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#4603 根室市議会議員選挙:8/22投票日 Aug. 13, 2021  [8. 時事評論]

 根室市の市議会議員選挙は8/22です、9月だと思っていました。
 最近、根室市のごみ焼却場の建て替えの話が内々で進行中だと弊ブログに投稿がありました。100億円の計画だというのですが、金額が大きすぎてにわかには信じがたい話しではありませんか?
 根室管内4町が平成16年に「根室北部廃棄物処理連合」を組織して43億円で焼却場を建設しましたが、その折に根室市は参加を断ったようです。実際に、「根室北部廃棄物連合」に根室市が参加していないので、事実なのでしょう。

 本来根室市は根室管内の中核の市として、管内全域のことも考えなければならないはずですが、4町から呼びかけられても、呼びかけに応じず。そして自分のところで計画するときには一緒にやらないかと呼びかけもせず。いつまで孤立しているのでしょう。

 根室の未来ビジョンは根室管内の発展に大きくかかわっています。市役所総合政策部長さん、もっと広い視野とビジョンをもって組織を動かしてみませんか?


 市立病院の建設のときも坪単価が高かった。130万円を超えていたと思います。わたしは2000年に首都圏で療養型病床群の300ベッド弱の病院の建て替えをやりましたが、予算が11億円ですから坪単価は70万円を少し割っています。開発申請書の写しを取り寄せて、当時の政策部長のK山さんと病院建て替え担当課長のK地さんへ渡しています。やり方次第ですよ、基本仕様をちゃんと詰め、変更なしなら、安くできるんです。もちろん、発注する相手を選ぶことも大事です。わたしが首都圏で建て替えをやったときはゼネコンのフジタと話が進んでいました。詰めが甘くて16億円に膨らんでいました。常務理事に就任して、フジタとの交渉は顧問弁護士と相談してご破算にしました。たまたまあるカンツォーネ歌手の後援会で一緒だった人に新日鉄の東大出の一級建築士がいたので、彼に相談しました。予算は11億円、基本仕様の変更はなし、代金は竣工月の月末に振り込むことを条件に発注してます。予算通り11億円で新病棟が建ちました。RC造・外断熱仕様ですから、市立根室よりも品質は高いのに坪単価は半分です。わたしは、その病院の常務理事を引き受ける前までは臨床検査最大手のSRLに勤務していたので、病院建設なんてやったことはありませんが、企業のマネジメントに関しては理屈も知っているしいくつかの業種で経験も積んだプロです。仕事の仕方は似たようなものでした。要するに、病院新築という仕事を外部のゼネコンも含めてマネジメントしたらいいだけ。
 1995年ころにSRL八王子ラボが増築の繰り返しでぐちゃぐちゃになっていたので、ラボの新築移転を構想したことはあります。実際に、子会社ラボの移転と組み合わせて、直線距離150mのセントラルラボ構想を進めました。子会社の社長のMさんを説得し終わり、骨格部分の仕様書を書く時期に来ていましたので、そろそろSRL本社の近藤社長と話をしなければならないなというところで、子会社から呼び戻されて、帝人との治験部門の合弁会社の経営を担当するように指示を受けました。あと半年欲しかった。SRLは3年ほど前にセントラルラボを移転しています。担当していたら20年早く移転できました。仕様書を書く能力も関係部門を巻き込み、プロジェクト全体をマネジメントする能力もありました。仕事としては面白かったのです。だから、本社経営管理部経営管理課長、社長室及び購買部兼務の職を蹴っ飛ばして、行った先がラボ移転の必要だったSRL東京ラボ、子会社では一番古い会社でした。SRL東京ラボ出向は偶然でした。(笑)
 30年前もSRLの自動化ラボの技術水準は臨床検査会社としては世界一でした。ある米国の臨床検査会社からのラボ見学希望があって、案内したときに、八王子ラボの設備をそのままコピーして売ってもらえないかという申し出がありました。儲けの大きな話でしたが、わたしとしては米国進出も考えていたのでお断りしました。売上規模が3倍になります。

 まさか、人口2.5万人を割った根室市が、100億円もの巨費をかけて焼却場を建設するなんてことがあるのでしょうか?申し訳ありませんが、まだあの投稿の内容が信じられないのです。
 別海町、中標津町、標津町、羅臼町、これらの4町の人口の方がずっと多いですよ。平成27年の国勢調査資料では、根室管内の人口は76,621人、根室市が26,917人ですから、4町合計は49,704人です。根室市は平成27年から2000人以上減少していますから、4町は根室市の2倍です。それなのに、総事業予算は2倍なんて法外なことがあるのでしょうか?根室の人口が10万人なら、廃棄物処理場の建設予算が100億円という話は理解できます。でもすでに2.5万人を割っているし、10年後には2万人を割ってますよ。人口規模へ比例計算すると43億円の半分が適正な予算の目安ということもできます。資材の価格が上がっているとしても30億円。
  投稿してくださったかたは、「またか、住んでいるのが嫌になる」なんて本気で落胆なさっています。根も葉もない噂が耳に届いたのであってほしいと願っています。

