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#4476 さいはての 駅舎の灯火 永遠にあれ Feb. 3, 2021 [A8-1 短歌・俳句・川柳もどき]

 FB上に「根室人」というグループがあります。そこへ「花咲線を守る会」のメンバーの鈴木さんが、すてきな写真をアップしているので、ご紹介します。

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 いまにも雪が降りだしそうな空模様、最果ての町の駅舎に灯がともっています。帰る場所に明かりがついているっていいですね。
 思い返せば、国鉄民営化で北海道JRを単独の会社にしたときから花咲線は廃線が決まっていたようです。北海道JRを切り離せば単独で採算が合うわけがありませんから。日高線はとっくに青息吐息、そして根室本線の終端の駅舎も消えます。百年先に残っている駅舎はあるのでしょうか?市民の集いの場として建物と線路300mを保存するなんて言うことはありうるでしょうか?
 いずれはなくなる運命だからこそ、この駅舎の冬の灯火(ともしび)がいっそういとおしくなります。
 この駅舎の灯が消える光景は見たくありませんね。釧路へ行くのに鉄路を利用せずに車で出かけています、市民が利用しなければなくなってしまうのはモノの道理です。理屈はそうですが、寂しいというキモチはまた別です。そういう願いを込めた一句。

 さいはての 駅舎の灯火 永遠(とわ)にあれ

 鈴木さん、ある日の吹雪の翌朝、東根室駅のプラットフォームと階段周辺の除雪作業をお一人で坦々とされていました。写真の掲載の許可をいただきました。


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