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#4590 新型コロナワクチンは安全か?:岡田正彦新潟大学名誉教授の意見 July 22, 2021 [35.1 COVID-19]

 ネットには新型コロナワクチンに関する真偽不明の様々な情報が飛び交っています。迷ったときには原理原則に還る、ワクチンの仕組みを学んで、自分で考え、どう判断したらいいのかよく考えましょう。
 ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンとはどういうものなのか、アストラゼネカ社のDNAワクチンとはいったい何なのか、ワクチンをすでに打った人も、これから打とうと思っている人も、そしてワクチンの安全性に漠然とした疑義を抱いている人も、勉強するつもりで動画とそれを文字起こししたものをご覧ください。

 
「医師が教える新型コロナワクチンの正体 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン」

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https://youtu.be/4J5chcXmfR4

 教授は政府がワクチン接種を勧める宣伝を大規模に行い、異論を許さないのは戦時中の大本営と同じだと述べています。

 以下、太字や青太字に注意してお読みください。文章を精確に読み取るトレーニングのつもりで読んでみましょう。
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 ファイザー社とモデルナ社のコロナワクチンは、このメッセンジャー RNA (mRNA)が主役となっているというわけです。

 本来、このメッセンジャー RNA は、一回タンパク質を作ると役目が終わりになりますので、数分から、せいぜい 10時間程度で(ヒト細胞内の酵素によって)分解されることが知られています
しかし、ファイザー社とモデルナ社のコロナワクチンの RNA は「分解されない」ように改変されています
一方で、抗体は約 2ヶ月で半減し、3ヶ月でほぼなくなってしまうことがわかってきています。そのため、もし人工遺伝子が短時間で分解されてしまうのなら、3ヶ月ごとにワクチン接種が必要になってしまいます。
 しかしさらに一方、もしこの人工遺伝子が半永久的に残るのだとしたら…それは大変なことですね。つまり先ほどの「免疫細胞による免疫反応」がいつまでも起るわけです。(青字は仮定条件ですから、確定事項ではありません:ebisu注)
 このような病態は、すでにあり、自己免疫病などと呼ばれています。関節リウマチのような病気がそれにあたります。
 「自己免疫性コロナ病」というような病名は存在しませんが、もしかすると、そんなようなことが起こってしまうかもしれません。…(これも仮定条件による推測です。「いまのところそうした可能性が否定できない」と読み替える必要があります:ebisu注)


 次は、アストラゼネカ社のワクチンです。
 スパイクタンパク質をコードする遺伝子を人工的に試験管の中で作るまでは、ファイザー社やモデルナ社のワクチンと同じですが、アストラゼネカのワクチンの場合、試験管内で合成されるのはメッセンジャー RNA ではなく、「 DNA 」です。


 この DNA を脂質微粒子ではなく、なんと「ウイルス」に包みこんで注射をします。
使われるウイルスは、もちろんコロナウイルスではなく、比較的安全とされる AAV といわれる特殊なウイルスの一種だと思われます。このウイルスは、分裂する能力がありませんので、体の中に入っても、感染症を起こすことはありません。これを、筋肉注射します。
 ただ、アストラゼネカのワクチンの場合、内容がほとんど公開されていないため、どのような添加物が入っているのがわからないという問題があります。
 運び屋(ベクター)のウイルスと人工コロナ DNA を安定化させるための物質がさまざまに含まれていると思いますが、どのような添加物が入っているのはわかりません。
 運び屋ウイルス( AAV )は、注射によって血流に入りますが、ウイルスというものは、人間の細胞に侵入することが仕事であるため、この運び屋ウイルスも容易に細胞内に侵入します。
 これが血流に乗って、細胞に接触するところまでは、先ほど(ファイザーとモデルナのワクチン)と同じです。
そして、細胞の核の中に入り、人間の、つまりワクチンを接種した人の細胞にある酵素を使って、DNA の一部を切り取って、そこにコロナの遺伝子を組み込んでしまうということをやってしまいます。
 しかも、運び屋ウイルスの中には、このタンパク質(コロナのスパイクタンパク)を合成しろ、という信号も含まれておりますので、やがて、メッセンジャー RNA が作られ、これにより、先ほど(ファイザーのワクチン)と同じように、コロナウイルスのスパイクタンパク質が合成されます。
 ただし、ファイザー社などのメッセンジャー RNA と異なるところは、DNA ですから、接種した人の細胞の遺伝子の中に組み込まれて、それはずっと残ります。
 ですので、絶えずこのタンパクが作り続けられることになります。
 したがって、過剰な抗体生産により、その免疫反応も、おそらくさらに強いものではないかと想像されます。


