしその後は、新庁舎の建て替えでも、教育問題でも発言がありません。ユーチューブにアップした教育政策を見ましたが、事実の羅列のみで具体策がありません。
弊ブログに100億円の予算の廃棄物焼却場の建設計画が進んでいるという投稿がありましたが、彼はこの問題にどういうスタンスをとるのでしょう?問題に正面から対峙せず逃げ回っても碌なことはありません。次回は最初の900票を目指して市民が期待できる市議となってもらいたい。
<資料:年齢順当選者一覧表>
順位 | 氏名 | 得票数 | 年齢 |
2 | 須崎かずき | 838 | 26 |
1 | 橋本竜一 | 1005 | 44 |
6 | 保坂いづみ | 767 | 52 |
5 | 中村ひさし | 789 | 56 |
7 | 工藤勝代 | 744 | 56 |
13 | 永洞均 | 522 | 57 |
11 | 鈴木一彦 | 560 | 59 |
14 | 冨川歩 | 496 | 59 |
15 | 西田浩一 | 494 | 61 |
10 | 足立かずまさ | 619 | 64 |
12 | 久保田陽 | 532 | 64 |
16 | 本田俊治 | 467 | 64 |
9 | 遠藤輝信 | 637 | 67 |
3 | 壺田重夫 | 833 | 71 |
8 | 五十嵐寛 | 673 | 72 |
4 | 田塚ふじお | 802 | 74 |
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2021-08-23 08:51
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