 もうこんなに小さな市が、単独で廃棄物焼却場を建設する時代ではないのです。管内の4町と未来の根室管内のビジョンについて根回しをして、ともに作業するというようなリーダーシップが根室市政に求められています。

 市立病院建て替えのときも市議会は市政チェック機能が果たせませんでした。市議にはこうした情報が入っているはずですから、真偽のほどがわかっています。
 市議に立候補した人たちが、公約の中で廃棄物処理場建設に関して何も言わなければ、市議に当選した後も市政チェック機能を果たすことはないでしょう。
 彼ら、彼女たちが何を言うのか、しっかり耳を傾けて、投票したいものです。住民が変われば、根室はずっと住み好い町になります。住みよい町はここに住んでいるわたしたちが市政に参加することでつくれます。

 なお、具体的な情報をお持ちの方は、投稿してください。根室市の健全な運営のためです。ひいては、子どもたちや孫たちのために、それぞれが自分にできる範囲のことをしませんか?

 投稿があったのは#2176です。クリックして投稿欄の下の方にあるのでスクロールして見てください。

<余談-1:根室市内の子どもたちの学力低下>
 市議は学齢期の子共のいる人が極端に少ない。そのせいか、子供たちの学力問題に関心がみられない。根室市内の市街化地域の2中学校は釧路根室管内の18校のデータを並べたときに、最下位なのだ。根室管内では別海中央中学校がダントツに普段の学力テストの平均点が高い。学校長と教育長がセットで学力問題に取り組むような町は子どもたちの学力が上がる好例である。青坂校長と眞籠教育長の政策がよかったからだろう。道の教育局から教育長を続けて迎えるようなことではその地域の子どもたちの学力はよくならないということ。根室市の教育行政分野に十数年にわたって人材が枯渇してしまっているということなのか?こうして別海町と比べて見ると、根室の教育行政は根室の子どもたちの学力が低下するような効果がマイナスの政策を続けてきたという風に見える。
 学力問題を放置したままだと、民間企業も市役所も人材確保に困り、ますます人材の劣化を招く。民間企業なら淘汰されていくということ。市議会は子どもたちの学力という面でも市政をチェックできていないのである。
 町の未来を担うの子どもたちのたちの学力に強い関心を持つ市議が何人も現れてほしい。
 さて、選挙公約で学力問題に関して何か具体的なことを掲げる市議は現れるだろうか、注目したい。

<余談-2:元市長が功労章受章>
 市立病院建て替え時に、一度だけ開かれた市民説明会で、ニホロが一番安いと嘘をついた当時の助役は、その後市長になり、つい先ごろ根室市の功労賞を受賞したそうです。嘘は北海道新聞根室支局の記者が駒場町の地主を取材してバレています。道庁との関係で嘘をつかなければならない理由が当時の助役には合ったようです。市民のことなんて頭になかったのでしょう。市民説明会ではお年寄りが二人泣いていました。「ニホロへ病院が移転したら、タクシー代がかかるので通えなくなる、なんとかしてほしい」。当時の助役は現地建て替えは不可能だとはっきり言いました。首都圏で建て替えを買った経験から、現在の場所で病院を後ろ側に移し手前側を駐車場にすれば可能だとわたしは説明しました。患者が入院しているので、騒音のたたない工法でやるように仕様書に書けば、それを考えるのは受注するゼネコンの側。簡単な話でしたが、当時の助役は理解できませんでしたね。鳴海公園を珍事の駐車場にしたらいいと言ったら、国から補助金をもらっているのでそんなことはできないと。微々たる補助金なんて返せばいいだけのことでした。いま鳴海公園は駐車場になってます。(笑)
 あきれるほど視野が狭いのです。建設費が高かったこともあり、市立病院はいまだに15億円前後の赤字を毎年垂れ流しています。5億円くらい簡単に削減できます。わたしは自分にできないようなことは人には要求しません。

 匿名の投稿者が次のように述べています。

「病院建設の時もそうだった、癒着か、そうする事しかできないのか、病院は公示期間わずか1か月 出来出来レースがまた始まるのか 心底根室が嫌になる」





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