 さて、ここで、細胞の中での遺伝子の組み換えについて、もう一度考えてみたいと思います。
 運び屋ウイルスは、過去、さまざまな遺伝子治療などの実験に使われてきたもので、正体はよくわかっているのですが、ただひとつ欠点があって、それは「どこに DNA を組み込むのか、制御ができない」ということなのです。運び屋ウイルスの行動は、制御できないために、どこにコロナの DNA が組み込まれるか予測不能なのです。
アメリカの研究者が、同じ方法を使って、犬で遺伝子治療の実験を行った報告書があります。人間の遺伝子には、「ガンを促進させる遺伝子」あるいは「ガンを抑制する遺伝子」などがあるわけですが、そのすぐそばに組み込まれたことを発見したと報告されています。
 実験を繰り返していれば、がん促進遺伝子の中に組み込まれていたおそれもある。
 したがって、この研究者は、「実験に使った動物を、これから 10年くらい観察しなければ、安全性は確認できない」と論文の中で述べています。


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 ワクチン接種後2-6か月で中和抗体が産生されなくなることがわかってきたということは、mRNAワクチンの効き目が数か月ということです。体内でmRNAが分解されて消失してしまうまで数か月ということ。したがって、岡田先生が言及している「もしこの人工遺伝子が半永久的に残るのだとしたら…それは大変なことですね」というmRNAワクチンへの懸念はほとんどないことになります。
 アストラゼネカのDNAワクチンは遺伝子組み換えを起こすので、どの部位の組み換えが起きるのか制御できないために、組み替えられた遺伝子が複製されて受け継がれるのでリスクが大きいということになります。こういう医学文献はよくよく嚙み砕いて読まなければ、誤解を生じてしまいます。


*「#4569 効きすぎるmRNAワクチン:中和抗体価は60倍」

*臨床治験とわたしの関り
 エスアール・メディサーチは臨床検査の最大手SRLの子会社ですが、1997年1月にSRL社長だった近藤さんから1996年11月に特命で帝人との合弁会社立ち上げを指示されて作った会社です。創立当初の名前はエスアールエル帝人バイオ(略称STMでした)。
(わたしは経営をしただけで、医学の専門家ではないことをお断りしておきます。製薬メーカーとの検査試薬の共同開発はDPC社とⅣ型コラーゲン、塩野義の膵癌マーカーを学術開発本部スタッフであった2年間に開発部の仕事として担当したことがあります。検査機器にはとっても詳しいと思います。2年半担当していたのと、前職(産業用・軍事用エレクトロニクス輸入専門商社)で働いた6年間に、欧米50社の最先端の産業用・軍事用エレクトロニクス製品に精通しました。だから、臨床検査ラボの検査機器は理解が簡単でした。)
 SRL本社近藤社長からの指示事項は4つ。
①新聞に公表した97年1/14に合弁会社を立ち上げること
(合弁会社立ち上げプロジェクトが暗礁に乗り上げ、期限通りにスタートできないという結論になって、プロジェクトを何とかしろとSRL東京ラボに出向していたのをSRL本社に呼ばれたのです。2か月しかありませんでした)
②治験事業という赤字部門の合弁会社なので黒字にすること
③帝人と合弁解消をして株を引き取ること
④帝人の臨床検査子会社を買収すること
 以上4つを3年以内にやること。無茶な要求でしたから、「新会社の経営の全権をゆだねることと、期限通りに全部やり遂げるためにやり方については一切任せてもらう」、こういう条件をつけましたら、近藤さん即答でした。「任せる」、プロジェクトへの初参加のために1年半ぶりにSRL本社へ行ったときに、外出する近藤さんとエレベータ前で偶然出会って、3分ほどの会話で決断しました。慶応大学医学部出身のインテリなのに、太っ腹でしたね、近藤さん。(笑)
 社内ではこんな仕事を期限内にできる人材は他にはいませんから、当然のご指名でした。難事件の解決を任されるテレビ番組「相棒」の杉下右京みたいです。SRLへ転職した1984年からそういう暗礁に乗り上げている仕事が次々に回ってきました。経営統合システム開発、輸入検査試薬の実務デザイン、投資及び固定資産管理システム実務デザインと開発、臨床検査項目コードの標準化のための産学協同プロジェクト(日本臨床検査医学会臨床検査項目コード委員会櫻林教授と臨床検査大手6社)の提案とキック・オフ、慶応大学産婦人科ドクターたちとの出生前診断トリプルマーカ―日本人基準値制定に関する産学共同プロジェクトのマネジメント、赤字臨床検査子会社の経営改革、臨床検査会社の経営分析と買収交渉など、失敗したことがありませんでした。(笑)
 帝人本社との交渉を含めて2年10か月で四条件すべてクリアしました。
 そういうわけで99年9月末まで帝人との臨床治験合弁会社の経営を担当していましたから、臨床治験や前臨床分野に関しては多少の知識と経験があります。世界中の大手製薬メーカとお付き合いがありました。SRL社は業界ナンバーワンなだけでなく、仕事がとっても面白い会社なんです。


