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#4167 英作文問題:メール送信方式開始 Jan. 15, 2020 [49-4 英作文トレーニング]

 英作文問題をメールで出題する方式を昨日(1/14)から試しにやってみている。毎日5題、送信して、家でやるか、学校の休み時間にやってくる。塾では答えのチェック、英語の偏差値が70以上の生徒には5分程度で解説が充分間に合うことが分かった。問題文を黒板に書いて、それから問題を解かせて解説すると、いままでは10-15分かかっていた。
 塾へ来る都度、英語授業のときだけでなく、数学の授業の前にもやるから、時間の節約がしたかった。

<英語アレルギーの治療>
 他の高2の生徒5人にもラインで「英作文トレーニンググループ」をつくり、問題を送信するシステムにした。塾が休みの水曜日を除くと、4回×5題=20題/週、のペースである。分量としては充分だろう。レベルは「NHKラジオ英会話」、英語の偏差値が70を超えている生徒にはちょうど好いが、苦手な生徒にこのレベルの英作文は無理。ヒントを与えて、試行錯誤させなければならないから、30分くらいかかるだろう。そんな時間は授業中に確保できない。
 英語が苦手な5名は、自分の学力に合わせて問題を選別してやってよいことにした。日本語を英語の語順に並べるところから、やらないといけない。やっていくうちに、効果的なやりかたがわかってくる、かれらの英語力にチューニングした英作文指導法がやっているうちに固まってくる。試して効果がありそうなことはどんどんやってみるに限る。やりながら、反応を観察してやり方を修正していけばいい。
 2時間10回、高3教科書を使って文型解説した特訓授業で文型に慣れたろうから、文型を橋頭保に作文できる範囲から始めるのがいいのだろう。相乗効果を期待したい。
 音読トレーニングは自分がよいと思うCD教材を選んで、家でトレーニングしてもらうことにしているのだが、やっている気配がない。個別指導で音読トレーニングはできない、他の生徒がいるから学習の妨げになる。個別指導の欠点である。いままでは、音読指導したい生徒は学校が終わったらすぐに来てもらい、個別に30分ほどやっていた。子音の発音を矯正しないと、いつまでも英語にならない。塾が休みの水曜日に、ときどき2-5人の集団で90分の特訓授業を組むのがよさそうだ。


 英作文の解答と解説は3日ぐらい後で送信する。問題と解答にはそれぞれメールのタイトルに「英作文問題#001」「英作文解答#001」という風に付番しておく。問題を創るときに解答も同時にWORDで作成して、あとで、メールにコピペして、配信すればいいだけ。
 毎日英作文問題にチャレンジする習慣とたくさんの量をこなすことで慣れるのが目的だ。

 これで、長文読解と英作文トレーニングの体制が整う。「鬼に金棒」すなわち、「読解に英作文」、英語が苦手な生徒も両方やることに慣れてもらう。これにCDを利用した音読トレーニングが加わると、ベストな学習方法になるが、そこは生徒の自主性にゆだねるしかない。おんぶにだっこでは自立心が育たぬ。

 英語が苦手な生徒に昨年10月から2時間10回、高3の教科書を使って、全文・文型解説しながら、冠詞に配慮しつつ特訓授業をした。特訓が終わってから、それまで得意の数学しか勉強しなかった生徒たちが、進んで英語の問題を解いていることが多くなった。4年半の長患いである「英語アレルギー」がとれたのだろう。(笑)
 中学3年間で英語が苦手になった生徒は、独力で「英語アレルギー症状」から脱することができない。英語の勉強の仕方がわからないのである。高校生になってもずっとそのまま、卒業するまで苦手のままがほとんど。ところが、特訓授業で、英語が少し理解できるようになると、言われなくても自分からやるように変わることが分かった。英語も数学と同じで結構面白いのだ。
 「読み・書き・算盤」という言葉の通り、「読み」の次は「書き」であるから、英作文トレーニングも大人の手助けが必要だ。高校生たちは全員スマホをもっているから、それを利用しない手はない。好い手を思いついた。しかし、毎日問題を発信し続けるのはなかなかたいへんだから、とりあえず1か月やってみて、その後のことを考える。(笑)

 高校1年生は3か月ほど期間を置いてから、スタートさせる。四月から英語が苦手な高校1年生が揃うので、文型中心にした簡単な英作文トレーニングからはじめるつもりだ。シンプル・センテンスで英文を書き、節構造にしてつなぐ、それを句構造に書き換えるような作業を坦々とやれば、簡単な英文が書けるようになる。書くスキルは読解力アップにも寄与する。200文例くらい音読トレーニングで丸暗記したっていい、英語力アップの要点は、知っているだけでなく使えるレベルの英文を増やすこと、やり方はいろいろあるから自分にあったやり方を見つけたらいい。
 塾としては、独力で勉強を始めるきっかけを提供したい。新高1年生には四月から教科書を使った特訓読解トレーニングを毎週水曜日に2時間10回やる予定である。ほうっておいたら、数学の勉強ばかりすることになりそうだから。(笑)

 自分の弱点の分野を単元別に検索すれば、ユーチューブで無料の授業をみることができます。ソースはたくさんありますから、お金をかけなくても工夫次第です、好い時代になりました。

 最近の根室の中学生の学力状況は#4099の通り、根室高校の進路実績も道外私大進学が10年前の1割まで減って振るいませんが、そろそろ下げ止まってもいいころではないでしょうか。苦手の科目のアレルギーがとれて勉強する生徒が増えることを期待してます。
 
*#4099 学力テスト総合A「18校科目別データ」 Oct. 11, 2019
https://nimuorojyuku.blog.ss-blog.jp/2019-10-11


 *根室高校平成30年度進路実績
http://www.nemuro.hokkaido-c.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=3103
http://www.nemuro.hokkaido-c.ed.jp/index.php?page_id=31

*#4168 根室高校進路実績H27-30年度比較 Jan. 16, 2016
https://nimuorojyuku.blog.ss-blog.jp/2020-01-16



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