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#4277 根室市議会定数削減是非の市民意見募集 June 27, 2020 [89.根室の過去・現在・未来]

<更新情報>6/28朝9時 市役所職員不正採用について追記

 6/18の北海道新聞に「議員定数の市民意見 削減是非、人数 特別委が9月結論」という記事が載っていた。どうしようかなと、数日間迷っていたが、急に思い立って午前中に1時間ほどかけて意見書を作成し、昨年9月の学力テスト総合Aの釧路・根室管内18校データを添付して、根室市議会事務局へ送信した。


 市議会定数は18人、現状維持派の主張は「議会のチェック機能、市民の多様なニーズを行政に反映させる機能を維持するため」ということにあるらしいが、はたして過去15年間市議会による市政チェック機能は何度果たされたのか、また町の将来にかかわる具体的な政策提案が何回なされたのか、わたしが知りえたチェック機能は明治公園の再開発計画をストップした1例のみ。それもさらに規模を大きくしたような市民総合体育館建て替えを含む案がいま検討されているようだ。人口が激減(毎年600人のペース、人口比で見たら釧路市の2倍の速度)しているのに、利用者が増えるわけもない。メンテナンス費用が増えて将来困るだろう。


 市立根室病院の赤字額は17億円前後だが、2019年度は3千万円の赤字と市の広報に載っていた。公的会計基準での公表はやめて、企業会計基準でその経営実態を報告してもらいたい。事実を見ないでどうする。市議会で企業会計基準で市の広報に掲載しろと決議すればいいだけ。


 市議会が市政チェック機能を果たしていたら、市民から削減要求なんて出るはずもない。果たしていないから、過去に2度も市民運動で削減要求の署名活動がなされて、定数削減要望書が出されている。
 定数を3人減らして、市政チェック機能をちゃんと果たしたら、市民の考えも変わるに違いない

 たとえば、人口減対策と称して移住促進に予算を投じているが、どこにいくら投じて何人移住したのかの報告すら聞いたことがない。プランがあったら、計画通りに行ったかどうか、チェックがあって当たり前です。根室市は釧路市に比べて、人口比で2倍の速度で人口が減っています。50年前には中標津町の約3倍の人口だったが、今やほとんど一緒だ。周辺地域に比べて人口減少が激しいのは水産業が衰えただけではない、他にも理由がある。根室の旧弊・悪弊が連綿として続いている。市役所職員の不正採用もそのなかの一つだろう。

 市庁舎の建て替えについて、小中学校統廃合をすれば耐震改修済みの旧校舎がいくつも空き家となるが、そこをリハウスすれば10-15億円で立派な庁舎ができるし、氷見市がそういう例を示してくれている。調査にすら行ってないではないか。建物を新築したら耐用年数は50年、半分経過したころの2045年には根室市の人口は1.5万人を切っている4.5万人のときに建てた現庁舎よりも大きい新庁舎がどうして必要なのか合理的な説明がない。ここでも市政チェック機能が果たされているとは思えぬ。小学校をリハウスして25年使い、それまでに建設積立金を積んで、人口に見合ったコンパクトな新庁舎を造ればいいではないか、なぜそういう議論が市議から出てこないのだろう?
 「〇〇市民委員会」方式で、重要課題を検討し、市側の計画をオーソライズしているがこれはやめてもらいたい。中標津町は作業部会をテーマごとに立ち上げて、町民自由参加で町の将来ビジョンを作成している。「委員会」方式は12人の委員のうち10人が市のほうから任命され、公募委員が2名というのがあたりまえになっている。閉鎖的な諮問委員会方式での議論はやめよう、ろくな結論になっていない。オープンな場で、市民自由参加で何度も議論を重ねよう。これも市政チェック機能と具体的な政策の提案機能に含まれるのではないですか?

 教育問題に関しては釧路根室管内18校の昨年9月実施の学力テスト総合Aでは根室市内の3中学校が最下位グループを形成している。そうした具体的な数値をもとに市議会文教厚生常任委員会は議論をし、具体的な提案をしたことがありますか?根室の中学生の学力の現状データを見てください。昨年9月の学力テスト総合Aでは釧路根室管内18校で最下位グループを根室市内の3中学校が形成しています。根室市議たちは高齢化が進んで、小中高生の子どもがいないので、教育に関心がわかないのではないですか?町に将来を左右するのは子どもたちの教育にあることに異論のある市議はいないでしょうね。でも、さっぱりです。

 釧路市議たちは学力問題で超党派の組織を立ち上げて「基礎学力保障条例」を制定し、子どもたちの学力向上目指して市議会で激しい議論をしている。学力問題に強い危機感を感じているから、元釧路市議会議長月田光明さん、金安潤子市議、公務員アワードを受賞したことのある大越市議などが継続して教育改革の旗を振っています。

 コネによる職員採用は一向に改まらぬようだ。こういうことは噂で広まる。学力の低い者が採用されれば周りには明々白々だ。一緒に市役所を受けた成績優秀な生徒が何人も落ちるのに成績がよろしくない者が事前の噂の通りに採用される。漏れ伝わってくるコネを使っての採用とは学力の低い者を職員として迎えるということ。こんなことをずっと続けているから、課題がたくさんあったも山が崩せないということになる。不正採用があるたびに採用されなかった学力に秀でた子どもたちはふる里に残ることをあきらめ、恨みに思う。そんなこころに変えてしまってはかわいそうだよ。その子には兄弟姉妹や友人や親や親せきがいる。関係者、つながりのある者たちがみんながそういう不正を知る。そういうことが何十年も積み重なっているんだ。それを根室の町の旧弊・悪弊とわたしは呼んでいる。
(こういう職員採用に関わる不正は「噂」だけではブログに書かない)
 
不正に関わっているのは幹部職員であるが、自浄作用はないから市議会がチェックするか、新たな職員採用方法を提案するしかない。
 こんな幹部職員が何人いるのだろう?市役所は大丈夫か?職員採用不正をやっている幹部職員たちが予算執行で不正をしていない保証があるのか?
 市立病院建て替えのときには一番札を入れたジョイントベンチャーに仕事は回らなかった。当時の市長や副市長(現市長)が幹部職員を集めて緊急会議を開き、競争入札を覆して2番札だった市役所御用達業者へ落札している。札幌市でそんなことが起きたら大事件だろう。地域に根差した北海道新聞根室支局が大きくとりあげなかったのか不思議だった、いまもってその理由がわからない。地元経済界と利害関係の強い根室新聞が取り上げられるはずもない。「オール根室」という閉鎖的な村社会が根室の癌。

 ところで、管内4町(別海町、中標津町、標津町、羅臼町)は共同で職員採用試験をしている、そこに根室市も参加したらいい。そうすれば根室市役所の幹部職員による職員採用不正はできなくなる。
 なぜ、職員採用に関わる不正が許せないかというと、身近にそういう不正が横行していることを知った同期の高校生たちが根室という町に愛想をつかすからだ。市民意識調査をやっても、故郷の町に住みたくないという住民の割合が中標津町にくらべてずっと多い。ほんとうに罪が重いと思う。市議の諸君も噂はなんども耳にしているだろう。そろそろ市政チェック機能や提案機能を果たしてもらえないだろうか?

 根室市議たちが市政チェック機能をしっかり果たし、データに基づいた具体的な提案をするようになれば根室市は住みやすい町に変わる。市民から市議定数削減要望がでなくなるくらいしっかり仕事してもらいたい

 10箇条ほど項目を並べて、午前中に市議会事務局あて送信しました。



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