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コメント 2

tsuguo-kodera

 とても参考になる記事の投稿をありがとうございます。

 ファイザーはまた年末に打つことになるでしょう。効かないということは安全ということでしょうが、インフルの予防注射との関係が分からず、今度は迷うところですね。でも私はインフルは怖くなく、たぶんファイザーを打てるなら打つでしょう。

 アストラゼネガの副反応は強いようですが、理由が分かりました。なるほどウイルスなのですね。でも副反応の確率は他に比べれば高いと言っても、大したことはないと私は思いました。可能なら1度アストラゼネガを打ちたいと思います。
 DNAに組み込まれる場所が分からないということは確率的でしょう。もう私の余命は10年ありません。たとえガンを促進する場所に組み込まれても今の生活をしている限り、余命よりは長生きできそうです。
 予想通り、アメリカの平均寿命は2年半ほど短くなったようですね。イギリスも同程度では。EUの他の国はそこまで短くはならなくても1年ほど短くなるのでは。
 インドや南米はもともと長寿国ではないのでは。あまり平均寿命は変わらないと私は予想しています。当たるも八卦。
 そこで日本の平均寿命はどうなるか。私は以前このコメント欄に伸びると予想したはずです。今も変わっていません。コロナは日本の高齢者の恩恵があると言えるか。でもますます貧乏で長生きの国、何を楽しみに今の働く世代が長生きするのか、私は全く予見できません。酷い社会になるのかも。やはり国の基本は経済です。
 良い時に団塊世代の前の人は生きて死ねるということでしょう。どうやらギリギリ間に合いそうです。ありがたや、ありがたや。
 
by tsuguo-kodera (2021-07-24 12:15) 

ebisu

koderaさん

お暑うごさいます。
COVID-19で死ぬ確率>アストラゼネカDNAワクチン副反応で死ぬ確率

確率を比べたら、打った方がいいとのkoderaさんの判断は正しい。確率はともかく、判断は自己責任ですから、どちらの選択もあり得ます。

でも薬事行政としてはアウトです。

アストラゼネカのDNAワクチンを5000万人に打ったと仮定しましょう。今後30年間にどれだけの人が遺伝子のランダムな組み換えで癌を含むさまざまな病気を発症するか推定できません。類似のデータがないからです。100万人かもしれないし、500万人かもしれません。誰にもわかっていないのです。
だから臨床治験が必要ですが、十分な臨床治験をDNAワクチンで実施したら、認可は30年先になるので使い物になりません。そういうリスクのとても高いワクチンなのです。
自分の孫には絶対に打ってほしくない。

別の見方もできます。3700万人の老人にワクチン接種しなくても亡くなる老人はどんなに多くても2万人にはなりません。
そしてデルタ株は感染力が強くはなっていますが弱毒化している可能性が大きい。死亡率は劇的に減少しています。それが標準治療が定まったせいなのか、弱毒化なのか、これもまだデータがありません。
とにかく、死亡率は劇的に下がったのですから、老人には接種せずとも大した数は死にやしません。3699万人には無駄だということになりませんか?
若い人で、エッセンシャルワーカーに優先接種したらいい。アストラゼネカのワクチンは若い人にはいけませんよ。DNA組み換えが起きるし、その成分すら公表していないのですから。

お読みになった読者のみなさんは、どうぞよく考えて判断なさってください。
by ebisu (2021-07-24 15:49) 

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