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#4107 教育講演会10/22・4時から市総合文化会館:鶴羽佳子 Oct. 19, 2019 [55. さまざまな視点から教育を考える]

 標記講演会が根室西ロータリークラブ(平賀禎彦会長)主催で開催されます。講演タイトルと日時と場所は次の通りです。
●「子どもの自立と地域課題を解決できる対話力とは
●日時:10月22日火曜日 午後4時から
●場所:市総合文化会館


 鶴羽佳子さんは、北海道教育委員会・委員、フリーアナウンサー、札幌国際大学講師です。講師は美人ですから教育問題に関心のない人も出かけて、現役のフリーアナウンサーの話術に酔いしれてください。(笑)
 教育は子どもたちと根室の未来に大きな影響があります。この講演会で鶴羽さんは「地域課題を解決できる対話力」をテーマに挙げています。

 昨日、柏陵中学校の学力テストBの結果票を見ました。この学校はかつては根室の市街化地域の3校では一番生徒の学力の高かった学校でした。柏陵中学校の生徒たちの学力テストの結果データをみると、根室の教育の荒廃ぶりがわかります。五科目合計点の平均値が(300点満点)が108.8点、国語31.1点(各科目60点満点)、社会24.9点、数学13.3点、理科18.9点、英語20.8点でした。
 五科目合計点が80点以下は65人中27人、41.5%を占めています。
 数学がこんなに低いのは、わたしが根室へ戻って2002年11月に小さな塾を開いてから、初めてです。受験した65人の生徒の中で25人が5点以下です。38.5%を占めています。生徒3人に一人が5点以下です。成績上位層は根室から出ていき、ほとんど戻りません。根室を支える主力は成績中位そして下位層の生徒たちです。その平均値が著しく下がってしまっています。
 五科目合計点が80点以下の生徒は、就職できても上司の話が理解できないでしょう。学校の授業はもちろん理解できません。できないから80点以下なのです。高校生になっても予習ができません。教科書を読んで理解できないからです。国語の点数が20点以下の層が18人います、27.6%です。四人に一人が高校生になって教科書を読んでも理解できない、もちろん中学3年生のいまもできません。このような学力では、将来「地域課題を解決できる対話力」なんてもてるはずがありません。
 根室高校では来年から普通科2年生が数Ⅱ科目が選択制になります。このことは根室高校普通科の1/3がかつてあった根室西高校以下の学力レベルになることを意味しています
 子どもたちの学力は低下し続けて、深刻な状況です。大人たちは大丈夫かでしょうか?市立病院建て替え問題、毎年17億円の市立病院経営赤字問題、明治公園開発問題、市庁舎建て替え問題、そして教育問題、弊ブログで13年間4100本の記事をアップしてきましたが、じつに閉鎖的、根室の大人たちから対話力消滅がしてしまったかのような寂しい感じがしています。つねに閉鎖的な「市長の諮問委員会方式」での重大事の決定、ほとんどの市民が参加できません。公募するのは十数人の委員のうち2人のみ。結論ありきの誘導委員会、こんなことを続けているから、優秀な若者が根室の町に希望を失い、あきれてしまって根室に戻ってきません
 根室高校を卒業したら、首都圏の大学へ進学して、十年以上仕事をしてから視野を広げてもどってくる根室っ子がいて、地元でずっと生活している根室っ子たちと協力しないと、視野が狭すぎて地域課題の発見も課題解決もできません。対話力を失っているのは子どもたちだけではありませんよ、根室で実権を握っている50代60代の大人たちがまさしくそういう状態です
 ぜひ鶴羽佳子さんの講演を聴いて、教育問題に関心を高めてください。自分たちの町は自分たちでなんとかするしかないのです
 柏陵中学校の学力テスト総合Bの結果は、別途項を改めて取り上げます。



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